だんまつま

実用日本語表現辞典

断末魔

読み方：だんまつま
別表記：断末摩

死ぬときの苦痛、非常に苦しいさま、あるいは死際や臨終を意味する表現。

（2013年4月4日更新）

デジタル大辞泉

だん‐まつま【断末魔／断末摩】

読み方：だんまつま

《「末魔」は、梵marmanの音写。身体内にある特殊な急所で、何かがこれに触れると死ぬという》息を引き取るまぎわ。臨終。「—の苦しみ」

世界宗教用語大事典

だんまつま 【断末摩】

仏教の語。末摩は梵語マルマン（marman）の音写で支節とか死穴と漢訳する。支節は体中に一〇〇余ある急所といい、これにさわると利刀にふれたような激痛を感じて死ぬとされる。それで末摩にふれて命を断つことを断末摩といい、転じて死ぬ時の苦痛をいう。末摩は末魔とも書く。

隠語大辞典

断末魔

読み方：だんまつま

1. 生命の終る時の苦しみをいふ。倶舎論に「臨命終時、多為断末魔苦受所逼。」とある。

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