AV機器とは? わかりやすく解説

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エーブイ‐きき【AV機器】

読み方:えーぶいきき

AVaudio visualの略》映像音声とを同時に視聴できる電子機器総称


オーディオ・ビジュアル

(AV機器 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 00:37 UTC 版)

オーディオ・ビジュアル(Audio/Visual)、略してAVとは、ビデオグラムなどその両方が揃って扱われるものなどに対して、音響と映像を総称するまたは表現視覚聴覚をあわせて視聴覚(しちょうかく)ともいう。

基本的には広い概念だが、狭い意味でオーディオが強化された映像機器(高音質のテレビなど)、単に「視聴覚機器」、広くは音響機器映像機器に関するそれを指す語として使われている。

歴史

1978年(昭和53年)、日本テレビテレビアナログ地上波放送で初のステレオ放送を開始した。そしてソニーが1983年(昭和58年)に初のHi-Fiビデオデッキを発売した。これにより家庭で、映像と音響のどちらも、ある程度の高い忠実度(Hi Fidelity)で扱えるようになり[注釈 1]、「AV時代」の幕開けとなった。

レーザーディスク音質画質ともに優れ、またHi-Fiビデオにさきがけて1981年(昭和56年)には登場しているものの、家庭用VTRほどには一般家庭には普及しなかった(ただし、他方式[注釈 2]アライアンスを組む中で、開発元であるパイオニアの孤軍奮闘もあり、業務用カラオケとして広く普及を見た)。しかしながらその品質に加え、安定したコマ送り鑑賞が可能という著しい特長は一部の拘りを持つ層にも支持され、ある程度の普及があった。

1996年(平成8年)に登場したDVD-Videoは、音声においてドルビーデジタルを採用している。そのためそれ[どれ?]と組み合わせるためのオーディオ機器も数多く登場し、かつてに比べればオーディオ・ビジュアルの普及が見られるようになった。

また、2000年代後半に登場したBlu-ray Discや、2010年代に登場したUltra HD Blu-rayのような大容量光ディスク規格により、HD画質や4K画質の映像を記録・再生できるようになっている。

再生機器と表示機器(テレビやプロジェクターなど)との接続・信号伝送方式は、かつてはコンポジット映像信号S-Videoのようなアナログ信号伝送方式が主流だったが、HDMIのように損失が少なく高精細な映像および音声の伝送を可能にするデジタルマルチメディア信号伝送方式が登場し、主流となっている。古い再生機器やゲーム機器はアナログ出力にしか対応していないものも多いが、HDMI出力にA/D変換することで最新の表示機器と組み合わせて利用できるようにするコンバータ製品もある[1]

脚注

注釈

  1. ^ Hi-Fi登場以前は技術的限界から、家庭用録画機器の映像品質および音響品質はどちらも、ソースであるNTSC放送波のそれらと比較しても劣化の著しいものであった。
  2. ^ 特にVHD

出典

関連項目


AV機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 01:43 UTC 版)

「リモコン」記事における「AV機器」の解説

最近テレビレコーダーなどのAV機器はリモコン使用前提になっているが、これは遠隔操作利便性のみならず多機能化により本体での操作困難になっている事が大きい。一般的に片手持って操作しやすい大きさ板状の形をした筐体に、多くボタンついている乾電池を必要とするのが普通である。 iPodや一部の携帯電話などの携帯音楽プレーヤーでもリモコン使えるが、これは有線式が多い(無線式場合Bluetooth用いることが多いが、採用例は少ない)。リモコンによっては液晶画面備えられており、再生中の曲名などが確認できるものもある。

※この「AV機器」の解説は、「リモコン」の解説の一部です。
「AV機器」を含む「リモコン」の記事については、「リモコン」の概要を参照ください。

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