体操塾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:49 UTC 版)
「日本女子体育専門学校 (旧制)」の記事における「体操塾」の解説
開塾前の計画では、次の科目を開講予定であった。以下の「遊技」はダンスのことである。 科目名 授業内容 科目名 授業内容 実 地 副 学 科 体操 各種の教育体操 倫理 実践倫理、婦人問題の研究 遊技 各種の教育的舞踏 教育 主に心理学 競技 女子用屋外競技 歴史 民族興亡史、世界体育史 号令法 呼吸法、発声法 国語 現代名文講読、作文、詠歌 理 論 英語 日常会話 体育及び体操論 体育の一般論、特殊論 音楽 唱歌 生理及び解剖学 各部詳細の研究 開塾初年度の実際の時間割は以下の通りである。 月 火 水 木 金 土 1 体操 体操 体操 体操 体操 体操 2 体操 体操 体操 体操 体操 体操 3 競技 英語 競技 英語 英語 倫理 4 競技 心理 競技 和歌 英語 倫理 5 体育史 音楽 解剖 競技 衛生 6 生理 遊技 救急法 体育教師の育成を主目的としながら、体育の座学と実技のみならず、生理学や英語などの授業を取り入れていたのは、体育が知育・徳育の基礎であるとトクヨが考えていたことによる。すなわち、体育の専門家になろうというのであれば、教育界全体の中での自らの立ち位置を認識する必要があるという考え方である。人見絹枝は、「体の鍛錬よりも心の訓練が大きかった」と語った。 計画段階では、生徒が自由に外出・研究に充当できる「研究日」を週1日設定する予定であった。生徒に幅広い一般教養を身に付けた体操教師になってほしいという願いからだったが、実現できなかったため、校外学習を取り入れて代用した。
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