鬼関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:42 UTC 版)
鬼 他の生物を食べる事でその性質を取りこみ進化してきた種族。「鬼」とはエマ達が外見から便宜上つけた呼称で正式名称は不明。クローネは「連中」「奴ら」などと、ユウゴやルーカスは「人食い」と、ゴールディ・ポンドの子供達は「怪物」と呼ぶ。 取り込んだ遺伝子によって多種多様な姿になる。そのため容姿・体格に個体差があるが、指が6本で、顔の中央あたりの目の奥に核が存在し、その周りに目のような物が無数に存在する。種類も様々で、人型や獣型もいる。ムジカによると、1000年の間に鬼の姿は無秩序になってしまったとのこと。人間と比べてかなり鼻が利くようである。 個体差はあるが一般的に戦闘能力はかなり高い。ただし、かつて人間と鬼の争いでは鬼側が食べた人間以上の数の鬼が人間によって殺されていたとのこと。また、後述の再生能力を考慮しなければ人間と比べ戦闘能力が高いとは言えない鬼も存在する。作中では量産農園を襲撃して鬼達を銃火器を用いずに容易く殺す人間も登場する。 再生能力があり、普通の生物なら致命傷になるような攻撃を受けても死なない。ただし体内の核を破壊されると絶命する。核は原則的に1体につき1つだが、ごく稀に2つ核を持つ者もいる。また、目と視神経は回復が遅くどの鬼にとっても弱点である。再生は自動ではないらしく、また再生回数にも限度がある。 レウウィスは約束以前の人間と命懸けで狩り合っていた時代を懐かしんでおり、1000年以上生きる事も可能なようである。また、野良鬼・知性鬼問わず仲間の死骸を食べることがある。野良鬼 知性に乏しく言葉を話さない野生の鬼。知性鬼からは野良の下等種と呼ばれ、知性鬼の社会には属していない。 様々な種類がいるが、基本的に獣のような姿。体格は小動物程度からゾウ以上の個体まで存在する。大型で気性の荒い種類も多いが、仮面をつけず、また知性鬼のように極端に身体能力の高い個体はほぼいないため、弱点さえ知っていれば銃や弓矢でも倒すことができ、実力者であれば群れと遭遇しても対処できるレベル。 基本的にどの種も気性が荒く、常に集団で動き近くには必ず仲間がいる。獲物を見つければ仲間を呼び、一斉に襲い掛かって獲物をシェアする習性がある。 仕留めてしまえば仲間の鬼が銃痕諸共死骸を食べて消してくれる事もあるようだが、再生痕だらけの群れは知性鬼から見たら明らかに異常で、ユウゴと仲間はそれが理由で知性鬼に存在が気付かれゴールディ・ポンドに連れ去られる。 知性鬼 知能があり言葉を話す鬼。人間を最も好物とする生物。 人間を食べてその形状・知能を取り込んだ鬼が起源。しかし人間を食べ続けないと形状・知能を維持できないらしく、粗悪な量産肉しか食べていない下級鬼達は形状維持の力が弱まり、半年も人間を食べなければ野良鬼のようになってしまうとのこと。また、仲間の死骸を食べる事で一時的にその仲間の精神などを体に取り込む描写がある。 人型の者が多いが、獣型の者もいる。獣型の鬼の中には非常に鼻の利く種類もおり、エマ達の農園脱出と逃げた方角も把握していた。弱点である目を保護する、目が複数付いた角のある仮面を被る。体格は人間と差が無い者や成人の数倍もの背丈をした者もいる。身体能力は人間と比べても低い者から遥かに凌駕するものまで様々。その為、野良鬼とは比べ物にならないほど危険な存在。貴族クラスまでの知性鬼ならば人間でも数や戦略で対抗できるレベルのようだが、王族は別格で1000年前の人間と鬼が争っていた時代でも、どんなに人間が優勢であっても王族が現れると簡単に状況がひっくり返されたようである。 独自の文字・宗教・文明社会・階級制度などを持つ。階級は鬼の頂点を除くと、王、貴族、平民、その下といった区分となっている(その下には野良鬼が分類されるが、知性鬼の社会には属していない)。鬼独自の言語は、現在では鬼の中でも使えるものは少数となっているようである。 政治的には統一されておらず、いくつかの社会集団に分かれている。その中でも鬼の頂点を崇めるグループは、人間達と約束を締結し、人間農園を運営して食糧をまかなっている。