服装と髪型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 02:19 UTC 版)
金沢で初めて洋服を着た人であると言われている。当時のトクヨは颯爽とした印象の人だったが、体専の校長になった頃には服装へのこだわりはなくなり、「ぞろっとした着物」を着ていたと学生が証言している。1923年(大正12年)に体操塾を訪問した宮城県の新聞記者は、トクヨが紺絣に筒袖を着ていたと記している。 かつらは3つくらい持っていた。来客時にはかつらを着用したが、慌ててかぶるため、眉毛の近くまでかかっている時から大きく後退している時まであった。ある日、電車に乗っていると、ほかの客に傘の先でかつらを引っかけて外されてしまい、乗客一同に爆笑されるという経験をした。しかしトクヨは全く動じることはなく、平然としていたという。坊主頭にする前には二百三高地まげにしており、髪型が崩れないように10数本もピンを刺したその姿はまるで甲冑を付けた武士のようであった。
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