無限城編(16巻 - 23巻)
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「鬼滅の刃」の記事における「無限城編(16巻 - 23巻)」の解説
無惨は産屋敷邸を突き止め、耀哉の命を奪うべく、深夜に来訪する。死病を気力で生き永らえていた耀哉は、自らを罠にして屋敷を爆破。未知の血鬼術を持つ伏兵の支援のもと、珠世が無惨に「鬼を人間に戻す薬」を吸収させる。さらに悲鳴嶼が追い打ちをかけるも、無惨は絶命しない。お館様の緊急事態に、炭治郎や柱たちも続々と集結し、弱体化中の無惨へと総攻撃を仕掛ける。夜明けまでの持久戦に持ち込めるかという状況で、鳴女によって鬼殺隊全員が無限城へと落とされ、鬼殺隊と鬼たちの総力戦が始まる。鬼殺隊は禰󠄀豆子を隠し、愈史郎が通信網を張り、お館様を継承した産屋敷輝利哉が指揮を取る。無惨は戦いを鬼たちに任せ、肉繭に籠り解毒を試みる。 vs新上弦の陸・獪岳(17巻) 善逸は兄弟子の獪岳に遭遇、獪岳は鬼に堕ちていた。互いに罵詈雑言を浴びせあう中、善逸は獪岳の雷の呼吸と血鬼術が混ざった攻撃を受けてしまう。善逸は意を決し、独自の「漆ノ型」で獪岳を滅す。 vs上弦の参・猗窩座(17巻 ー 18巻) 炭治郎の気配を感じ取った猗窩座が出向いてくる。猗窩座は炭治郎の成長と義勇の強さを絶賛し、さらに杏寿郎を「あの夜死んでよかった(=お蔭で炭治郎が成長した)」と侮辱する。義勇は痣を覚醒させ、炭治郎は殺意を気取らせないという新技で猗窩座の頸を刎ねる。それでもなお、猗窩座は斬首すら克服して戦闘を続行しようと喰らいつくも、人間時代の記憶を取り戻し、己の虚無を理解して自害を選ぶ。 vs上弦の弐・童磨(18巻 ー 19巻) しのぶは姉の仇である童磨に遭遇した。しのぶは童磨を倒すため次々と毒の刃を突き立てていくが、童磨は意に介しない。しのぶが死力を尽くした攻撃も童磨には効かず、敗死してカナヲの目の前で吸収される。 カナヲと童磨はそのまま戦闘にもつれ込むが、その最中に伊之助が乱入する。伊之助の素顔を見た童磨は、記憶から「伊之助にそっくりな女性」を思い出し、それが伊之助の母親であると断定する。童磨は伊之助の母も殺していたのである。カナヲと伊之助は、仇への憎悪に燃える。殉職したしのぶの仕込みを後押しする形で、カナヲと伊之助は童磨を斬首し、撃破。 vs上弦の壱・黒死牟(19巻 - 21巻) 鳴女の術は、鬼殺隊を分断する。黒死牟の部屋に、無一郎、玄弥、実弥が次々送られ、黒死牟が振るう「月の呼吸」の剣技は、彼らをたやすく一蹴する。絶体絶命の危機に悲鳴嶼が乱入し、「上弦の壱」対「鬼殺隊最強」の幕が切って落とされる。悲鳴嶼は命を代償に痣を発現させるもなお力およばず、満身創痍の鬼殺隊は4対1で黒死牟に挑む。玄弥の血鬼術で身動きを止め、柱三人の痣・透き通る世界・赫刀の総攻撃により、黒死牟を撃破。この時、無一郎、玄弥が死亡する。 継国縁壱(幕間) 「日の呼吸の剣士」継国縁壱のエピソード。竈門炭治郎の血の記憶に刻まれ、黒死牟と鬼舞辻󠄀無惨が回想する。縁壱は無惨と邂逅するも仕留め損ね、縁壱を恐れた無惨は姿をくらます。縁壱はかつて鬼から助けた竈門炭吉のもとへ向かう。数十年後、老いた縁壱は鬼になった兄と再会するも、斬る寸前に寿命尽きて生涯を終える。縁壱の呼吸と型は滅んだと思われていたが、竈門家で神楽として伝承されていた。 vs鬼舞辻󠄀無惨(21巻 - 23巻) 隊士たちは無惨の肉繭を包囲するが、解毒を終えた無惨は彼らを喰い殺して恢復を果たし、鬼狩りの全滅を宣言する。炭治郎と義勇は無惨と戦うも、無惨は圧倒的に強かった。しかし愈史郎が鳴女を攻略したことで、無限城は崩壊し、鬼殺隊と無惨は地上に排出される。夜明けまであと1時間。 無惨は炭治郎に血を注入し、毒殺しようとする。剣士たちが無惨と戦っている間に、死に瀕した炭治郎は血の記憶から継国縁壱と日の呼吸の型を夢に見て、起き上がり再び戦いを挑む。また球世が薬に隠していた複数の効果が、無惨をじわじわ蝕む。無惨の逃走を封じ、ついに朝日が無惨を焼き、炭治郎と義勇が無惨にとどめを刺す。戦死者多数、誰もが満身創痍の激闘であった。 だが無惨は死の間際に、残る力の全てと己の想いを注ぎ込んで炭治郎を鬼の王に変える。鬼の王として覚醒した炭治郎は日光を容易に克服して剣士たちを攻撃するも、カナヲによって「鬼を人間に戻す薬」を打ち込まれる。炭治郎の中では、無惨の血と薬がせめぎ合い、最終的に炭治郎は人間として目を覚ます。無惨と鬼たちは滅び、鬼殺隊は活動を終え、炭治郎と禰󠄀豆子は家に帰る。 鬼のいない世界(23巻) 時は流れて現代・東京での、鬼殺隊の末裔の物語。
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