人間農場では人間の世界から流れ込んだ高度な技術品が多く登場するが、鬼の町では機械類は見受けられず、人間と比べ文明レベルが低い様子が窺える。獲物を屠る際は儀程を行い、儀程を終えた肉は食べても良いという決まりがある。鬼達の会話によると、猫を食べる者もいるが、鬼から見てもゲテモノ食い扱いされる。鬼の市場の様子から人間以外にも多様な物を食べているようで、巨大なムカデなど現実には存在しない食材も多い。ソンジュによると、極稀に農園を襲って人間を盗む鬼が存在するらしく盗難が増えているとのこと。また鬼達の会話によると盗賊達は高級肉を食べたいものの高級農園は警備が堅いため、貴族への鬱憤晴らしとして量産農園を襲撃している。 ラートリー家など、鬼の世界と人間の世界を往来する人間が一定数存在し、その人間達は鬼から食べられる事は無く鬼と対等な立場にある。 ムジカとソンジュのように、教義上農園の人間を食べない「原初信仰」を信じる鬼も存在するが、異端な存在で極少数であり、鬼の社会とは離れて生活している。また、彼らは時に鬼独自の言語を使う。 儀程(グプナ) 鬼の伝統的な獲物の屠り方。神への感謝を込めて「ヴィダ」という吸血植物を獲物の胸に生きている間に刺す。 神に糧を捧げる意味合いがあり、花が開くと神が受け取ったとしてその肉を食べることができる。また、この作業は肉が長持ちさせるための血抜きも兼ねる。高級農園の食用児を屠る過程は、前述のように生きたままヴィダを食用児の胸に刺し、その後で衣服を剥ぎ取り液体の入った瓶に入れる。基本的に食用児は頭が下になるように瓶に入れられる。 儀祭(ティファリ) グレイス=フィールドの最上物と呼ばれる高スコアの食用児が鬼の頂点への御膳として捧げられるようである。 グランマの発言によると、作中の年においてはイザベラのプラント以外に最上物の基準を満たしている子供はおらず、彼女は最上物を無事に「出荷」することが期待される。 原初信仰 ソンジュとムジカが信仰する宗教。 狩猟以外で神が作り出した命を食してはいけないらしく、エマ達のように農園などで養殖された家畜を食べるのは教義に反するようである。鬼の世界では外の世界で生まれ育った人間の存在が確認されていないため、事実上人間を食べられない。ソンジュは教義に反しない形で人間を食べられる環境をエマ達に作ってもらうためエマ達を助けるが、その際2人はエマたちに宗教上の理由で人間を食べないと語る。 邪血の少女 人間を食べなくても人型の形状と知能を維持できる鬼。 その存在は700年前に確認され、彼女とその一族の血を飲んだ鬼もその性質を受け継ぎ人間を食べる必要が無くなるため、人肉管理で鬼の世界を牛耳っていた王と五摂家は、その存在を危惧し皆殺しにした。ムジカはこの一族の生き残りと思われるが、ソンジュは元は邪血の一族とは異なるようである。
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鬼関連
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鬼 桃太郎と何千年にも渡って戦い続けている存在。 自らの血液を用いて様々な能力を使用することができる。その特性上、人間よりもはるかに多い血液量を有する。 鬼同士で子どもを成した場合は必ず鬼が生まれる。人間および桃太郎との間に子どもを作ることもできるが、それぞれ鬼が生まれる可能性は五割ずつ。 生まれてから死ぬまでの間、自分が鬼であることを知らぬまま死ぬ鬼も存在するが、すべての鬼は死後の数十秒間だけは角が出現する。 鬼神 鬼の血の先祖であり、すべての鬼はルーツを遡るとすべて鬼神にたどり着く。 「炎」「水」「雷」「氷」「風」「土」「光」「闇」の属性を持ち、その能力を受け継いで覚醒させた鬼は「鬼神の子」と呼ばれる。 血触解放 鬼が脳内で強くイメージした情報をもとに、鬼の血液によって形成された武器や能力の総称。 鬼の持つ趣味嗜好・経験・トラウマ等によって千差万別の能力を発現させる。 鬼機関 桃太郎機関に対抗するための機関。