劇中の心得の条のナレーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:23 UTC 版)
「大江戸捜査網」の記事における「劇中の心得の条のナレーション」の解説
当番組『大江戸捜査網』が有名となって、人気の出る切っ掛けにもなった、“隠密同心 心得之条”は,三船プロダクションが、時代劇の撮影を終了をする日活から、製作を引き継いで撮影がされた第3シリーズで、下手人である被疑者の処へ出向く際の道すがら、行進の場面を取り入れた事に依って、此の場面にアナウンスが開始されたものである。此れ以前に日活製作による第1シリーズと、第2シリーズでは、“隠密同心 心得の条”がまだ創られておらずアナウンスは行われていなかった。第3シリーズで創られた“隠密同心 心得之条”は、以下の3通りである。『隠密同心 心得之条〈其之壹っ;そのひとつ〉我が命我が物と思わず 武門之儀 飽くまで陰にて 己の器量を伏し 御下命 如何にても果す可し 尚 死して屍拾う者無し 死して屍拾う者無し 死して屍拾う者無し』の文言で、此の“隠密同心 心得之条”が此れ以降にも多く使われる様になる為に、冒頭に着いていた“『隠密同心 心得之条《其之壹っ》我が命我が物と~…』此処の《其之壹っ》が取り除かれる事となって、其の後の部分が第3シリーズの最終回迄アナウンスされ続けられていた。この他の物は、第3シリーズでの杉良太郎編のみで流された“隠密同心 心得之条”が2通り存在していたのだが、いずれも1話1回限りづつ流されていた珍しい物である。「隠密同心 心得之条 其之弐っ(そのふたつ)およそ悪はその実態を見極め その根源を断つべきこと 虎穴に入らば 己の肉を斬らせ しかる後 敵を倒すべし この定め 忘れることなかれ」(第2話(通算第106話))「隠密同心 心得之条 其之參っ(そのみっつ)行動は風のごとく速やかに いかなる窮地に陥るも みだりに狼狽することなく 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし 一度 決すれば 必ず敵を斬るべし」(第5話(通算第109話))
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