映画公開
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映画『ジゴマ』は福宝堂が横浜の貿易商ニーロップ商会を通じて買い付けて、『探偵奇譚ジゴマ』の題で1911年11月11日に浅草の金龍館で封切られ(弁士加藤貞利)、封切り当初から大評判となる。劇場には観衆が殺到し、客を舞台に上げるほどだった。これは日本における洋画の最初のヒットともなった。当初は犯罪映画であるために上映を控えていたところ、便船が途絶えた都合でかけてみたところ大当たりをしたが、あくどい犯罪シーンに初めて接した日本の観客の中には、恐怖で悲鳴をあげる者もいた。 福宝堂はシリーズ第2弾として、女賊の活躍するまったくの別作品を『女ジゴマ』の題で同年12月から公開、これも大ヒットとなり翌3月まで上映された。第3弾には『ジゴマ後編』(公開時は『ジゴマ続編』)を5月から公開。『ジゴマ』『女ジゴマ』も再映され、続いて第4弾として6月に類似の凶賊と探偵の対決もの『悪魔バトラ』、第5弾として10月に女賊ソニヤの活躍する『ソニヤ』を公開する。
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