通称"鬼関"。 大きく分けて、戦闘部隊・偵察部隊・医療部隊によって構成される。 羅刹学園 対桃太郎機関専用の軍隊学校。鬼の血の操り方・戦闘術、一般教養、鬼と桃太郎の歴史を学ぶ場所。 鬼門島 本土から離れた島。通称"鬼ヶ島"。島の中心に羅刹学園が存在する。 鬼ごっこ 無陀野が四季たちに課した最初の課題。学校から12km離れた神羅の森で行なわれる。1組目は四季・皇后崎・屏風ヶ浦、2組目は矢颪・遊摺部、3組目は手術岾・漣の3組で行なわれる。 鬼國隊 鬼機関に属さない野良の鬼集団。 桃太郎を根絶やしにすることを目的に活動する過激派。
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鬼関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)
鬼(おに) 鬼舞辻󠄀無惨を始祖とし、人を主食とする存在。 人間の体内に鬼舞辻󠄀無惨の血が入り込むと、人を喰う鬼に変貌する。飢餓状態に陥るとさらに凶暴化し、肉親さえ喰い殺す。通常は人間であったころの記憶は曖昧になり、本能が剥き出しになるとされるが、愈史郎や黒死牟に童磨、獪岳の様に人間のころの記憶が鮮明に残っている者も存在する。未知なる生命体とは違い、元は人間だったため人語を話し、飢餓状態でなければ普通に言葉も交わせる。驚異的な身体能力を持つだけでなく、生命力も異常なまでに強く、人間なら致命傷となるような傷はおろか、たとえ首や手足がもげてさえも忽ちのうちに再生し、病気にもならず、更には老いて死ぬことすらない。致命的な弱点は日光と日輪刀。直射日光を浴びたり、日輪刀で頸を斬られると崩壊して塵となり、消滅する。その際、失われた記憶や理性を取り戻すことも多い。 共食いの性質があり、基本的に群れることはない(累などの例外はいる)。共食いは故意に与えられた習性で、集団で反乱を起こされる事態を防ぐための措置である。 藤の花を嫌う習性がある。かなり強い鬼でさえ、藤の花の結界からは出られない。鬼殺隊にはしのぶの様に、藤の花から抽出した毒を用いる剣士がいる。 基本的に人を多く食べた鬼ほど強くなり、「血鬼術」という異能を発揮できるようにもなる。また、肉体の形状を変貌させ、異形の外見となっていく。鬼それぞれの資質により伸びしろに差があり、上限に達すると人喰いを身体が受け付けづらくなる。 無惨は鬼たちに「呪い」をかけており、鬼が彼の名を口にすることで発動し、口封じを行う。 人を喰わない鬼は愈史郎のみ。珠世と禰󠄀豆子は強靭な意思により食人の本能を抑えてはいるが、やはり危険性は残っている。また、太陽を克服した鬼は禰󠄀豆子と炭治郎のみ。 鬼は人間だった頃、貧困や病気、愛する人を理不尽に殺害される等、筆舌にしがたい不幸により心に深い闇を抱えていた者が多く、鬼舞辻無惨はそうした者たちに近づいては救済と称して唆し、運命を呪う者たちは地獄から抜け出したい一心で鬼となる道を選んでいた。継国巌勝(後の黒死牟)のように裕福な武家に生まれ育ち、健全な精神も持ちながら、ただ只管に強さを求めるため鬼となった者は極少数派である。 本作における「鬼」は、いわゆる「鬼退治」「吸血鬼退治」ものの諸設定を踏襲し、「太陽の光が弱点」「鬼舞辻󠄀無惨からのみ血液感染する」という設定となっている。 十二鬼月(じゅうにきづき) 鬼舞辻󠄀無惨直属の十二人の鬼たち。江戸時代に無惨が作った幹部十二枠で弦月に喩えられた名称。ほかの鬼に比べて実力が格段に高く、十二鬼月である証は「数字」と呼ばれる。 「上弦」6人と「下弦」6人で分かれ、それぞれ「壱から陸の6つの数字」で位付けされる。「上弦の壱」が最も強く、「下弦の陸」が最も弱い。下弦の鬼は左瞳のみに漢字2文字が刻まれ(例:下陸・下伍)、上弦の鬼は片方の瞳に「上弦」の文字、もう片方の瞳に「数字」が刻まれる。また十二鬼月間での入替戦とされる通称「血戦(けっせん)」という制度が設けられており、強さを証明することで階級が変動し、より上の位が手に入る。 上弦は無惨の血が色濃く体中に流れ、その血を飲ませる事で無惨同様の鬼生成能力を持ち、上弦の鬼たちが各々の裁量で鬼にしている。