規格品番とは? わかりやすく解説

規格品番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 07:27 UTC 版)

規格品番(きかくしなばん・きかくひんばん)とは、日本レコード協会が定めた規格「RIS502 レコード商品番号体系」(1989年6月制定、2005年12月改定)に基づき、CDDVDなどの市販されているメディアに対して付けられたコードのことで、レコードナンバー等と呼ばれることもある。

概要

規格品番は、英数字4文字(記号)と数値1 - 5桁(シリアル番号)の組み合わせを用いる(両者をハイフンで繋ぐ場合もある。)。

例:ABCD-10001
例外1:SVWC-7001 - アニプレックスが発売する製品全般
例外2:TBK-1 - テイチクエンタテインメントが発売するDVDカラオケの一部
例外3:YZIM-15001 - インターナショナルミュージック(販売委託先はクラウン徳間ミュージック販売)が発売するCD

会社コード

記号4文字のうち、1・2文字目(例外1の場合は3文字目まで、例外2の場合は最初の1文字、例外3の場合は3・4文字目)は発売・販売会社の識別に用いる会社コードで、申請に基づき日本レコード協会より割当て(付与または貸与)られる。当コードは、日本レコード協会規格「RIS504別冊 各種コード一覧表」によって定義される。

形態分類コード

形態分類コード、すなわち記号のうち3文字目(例外1は4文字目、例外2は2文字目、例外3の場合はシリアル番号にて分類の為にコードの分類は無い)はメディアの種類を表す英字コードが入る。当コードは会社コード同様「RIS504別冊」により定義されるが、参考までに以下に概略を挙げる。

3桁目コード対応表
  • A - DVD-Audio(現在は無い)
  • B - DVD-Video
  • C - 12cmCD
  • D - DATの一部(現在は無い)、8cmCD、ダウンロードシングルまたはダウンロードアルバムの一部
  • E - PLAYBUTTON
  • F - CD-V(現在は無い)、VSD(現在は無い)
  • G - SACD
  • H - HD DVD(現在は無い)
  • I - ビデオCD(現在は無い)、CD-i(現在は無い)
  • J - LPレコード(実際には回転数に拘らず30cmレコード)、PSPUMDゲームソフトの一部(現在は無い)
  • K - EPレコード(実際には回転数に拘らず17cmレコード)
  • L - 30cmLD(現在は無い)
  • M - 20cmLD(現在は無い)
  • N - CD-G(現在は無い)
  • O - 未割り当て
  • P - PlayStation用ゲームソフト
  • Q - 未割り当て
  • R - CD-ROM
  • S - コンパクトカセット(シングル)
  • T - コンパクトカセット(アルバム)
  • U - UMDビデオ(現在は無い)、ベータビデオテープ(現在は無い)
  • V - VHSビデオテープ(現在は無い)
  • W - DVD music(現在は無い)、8mmビデオテープ(現在は無い)、LPレコード(回転数に関わらず30cmレコードかつタワーレコード限定販売盤のみ)
  • X - Blu-ray Disc(2006年以降)、DCC(現在は無い)
  • Y - MD(現在は無い)
  • Z - 複合商品(12cmCD+8cmCD、一部のCD+DVD、CD+写真集など)

ジャンルコード

記号のうち最後の1文字であるジャンルコード(例外1、3の場合はシリアル番号にて分類のためコードの分類は無い)は各企業が任意に用いることが出来るが、専らレコードレーベルやジャンルの区別をする為に使われることが多い。

特例

日本レコード協会非会員で会員社に販売を委託する会社については2005年12月以降、会社コードの取得が不可能となった(それ以前に取得済みの非会員社を除く)。このままでは発売元の識別に支障が生じる為、特例として以下の様な扱いを取る。

  • 会社コードとして、販売を受託する会員社に「受託レーベル専用」として割当てられたコードを用いる(ただし、自社発売・販売用と同じ会社コードを用いる会員社も見られる)。つまり、複数の会社が一つの会社コードを共有する。
  • 「形態分類コード」「ジャンルコード」の規定に拘らず、社外レーベル・販売委託元(発売元)の識別として記号の3 - 4桁目を用いることがある(例外3の場合が該当する。)。

付記

日本レコード協会非会員(インディーズレーベル、海外レーベル等)で、かつ会員社に販売を委託しない会社については、商品番号を付けるに当たり上記規格に拘束されることは無いが、同協会では当協会の商品番号体系と重複しないよう、配慮して欲しいと呼びかけている[1]

脚注

出典

関連項目

外部リンク


規格品番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 07:32 UTC 版)

トゥルーパー・エンタテインメント」の記事における「規格品番」の解説

YRCG - 販売元よしもとアール・アンド・シーCDには、トゥルーパー・エンタテインメント記載はなく、ロゴよしもとアール・アンド・シーのものが書かれているまた、発売元よしもとアール・アンド・シーと書かれている。この規格品番自体トゥルーパー・エンタテインメントのものではなくよしもとアール・アンド・シーのものである。 XNTE - 販売元エイベックスであると考えられるが、CDには販売元記載はなく、トゥルーパー・エンタテインメント発売元であることが明記されている。 QATE - 販売元はコロムビア・マーケティング(2012年途中までは日本コロムビア)。CDには、発売元トゥルーパー・エンタテインメント)と販売元(コロムビア・マーケティング)双方記載なされている。

※この「規格品番」の解説は、「トゥルーパー・エンタテインメント」の解説の一部です。
「規格品番」を含む「トゥルーパー・エンタテインメント」の記事については、「トゥルーパー・エンタテインメント」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「規格品番」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「規格品番」の関連用語

規格品番のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



規格品番のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの規格品番 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトゥルーパー・エンタテインメント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS