イヌ・ネコ好き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 02:19 UTC 版)
イヌやネコが好きで、よくイヌを連れて散歩していたので、「女西郷」というあだ名を付けられた。自身の好物をイヌ・ネコに与えることも好きで、散歩中には餌を持ち歩いていた。トクヨは常にイヌを5 - 6匹、ネコを3 - 4匹飼っていたので、イヌ・ネコ嫌いの教え子は大変困っていたという。 特にシロと名付けたイヌをかわいがっていた。シロはトクヨが東京女高師教授時代の1916年(大正5年)頃に御茶ノ水で拾ったイヌで、東京女高師で苦楽を共にしたという思いから、二階堂体操塾の移転の際にも一緒に連れていった。「幼犬の頃に片足が不自由だった名残で、治ってからも足を引きずって歩く」、「何を聞いても『ワン』と答える」とトクヨはシロを溺愛していたが、よく吠えたので学生からは嫌われ、トクヨの外出中にシロをいじめる学生もいた。ある日、学生がシロをいじめているところを目撃し、その学生に「あなたは退学です」と宣告した。 またある時、大阪の街を歩いていると、瘦せた捨てイヌが木の下でうずくまっているのを見つけたので、近くのうどん屋に飛び込み、1杯の天ぷらうどんを買ってそのイヌに与えたという。
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