羅刹学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 21:18 UTC 版)
一ノ瀬 四季(いちのせ しき) 本作の主人公。17歳。誕出日は2月4日。剛志にゴミ捨て場で拾われて、育てられる。桃太郎機関:桃屋五月雨に襲撃された際に、鬼の血を継いでると剛志に告げられ、鬼の血を目覚めさせて五月雨を退けたものの剛志を失う。その後、無陀野に拉致同然に保護され羅刹学園に入学する。 高校を退学になるほどの問題児ではあるが、悲惨な話にはフィクションであろうともボロボロと涙を流すお人好しで、人の思いを踏みにじる相手を許さぬ正義感の持ち主。 血触解放時は右腕に銃火器を纏わせる。八つの鬼神の一体である炎の鬼神の血を受け継いでおり、鬼神の血を覚醒させた際にはさらに炎を纏わせる。 無陀野 無人(むだの ないと) 四季たちが通う、羅刹学園の教官。誕生日は12月31日。冷静で無駄なことが嫌いな性格。 数多くの桃太郎を殺した経歴を持ち、鬼からは多くの尊敬を集める反面、桃太郎からは倒すべき強敵として狙われている。 血触解放は「繚乱時雨(りょうらんしぐれ)」。血で傘を創り、血の雨を操る。傘を開いていないと操ることはできない。「雨過転生(うかてんせい)」:繚乱時雨からの派生。血でできた兵士たちを空に召喚し、矢の雨を放つ。 「聖双龍涕ノ慈雨(せいそうりゅうていのじう)」:繚乱時雨によって降らせた血の雨の血だまりを、巨大な二体の龍に変えて地面から攻撃する。 「淤加美神(おかみのかみ)」:血の巨人を召喚する。 「深淵之水闇(ふかふちのみずやみ)」:淤加美神の口から血の津波を発生させて敵を押しつぶす。 漆原によると、教師という立場から「合理的なキャラクターのほうが良いだろう」と考え制作されている。漆原の弟が中学生時代に履いていたローラーシューズは移動が速かったということを思い出し、「体力使わずに早く動ける」と考えたことにより、ローラースケートを履くキャラクターとなっている。現実には「コンクリートは走りにくい場合もある」が、「見た目のインパクトを重視」して描かれている。 「雨過転生」の技を思いついた漆原は「雨に関した技だと傘を持っていたほうが印象的」であり、「キーアイテムを持っていたほうが後々いろいろな理由付けもできる」と考え、無陀野は傘を所持するキャラクターになった。 皇后崎 迅(こうがさき じん) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。誕生日は9月17日。四季とはいつも喧嘩ばかりしている。 口元を大きく隠すマスクを常に身につけているが、その素顔と全身は過去に桃太郎であった父親から受けた攻撃によって、ツギハギだらけとなっている。 幼少期は、桃太郎機関所属の父親・桃井戸颯を尊敬し幸せな家庭に暮らしていたが、家族が鬼であったことを知った父親によって母親と姉を殺害され、自身も重傷を負わされながらも逃げ延びる。その際、父親への復讐を誓う。 血触解放は「七つの断罪」。全身の至る場所から丸鋸やチェンソーなどの切断器具を発現させる。同時に別々の形状を操ることは高等技術とされており、無陀野からもその技能を認められている。 漆原によると、四季と対比させるキャラクターとして誕生している。 屏風ヶ浦 帆稀(びょうぶがうら ほまれ) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。気弱な性格。誕生日は2月14日。スタイルのいい美少女であるが、過剰なほどに自信がなく、よく泣いて土下座をする。 父親の暴力に耐えながら姉と共にいつか自立できるようになる日を待っていたが、自分を暴力から救おうとした姉が、逆に父親に刺され殺されたことによって鬼の血を覚醒させた。 血触解放では巨人を召喚する。一人の血液からは到底生み出すことが不可能なほどの質量を持ち、さらに巨人は自我を有する。本人はそれを死んだ姉の血と混ざったからだと推測している。 矢颪 碇(やおろし いかり) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。短気で常にイライラしている。誕生日は11月11日。左眉にピアスを付けている。女性の露出の高い服装などを苦手をする初心な一面もある。 血触解放は「怒鬼怒氣(どきどき)ヒステリー」。怒りを糧に様々なものを生み出せるが、何が生まれるかは本人にもわからず1日に3回までしか使用できないうえ作り出したものは壊されても作り直せない。 発動させる際には「今日の怒りは何を生む?」と唱えることが多い。 遊摺部 従児(ゆするべ じゅうじ) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。眼鏡をかけた男子生徒。誕生日は3月19日。協調性を重んじる。普段はまともな性格をしているがかなりのスケベであり、時折セクハラめいた発言をする他、水鶏に付きまとわれているロクロには嫉妬の炎を燃やしている。 血触解放は「汝、何処へ」。血液を垂らした場所を支点に5km圏内の生物を探し当てる索敵能力。桃太郎かどうかも判別できるが、顔や力量を量るには熟練度が必要。また、建物などの階層がある場所だと正確な位置が掴めない欠点を持つ。 手術岾 ロクロ(きりやま ロクロ) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。常にマフラーを身につけている男子生徒。誕生日は6月6日。 かつて瑠々という恋人がおり、その恋人の前ではどんなことでもできる勇者を演じていたが、恋人を病で失ってからは不安と心配に常に怯える臆病者となる。 京都で桃太郎に襲撃された際、その場にいた水鶏に助けを求めた結果、彼女に救われたもののそれ以降彼女に付きまとわれるようになってしまう。 血触解放は「死灰嵐舞(しかいらんぶ)」。羽織と扇子を発現させ、自分の血を刃状の桜吹雪に変えて、舞い踊りながら敵を切り裂く。また、血触解放時は失った恋人を傍に感じることができるため、かつて恋人の前で振る舞っていた勇気に満ちた性格となる。 漣 水鶏(さざなみ くいな) 羅刹学園の生徒で四季の同級生。誕生日は8月21日。巨乳の美女で、頼れる姉御肌であるが同時に病的なほどに他人に尽くしすぎる性格の持ち主。 京都で桃太郎に襲撃された際に、弱音を吐き続けるロクロが自分を頼ってくれたことで、ロクロを異常に溺愛してストーカー同然に付きまとうようになる。 血触解放は「純情で異常な愛情(アイラブ)」。血液を纏わせた拳で殴り続けることで血液を相手に付着させ、一定以上の血液が付着すると水鶏の虜となって戦意を失う。
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羅刹学園
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対桃太郎機関専用の軍隊学校。鬼の血の操り方・戦闘術、一般教養、鬼と桃太郎の歴史を学ぶ場所。
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