服装など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:42 UTC 版)
初期のマリアッチは、綿のマントと麦わらのソンブレロという、ハリスコ州の伝統的な衣装を着ていた。20世紀初頭には旧地主たちの格好、すなわち着飾ったチャロの格好に変わり、さらにその色使いや模様を変化させていった。 マリアッチが用いたチャロの服装は、通常白と黒の2色からなる。メキシコの牧場の伝統的な競技会であるチャレリア (charrería)の間は、白い服は女性が着るもので、黒い服は冠婚葬祭時の服装である。チャレリア以外では、マリアッチやフォルクローレの歌い手・踊り手たちはどちらの色の服も使う。 これらの服装には様々な模様が施されている。セーム革の透かし刺繍や、ボタン飾り(マリアッチは合金を用いるが、チャロは銀や鋳鉄を用いる)などである。チャロやマリアッチのソンブレロは高度な工芸品であり、観光客向けの土産物店で売られているものとは格が違う。
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