鬼門御霊会を目論む者とその関係者
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「シャドウハーツ」の記事における「鬼門御霊会を目論む者とその関係者」の解説
徳壊(とくかい) 声 - 川久保潔 上海を根城に自らの理想郷を形成せんとする仙人。通り名は「堕九天真王地行仙・徳壊上人」。かつては朱震の兄弟子として修行していたが、禁忌の術を用いるという野望に取り付かれ破門となった。朱震からは「徳」と呼ばれている。ライブラリによれば、列強各国の侵略から大陸を守護するために、上海を魔都と化し、己自身が支配するべきだと考えている。15年前にアルバートと出会っており、本編が始まってからも再び接触する。 かつてウルの父・日向甚八郎と戦い半身を失っているため、左半身は義眼に義手・義足となっているが、それでも弟弟子を上回る実力を持つ。過去、日向に敗れた腹いせにその息子ウルと妻アンヌを殺害すべく使い魔を送り込んだ。この時にアンヌは死亡し、ウルはフュージョン能力を覚醒させる。結果的にこの行動が後に仇となってしまった。 地脈を操って禁忌の儀式「鬼門御霊会(きもんごりょうえ)」の実行を企み、その触媒とするためアリスを利用するが、彼の真の目的は「鬼門御霊会」を行うことではなく、“神降ろし”といわれる九天仙術究極奥義「裏鬼門御霊会」を行うことだった。その後アリスを取り戻すために乗り込んできたウル達と一戦交え撤退し、塔の最上階にて最後は自ら「閻羅大王・凌徳」という醜い怪物と化して戦うも敗北。死を覚悟した彼は己の魂を捧げることで裏鬼門御霊会を行おうとしたが、わずかに及ばず最期を迎えた。その直後、現れたアルバートによって裏鬼門御霊会は決行され、封印されし古の天空神「天凱凰」が召喚された。 使用する術や武器の構えは兄弟子である朱震と非常に似ており、攻撃時の九字詠唱や特技の属性も同じである。 アリスが徳壊に拘束される拷問イベントもあり、この時の選択肢次第で隠しダンジョンが出現する。 舞鬼(まいき) 徳壊の部下。九龍城砦の無法者の親分。元は日向の戦友である陣大人の経営する酒場で働いていたが、徳壊の思想に心酔して寝返り、ウル達と出会った時にはその店の主人となっていた。徳壊の奉ずる鬼門御霊会が、列強諸国に対抗する武力を持たない自分達を唯一救う方法と信じている。 「死亡の遊戯」という怪しげな舞踏で相手の生命力を奪う上に、伸縮自在の腕を用いた武術を見せる。また、魔法を受け付けないという特異体質の持ち主。 徳壊から「閻羅大王・凶舞」の力を授かる。敗北後は、アルバートによってエミグレの秘術の実験材料に使われ、「傀儡舞鬼」として死してなお生きる屍となっていた。自我はいくらか残っているらしく「寒い、助けて」と懇願しながらも傀儡として襲い掛かってくる(上記の隠しダンジョンを出現させないと戦えない)。 麗々(れいれい) 中国の大連にある小さな漁村に住んでいた少女。元は美しい声を持つ娘だったが、15年前のある嵐の日に漁から戻ってこない父親の無事を海神に祈ったところ、父は戻ったが代償に声を奪われ、父を殺さなければ声の戻らない葛藤に苦しむ。その後父親は再び漁に出て嵐に遭うが、娘に殺されたい一心で黄泉から水死体となって戻ってきた。それを見た麗々は父親の死体と共に海に身を投げる。そのあまりの念の深さから妖怪となって度々村に現れ、村人を呪い殺すようになった。 大連の海に祀られた青龍神を封じた徳壊によって、霊魂となって眠っていたところを呼び起こされ利用されていた。最終的には徳壊の術によって無理やり怪物の姿へと変えられてしまい、ウル達を倒すための捨て駒とされてしまった。 ネコ婆(ねこばば) 廃村となった朝陽村を根城とする魔物達の頭領。老婆の姿で村長に扮していたが、正体は化け猫の怪物。 自分を「オレ」と言い、乱暴な口調でしゃべるのが特徴。正体を現した時は、猫らしく「ニャー」をつけている。彼女だけではなく、朝陽村の村人は全て家畜として生まれ、人間に殺されてきた存在が化けた怪物達であり、徳壊に派遣された閻羅王が朝陽村に祀られていた玄武神を封じたことによって具現化した。 チビすけちゃん 奉天の下水道で出会った可愛らしい子犬。その正体は徳壊の使い魔「犬蠱」。下水道から脱出したウル達を前に正体を現し、怪物となって襲い掛かってくる。 閻羅王(えんらおう) 閻羅王とは地獄の司法官。徳壊によって召喚され、彼の配下として利用されている。「彗嶽(すいがく)」「比叡(ひえい)」「金剛(こんごう)」など複数存在する。
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