しかし無惨の血を色濃く持っているため、敗北の危険に瀕すると無惨が継国縁壱に追い詰められたころの記憶がフラッシュバックしてしまう。 作中時期の上弦・下弦の間で実力の差がかなり大きい。上弦6人は過去100年以上顔ぶれに変化は無く、末席の堕姫ですら柱を7人殺しており、数字が一つ上がると実力はさらにはね上がる。対して下弦は鬼殺隊に倒されたり、無惨に成長が見込めないと判断されて数字を剥奪されることもあるため入れ替わりが激しい。累が敗北したことから遂に「下弦」は存在自体を見限られ、無惨に粛清される。最後の下弦・魘夢も炭治郎たちの闘いに敗れ、「下弦」は壊滅した。 遊郭編で宇髄天元たちが上弦の陸を倒したが、上弦が倒されたのは113年ぶりのこと。 血鬼術(けっきじゅつ) 鬼がもつ不死性や怪力とは別に、各個に発現するいわゆる「異能力」。鬼殺隊剣士が技を繰り出す際に「〇〇の呼吸〇の型、”技名”」と発するように、鬼も血鬼術の発動の際には「血鬼術、”術名”」と発する。複数の能力が発現することもあり、血を媒介にほかの鬼に能力を分け与えることもできる。血鬼術は様々にあり、物理的に敵を攻撃して損壊させたり、自身を守るために防御壁を出現させるものが主だが、精神攻撃によって自滅に導くものや、毒を一瞬で分解するもの、果ては異次元空間を行き来したり、その空間自体を操作するといった人知を超えたものさえある。これらは人間であったころの未練やこだわりが強く反映され、鬼の深層意識に深い関わりがある模様。 青い彼岸花(あおいひがんばな) 無惨が上弦たちに捜索させている謎の物。これを飲んだ鬼は日の下にいても死なないとされている。任務の重要度も鬼殺隊の殲滅、産屋敷の家の捜索などに並ぶ重要事項にされている。平安時代にまだ人間だったころの無惨に医者が処方した薬に含まれていた物であり、文字通りの「青い色の彼岸花」の事なのか、何かを比喩したものなのかがわからない不確実な存在。 ファンブック第2弾によると、炭治郎は兄弟の中で唯一、母・葵枝の知る場所で青い彼岸花を見せて貰った事があったとの事で、累戦で見た走馬灯の中で少し思い出していたという。また、その場所は縁壱の妻・うたの埋葬された場所だったとの事。生態に関しては、気候等の条件次第では一年に一度も咲かない場合すらあり、花が咲いたとしても、その咲く瞬間は鬼達の活動できない昼間である事に加え、ほんの数分から数十分で閉じてしまい、閉じると大きめの土筆にしか見えないとの事で、無惨らが1000年以上掛けても発見できなかった理由付けが成されている。更に、伊之助の子孫である青葉が枯らしてしまい、種も育たなかった上、山に残っていた物も傍の物が採取された影響からか、此方も枯れてしまい、絶滅したとされている。 稀血(まれち) 文字通り、稀少な血の持ち主のこと。鬼にとって稀血は御馳走であり、稀血一人で常人を数人数十人喰らうのと同等の高い栄養を得ることができるという。響凱は人喰いができなくなっていったことにより力に伸び悩み、稀血を捕食することでのパワーアップを目論んでいた。 現時点では清と不死川実弥が確認されている。両名ともに兄弟がいるが、彼らのみが稀血とされ、血筋ではなく当人だけの突然変異的な体質によるものである。その血が与える影響は個々によっては異なり、中には実弥のように鬼を泥酔させるほどの稀血を持つ者もいる。 鬼の王(おにのおう) 鬼殺隊に敗れ消滅寸前の無惨が残る力と「鬼狩りを殲滅する」という己の想いを炭治郎に全て注ぎ込むことによって誕生した新たな鬼。鬼特有の再生能力は元より背中から生える管や口から発生する衝撃波など無惨の能力の一部を受け継いでいる。 鬼の弱点であるはずの日光をも僅かな時間に克服しかつて無惨が目指した「完璧な生命体」となって、無惨らとの戦闘でほぼ全ての戦力を消耗した鬼殺隊に襲いかかるが、僅かに残った炭治郎の自我やカナヲの打ち込んだ鬼を人間に戻す薬、多くの仲間達の声により炭治郎が正気に戻ったことで消滅した。
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