刀鍛冶の里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)
隠れ里に暮らす鬼殺隊の刀鍛冶達。全員がひょっとこ面を被る。 鋼鐵塚 蛍(はがねづか ほたる) 声 - 浪川大輔 演 - 佐藤祐吾、奥田夢叶 鬼殺隊の刀鍛冶。笠に幾つもの風鈴を下げたひょっとこ面の男。素顔は精悍で整っているが、後述の性格が災いして独身。37歳。 落ち着きが無い上に人の話を聞かずに一方的に喋るなど、自己中心的で非常に癇癪持ちな性格。分の刀に極めて強い愛情を持ち、炭治郎が激戦で刀を破損するたびに刃物を持って追い回す。技能は確かだがこれらの性格が災いし、剣士から嫌われて担当から外される事が多いという。 みたらし団子が好物で、差し出されると機嫌が治まり、両脇をくすぐられると大人しくなる。 幼少期から癖が強過ぎて両親がノイローゼになってしまい、鉄珍に預けられ育てられた。蛍という名は鉄珍による命名で、「可愛すぎる」と本人は嘆いている。 その後、刀鍛冶の里編では前述の出来事からへそを曲げ、炭治郎が直談判するために里を訪れた時は、癇癪を起こして行方不明になっていた。しかし、炭治郎が無一郎に説いた刀鍛冶の大切さを聞き、考えをあらためる。縁壱零式に収納されていた刀を研ぎ直す際には、戦争状態の周囲でさえ意に介さないほど、心身を集中させていた。 鉄穴森 鋼蔵(かなもり こうぞう) 声 - 竹本英史 鬼殺隊の刀鍛冶。26歳。 普段は落ち着きのある穏やかな性格だが、刀を傷つけられると語気がかなり荒くなる。鋼鐡塚の数少ない理解者であり、炭治郎に対して彼の心境を代弁する。鉛(えん)という名の妻がおり、仲が良過ぎて顔立ちが似て来たほどのおしどり夫婦。 担当の剣士は嘴平伊之助と時透無一郎。両名とも別の刀鍛冶が打った日輪刀を彼が引き継いで整備する事になった。破損した伊之助の二刀を修復するも、伊之助に譲渡した直後に伊之助が石を使って自分で刀を刃こぼれさせるという暴挙をされて激怒する。 小鉄(こてつ) 刀鍛冶の里の子供。戦闘用絡繰人形「縁壱零式」を作った絡繰技師の子孫。 自分の才能の限界を感じ、技師を諦めようとしようとしたが、炭治郎に激励を受け、縁壱零式で特訓をさせる。やると決めたらとことん追い詰めるなど、実は頑固でかなりの毒舌家であり、零式を用いた特訓の際も、人間の肉体の限界が分からないがために炭治郎が課題を突破しなければ、水も食事を与えないというスパルタな訓練を課した。 鉄地河原 鉄珍(てっちかわはら てっちん) 刀鍛冶の里長。小柄で言動が軽い好々爺で鋼鐵塚蛍の名付け親。 担当の剣士は甘露寺蜜璃と胡蝶しのぶで、彼女らの特性を最大限に活かす特殊な刀を鍛造した。 刀鍛冶の技術は里の中で最も優れており、刀を折ったことを反省する炭治郎に対し「すぐ折れるようなナマクラを作る方(鋼鐵塚)が悪い」と一蹴するなど高いプロ意識を持つ。 伊黒小芭内の刀を担当する願鉄(がんてつ)という息子がいる。 縁壱零式(よりいちぜろしき) 剣技訓練用のからくり人形。両耳には日輪の飾りがついている。かつて実在した剣士をモデルとしており、その剣士の動きをからくりで再現するため、六腕で六刀を持つという異様な造形をしている。経年劣化が激しく、ボロボロであった。炭治郎の修行で破壊されるが、機体内には戦国時代の縁壱の刀が納められていたことがわかり、鋼鐵塚によって研ぎ直され、炭治郎の刀となる。 鉄井戸(てついど) 時透無一郎の前任の刀鍛冶。故人。記憶障害となっていた無一郎を最期まで気にかけており、鉄穴森に遺言を託していた。
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