ひがん‐ばな【彼岸花】
ひがんばな (彼岸花)
●中国南部の長江下流域が原産です。わが国へは「いね」が伝わった縄文晩期に渡来しました。今では秋田・岩手県以南から沖縄まで広く分布しています。ただ北日本には少ないそうです。鱗茎にはデンプンが含まれ食用にもなりますが、アルカロイドが含まれるため十分に水に晒すことが必要です。昔は飢饉に備えて、堤防や田んぼのあぜ道などに植えられました。名前は、秋のお彼岸のころに咲くことから。別名で「まんじゅしゃげ(曼珠沙華)」とも呼ばれます。線形の葉は、花後にでて束生しますが、翌春になると枯れてしまいます。
●ユリ科ヒガンバナ属の多年草で、学名は Lycoris radiata。英名は Red spider lily, Hurricane lily。
彼岸花
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- ひがんばなのページへのリンク