ビデオシングルディスク
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ビデオシングルディスク(Video Single Disc,VSD)は、CDビデオ(CD VIDEO)の5分間の映像部のみを収録し、オーディオCDパートを収録しなかったもの[1]。
概要

1987年(昭和62年)に各社から発売されたCDビデオは5分間の音楽付きの映像トラックと20分間の音楽トラックを収録した規格であった[2][3]。しかし発売当時はレーザーディスクが普及し始めた段階であり、対応するハードが限られたことや2400円という割高な価格から殆ど普及することなく姿を消した[2]。それから3年後、再生機器もある程度普及した1990年(平成2年)9月、このCDビデオの映像トラック部分のみを収録したビデオシングルディスクが発売される[4]。CDシングルの800円に対してVSDは1,200円であった[5]。音楽プロモーションビデオを一曲単位で発売するフォーマットとして注目された[4][6]ものの、2015年(平成27年)時点で国立国会図書館の所蔵数が91点である[7]ことから殆ど普及しなかったものと推察される。
ディスクにはCD VIDEOのロゴマークでは無く『CDV』と、LASER DISCのロゴが表示されている。トラックは2から記録されており、一部のディスクには『(トラック1)オーディオ・パートの音声は収録されておりません』と表示されていた。ディスクを目視で見ると内周部のオーディオトラックと外周部のビデオトラックがCDビデオと同一でプレーヤーの互換を保つ為ビデオパートの記録領域を拡張できなかったと想像できる。ビデオシングルディスクのロゴマークは1980年代にCBS・ソニーやEPIC・ソニーから発売されていた映像ソフト『VIDEO LP』『VIDEO SINGLE』『VIDEO MOVIE』各シリーズに付けられていたマークと同一である。
脚注
- ^ 実際には誤動作を避けるため5秒間の無音トラック、若しくは一般CDプレイヤーで再生しないように注意を促すアナウンスが収録されていた
- ^ a b 『ソニーの21世紀戦略 : 進展するソフト革命の全貌』1990年。doi:10.11501/13161433 。2025年8月25日閲覧。
- ^ 『たしかな目 : 国民生活センターの暮らしと商品テストの情報誌 (61)』1991年3月。doi:10.11501/1824829 。2025年8月25日閲覧。
- ^ a b 『光機能性有機材料と市場』1991年。doi:10.11501/13181346 。2025年8月25日閲覧。
- ^ 『よくわかる家電業界』1991年。doi:10.11501/13148742 。2025年8月25日閲覧。
- ^ 『クリエイターのための印刷ガイドブック 4』1993年。doi:10.11501/12682681 。2025年8月25日閲覧。
- ^ 『音楽資料・情報担当者セミナー 平成25年度』2013年9月。doi:10.11501/8328552 。2025年8月25日閲覧。
ビデオシングルディスク
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「KATSUMI」の記事における「ビデオシングルディスク」の解説
いずれも、パイオニアLDCから発売されている。 発売日タイトル規格品番1st 1990年11月25日 危険な女神 PIFL-1001 2nd 1990年12月16日 YES,抱きしめて PIFL-1004 3rd 1991年4月25日 Just Time Girl PIFL-1008 4th 1991年7月25日 It's My JAL PIFL-1011
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