劇中の描写
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「ザ・フォーリナー/復讐者」の記事における「劇中の描写」の解説
北アイルランド問題 劇中では北アイルランドを巡るイギリスとアイルランドの対立の明暗が描かれている。例として、とある登場人物の家族を過去に殺したアルスター義勇軍 (UVF) の暗殺部隊のメンバーが、政治的妥協によって生きたまま逮捕され、刑務所内で生きながらえているうえ、通信教育で大学生になっているという「厚遇」が描かれる一方、過激派組織のアジトを特定して突入した警察の対テロ特殊部隊が、負傷するも唯一生きているテロリストに対し、爆破テロを阻止するためとはいえ拷問を行ってテロの情報を聞き出し、テロの阻止後には特別な思惑から、そのテロリストを逮捕せずに射殺するという場面がある。 なお、原作が出版された1992年には北アイルランド紛争は継続中であったが、1998年にベルファスト合意に基づいて和平合意が行われており、2017年の映画公開時点では紛争はすでに終結しているため、映画公開時の現実には即していない描写となっている。 ベトナム共和国陸軍特殊部隊 主人公のクァンが過去に所属していた部隊として、劇中に登場するアメリカ陸軍省名義による彼に関する資料の中で、触れられている。また、この資料の中では「ARVN」や、「捕虜とされた(CAPTURED)」との記載もあり、さらにクァンが傷の治療のために上半身裸になった際にいくつもの切り刻まれた傷跡があることから、彼が捕虜となった後で北ベトナム側から苛烈な拷問を受けていたことが示唆されている。なお、劇中ではクァンの古巣について「米軍特殊部隊」とも記載されているが、ベトナム戦争当時のARVNは同盟国軍のアメリカ陸軍側から派遣された軍事顧問の援助を受けており、劇中での表現は決して間違ってはいない。ただし、劇中ではクァンの出身地について「中華人民共和国の広西チワン族自治区」と記載されており、どのような経緯でベトナム共和国陸軍特殊部隊に入ったかについては説明されていない。 なお、原作での主人公はニューエン・ニョク・ミンという中国系ベトナム人で、ヴェトコンのゲリラ兵として殺人技術を身につけたが、父を内輪もめで殺されたことをきっかけに南ベトナム軍に投降する。その後はアメリカ軍の特殊部隊で活動していたが、「戦争が終わったらアメリカに逃してやる」という約束がアメリカ軍の撤退時に反故にされ、北ベトナム軍の捕虜になって拷問される。数年後に家族と再会し、亡命しようと海上へボートで出たところをタイの海賊に襲われて13歳の双子の娘たちを目の前でさらわれ、自分も撃たれたという設定である。
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劇中の描写
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第1話で、将軍ダゴン率いるガルマン・ガミラス帝国東部方面軍第18機甲艦隊と、ラムのバース星艦隊は太陽系近くで艦隊戦を繰り広げる。バース星艦隊は、惑星破壊プロトンミサイルを使用したガルマン・ガミラス軍に大敗を喫した。ちなみに、この戦いの流れ弾が太陽に突入し、太陽の核融合異常増進を招くことになる。 第2話 - 第3話、バース星艦隊とガルマン・ガミラス軍第18機甲艦隊はバース星近くで艦隊決戦を行い、惑星国家バースはガルマン・ガミラス帝国に事実上敗北した。ガルマン・ガミラス軍第18機甲艦隊は、その勢いで地球連邦が宇宙開発をしているケンタウルス座アルファ星の第4惑星を攻撃するが、バース星残存艦隊はその背後に奇襲をかける。しかし、戦況はバース星艦隊が不利のままで、両軍とも太陽系内空域に小ワープし、戦闘を続けた。 第5話 - 第6話、バース星艦隊で唯一生き残った、旗艦ラジェンドラ号は、大破して太陽系に漂着する。宇宙戦艦ヤマトの好意で海王星の宇宙船ドックで食料・燃料の補給と機関の修理を受けるが、追跡してきたガルマン・ガミラス軍第18機甲艦隊によって撃沈される。ヤマトも戦闘に巻き込まれ、ガルマン・ガミラス帝国と対峙することになった。 第11話 - 第12話、ヤマトはバース星近辺に到達し、警備隊長レバルスのボラー艦隊は威嚇攻撃を加える。ラムの打電でラジェンドラ号を助けた艦がヤマトであることを知っていたレバルスは、古代進の通信によって誤解が解けた。ヤマトを艦体点検と植物採集のため、ボラー星に3日間寄港することを許可し、総督ボローズも歓迎する。 しかし、ボラー連邦から移送されたシャルバート信者を中心とした流刑者が、シャルバート星に向かうことを目的にヤマトを占拠したことで状況が一変する。この囚人達がボラー側に拘束された際、古代はレバルスに対し、寛大な処置をとるようボローズに頼むよう話した。バース星に艦隊を引き連れ状況視察に赴いたボラー連邦首相ベムラーゼは、シャルバート信者の処刑を指示したため、古代の願い虚しく処刑が執行された。 この出来事で古代とベムラーゼは口論となり、ヤマト(地球)を敵国と決め付けたベムラーゼは、表敬に来た古代達とヤマトを捕らえることを命令する。その後、閲兵式を謁見していたベムラーゼは、古代たちの始末に手間取っている警備隊を見て、ボローズにヤマト撃滅を命令。バース星に駐留していたボラー艦隊はヤマトと一戦交えるが全滅。 ベムラーゼは、自分に逆らうヤマトとボローズの不手際に怒り、「あのような醜い星は二度と見たくない」と発言。ボラー艦隊は多数の惑星破壊プロトンミサイルを発射し、ヤマトもろともバース星を消滅させようとする。ヤマトにミサイルをかわされたが、ミサイルはバース星に全弾命中。ボローズをはじめ多くの味方を巻き添えとなり、バース星は破壊された。
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