服装と馬装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 07:10 UTC 版)
パラ馬術競技は、パラリンピック競技の中でもとりわけ傷病率の高い競技である。パラ馬術競技のための装備品は、このことが念頭に置かれて開発されている。落馬時に容易にはずれ、騎手を防護することができるように、多くの装備品で、面ファスナーとラバーゴムが使用されている。さらに、騎手が確実に馬匹を制御し、馬匹に引きずられることのないように、装備品に改良と調整が常に加えられている。普通の鞍にはない緩衝体が追加されたパラ馬術競技専用の鞍もある。専用の鞍を使わない場合、毛羽の柔らかい織物(羊毛など)を鞍と騎手の間にあてる場合もある。 パラ馬術競技の選手は、クラシファイアーによりクラス(グレード)とプロファイル(disability profile number)が付与される。プロファイルは障碍の種類を表す標識であり、競技において使用できる装備品を示すため、同じ階級における装備品の違いを明らかにする役割もある。装備品(選手の服装と馬装)については国際馬術連盟が策定した規定集に定められている。
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