nothing
「nothing」とは、何もない・空虚である・無価値である状態のことを表す英語表現である。
「nothing」とは・「nothing」の意味
「nothing」とは、まったく少しも何もないこと、空虚であること、何もなさないことを意味する英語表現である。そこに何も存在しない状態を表すことから、人や物の中身がないこと、無価値であること、つまらないことという意味もあり、「どうでもいいこと」というニュアンスも持つ。また「ゼロ」という意味でも用いられ、スポーツで使用される場合は「無得点」を表す。「nothing」は会話などにおいて「何でもない」という意味で一語で使用されることもある。「どうしたの?」などの問いかけに対するときや、何かを言いかけて止めるとき、ごまかしたいときなどに使われる。
「nothing」の発音・読み方
「nothing」の発音記号は「nʌ'θiŋ」である。カタカナでは「ナッシング」と表記されることが多いが、実際の発音は「ヌァシィング」に近いものとなる。初めの「n」は鼻音といって、音を口からではなく鼻から出す。舌先を前歯の裏に付けて「ヌ」という音を鼻から出すようにする。「ʌ」は短く「ア」と発音するため「nʌ'」は「ヌァ」に近い音となる。「θ」は息の音だけで「ス」と出し、「i」は「エ」と「イ」を同時に言うようにして「θi」を「シィ」と発音する。「ŋ」は「ング」という音だが実際の発音では「グ」はほとんど聞こえない。「グ」は言いかけて途中で止めるようなあいまいな音にするとよい。
「nothing」の語源・由来
「nothing」は古英語で否定を意味する「ne」と「もの」を意味する「thing」からなる語である。「thing」はインド・ヨーロッパ祖語で「広げる・広がる」を意味する「tenk」を語源とする。「tenk」は時間や空間が広がる様子を表し、そこに否定を意味する「ne」を付けることで「時間、空間が広がらない」「何もない」状態を表していた。その後「nothing」に形が変化し、「何もないこと・無価値」を表す言葉となった。「nothing」と「anything」の違い
「nothing」は何も存在しない様子を、「anything」は何かが存在している様子を表す点が大きな違いである。このため「nothing」は「何も」、「anything」は「何か」と日本語訳されることが多い。「nothing」は、そこに何も存在しないことを表し、無であることや中身がないこと、または何もしないことを意味する。一語だけで否定を表すことが可能な言葉であり、肯定文で用いられることが多い。
「anything」は、はっきりとは言えないけれども何かがある状態を表し、「何でも・何か・どれでも」という意味となる。疑問文と否定文で用いられることも多く、「I don’t have anything.(何も持っていない)」のように「not」とともに使用して否定文とすることで「何もないこと」を表し「nothing」と同じ意味となる。
「nothing」を含む英熟語・英語表現
「nothing」を含む英語表現には次のようなものがある。「be nothing」とは
「be nothing」とは「何もない・無価値だ・つまらない」といった意味の表現である。「be nothing to~」とすると「~にとっては何でもない・無関係だ」という意味となる。
「nothing but」とは
「nothing but」とは「~にすぎない・~だけ」という意味である。「nothing」「but」と否定を表す言葉を二つ使うことで「何もない、しかしそうではなく」と、「but」の後にくる語を強調した表現となる。「be nothing but」とすると「ただの~にすぎない」という意味に、「do nothing but」とすると「~だけしかしない」という意味となる。「only」と同じ意味で使えるが「nothing but」の方がより堅めの表現となる。
「nothing」の使い方・例文
「nothing」を用いた例文には以下のようなものが挙げられる。・She answered nothing.
彼女は何も答えなかった。
・Nothing can beat good Japanese food.
おいしい日本料理に勝るものはない。
・Beyond that, I know nothing about him.
彼についてはその他のことは何も知らない。
・I have nothing to do with her.
彼女とは何の関係もない。
・You are nothing.
あなたはつまらない人だ。
・He does nothing but work.
彼は仕事ばかりしている。
・It is better than nothing.
ないよりはまし。
ナッシング【nothing】
NOTHING
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/07 04:18 UTC 版)
「NOTHING」 | |||||||
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ザ・スターリン の シングル | |||||||
収録アルバム | 虫 | ||||||
B面 | 水銀 | ||||||
リリース | 1983年4月25日 | ||||||
規格 | 7インチレコード | ||||||
ジャンル | パンク・ロック | ||||||
レーベル | 徳間ジャパン/クライマックス | ||||||
作詞・作曲 | THE STALIN | ||||||
プロデュース | THE STALIN | ||||||
ザ・スターリン シングル 年表 | |||||||
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「NOTHING」(ナッシング)は、日本の ロックバンドであるザ・スターリンの4枚目のシングル。1983年4月25日に 徳間ジャパンのクライマックスレコードから発売された。
目次 |
解説
アルバム『虫』(1982年)と同時発売されたシングル。 表題曲はレコーディングに入ったものの、歌詞が決まらないためにその事自体を歌ったものとなっている。 後のライブでは表題曲はあまり演奏されず、B面曲の「水銀」の方が多く演奏されている。
なお、この曲がザ・スターリンとして発売された最後のシングルとなった。
リリース履歴
No. | 日付 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 最高順位 | 備考 |
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1 | 1983年4月25日 | 徳間ジャパン/クライマックスレコード | EP | CMA-2043 | - | |
2 | 1997年10月25日 | 徳間ジャパン/WAX | 12センチCD | WAX-20 | - | デジパック仕様 |
収録曲
全曲、作詞・作曲・編曲:THE STALIN
- 「NOTHING」
- 「水銀」
参加ミュージシャン
収録アルバム
- 「NOTHING」
- 『虫』(1983年)
- 『Best sellection』(1986年)
- 『THE STALIN BEST』(2003年)
- 『絶望大快楽 LIVE at 後楽園ホール'83』(2005年)
- 「水銀」
カバー作品
- 「水銀」
- BRAWLS - 『365:A TRIBUTE TO THE STALIN』(2001年)
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