ディライブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 09:24 UTC 版)
ディーナ 人類より前にアークに居住していた先住民。可愛いもの好きのディライブ。先住民としての純粋なディライブ三体のうちの一人で、女性はディーナのみである。かつてアダムアークに繁殖行為を迫られたが拒否し、子供を作らなかった。そのためにアダムアークの固有特性『イデアズアダム』のトリガーとなった。固有特性は『マジジェネコスメ』で、自分の血液や唾液を相手に注射すると相手を別の生物に変化させ操ることができるというもの。また、他生物を体内に取り込むことができ、変身能力はそうしてストックした命の分だけ行える。 ピカルジュ 我楽多(がらくた)と呼ばれるディライブ。人類を素材として扱う芸術家。固有特性は『森羅万象芸術(オールアート)』で、強力な光であらゆる物を我楽多にすることができる。宇宙空間にセルフィッシュヴィートゥーのバリアごと放り出され絶命した。 ノーフェイス 暗々裏(あんあんり)と呼ばれるディライブ。固有特性は『完全擬態(パーフェクトミミクリー)』で擬態が得意。戦力は高くなく、トリッカーとしてアダムアークのもとで動いていたが、ハートAに瞬殺された。ディライブ村の王奥出身。 アダムアーク 未曾有(みぞう)と呼ばれるディライブ。人類より前にアークに居住していた先住民。アソコが宇宙一硬い。ディライブの長であり圧倒的な戦力を誇る。能力は『イデアズアダム』で相手の女性の理想の男性像を映し出す能力であり、一度その姿に変われば、その女性の前でなくてもその姿に変わることができるが、この能力は本来惑星アークの固有特性であり、アーク自体がアダムアークを守ろうとしてアダムアークに使用権を委譲していたものだった。『イデアズアダム』では、その姿によって固有特性も異なる。例えば、筋肉質な姿(こちらがデフォルト)のときの固有特性は『フレアディザスター』で、南極で無差別に降り注ぐ高エネルギーのことであるが、剣士の姿での固有特性は、相手の影を斬ることで相手を斬ることができる『影武者』である。 その圧倒的な実力と豊富な固有特性のレパートリーによって長年SR-Hと戦い、ディライブの王として繁殖を続けており、誘拐したハグルとも繁殖を行おうとしたが拒否され、救出に来た全師団との最終決戦に突入する。当初はエンドに重傷を負わせ、クラブ師団を単体でほぼ壊滅にまで追い込むなどSR-Hを圧倒したが、アークの能力が届かない宇宙空間でのハグルとの一騎討ちでとどめを刺され絶命した。 流楼(るろう) 青天井(あおてんじょう)と呼ばれるディライブ。新人類党と呼ばれる組織を率いる。固有特性は『ケッキサカン』で、相手を暴走状態にする。ディライブの中でも高い戦闘力を誇り、剣術と持ち前の再生能力でアンビィらを追い詰めるが、スペードAにして人類最強のエンド・ゲルリッツによって殺害された。部下としてアカエ、アオジの二体の隠れディライブを配下においていたが彼らもエンドによって殺害された。 マノコ 有頂天(うちょうてん)と呼ばれるディライブ。元ピロウ=セールスという人間。固有特性・『アークメディア』でアークメディアというネット世界のようなものを創り出し、管理している。定期的にマノコ杯というサバイバルゲームをアークメディアで開催し、自らに有利なルールを創ることで無敵を誇っていたが、それを逆手に取ったハグルによって女王の座を奪われ、逃走した。しかし戦闘力が低いわけではなく、ディライブ化した直後の巨大な怪物のような姿にいつでも変身することができる。人間時代から尻軽だったようで、部下からつけられたあだ名は『妖怪枕営業』だった。人間との間に隠し子を設けており、一体目はSR-Hにより討伐されてしまったが、二体目のヴァルミリアはハートQとしてSR-Hで活躍中。 下手物 ゲテモノと読む。 クラブA・サディスクロウにより片目を奪われているが、固有特性の力は強力である。固有特性・ゲテモノゲヘナを使い見たものを怪物化させられるが、ゼンロクの機転により鏡に映った自分を見て怪物になってしまった。もとは人間で、元ゴロツキのベルフェマンという男。第1部で行われたヘビーフラッズによるテロの準備段階の実験により、マノコと同様のスポンジウム生物を摂取させられディライブ化した。人類のディライブ化の第二例目。 ロボルトフ 破天荒(はてんこう)と呼ばれるディライブ。元ダイヤ師団長であり、ディライブ討伐のためならなんでもする。しかしディライブ討伐の欲望のあまり、ハート師団を壊滅状態に追い込み総司令を監禁するなどマークスに対して反乱を起こしている。非常に執念深い性格で、目的のためによく策を練り、時間をかけることを厭わない。ある国の密命を受けてアークの軍事力統制のため暗躍する。自身の持つ軍事力も相当なもので、私兵数千に加え軍艦ボゴロージツァをはじめとする艦隊を所有している。身体を全て機械化しており、生身の脳のみを新たな施設に厳重に保管してそこから自身の身体や子機を動かしたり、SFD(satellite flare disaster)の座標を指示したりする。サディスクロウとの戦闘では機械化した身体の頑丈さやSFDを巧みに利用し、Rの刻印をされた臓器を入れられ思考を読まれても尚戦いを優位に進めたが、郵便屋が生身の脳のもとへ現れ、脳を破壊したため、形勢が逆転。サディスクロウが囚人から奪った固有特性『マッドハンド』で最後の1つである機械化した脳を奪われ、完全に機能が停止した。 断末魔(だんまつま) 感染型のディライブ。人間に寄生型スポンジウム生物を感染させ、その生物の特性『寄生(パラサイト)』を発動させることで感染者を増やす。もしも感染者に直接肌に傷をつけられたり、感染者の体液を体内に入れてしまうと必ずゾンビになってしまい、単純特性『暴走(オーバードライブ)』によって『暴走死体(レイジングデッド)』となり、食人行為を繰り返すようになる。しかし暴走死体の食人行為は食人が目的ではなく、殺人が目的らしい。また、断末魔は暴走死体とある程度意思疎通することができる。新しく優先討伐リストに追加されていた。第13都市・マルメニルをパンデミック状態に陥れたが、単体としての戦闘力はさほど高くなく、あっけなくゼンロクに殺害された。本名はノルアイ=フェキングでマルメニル在住の17歳男性。 麒麟児(きりんじ) ヴァーリ南西の山里に住んでいた少年のディライブ。その山里は住民全員がディライブだったが、その中でも一際強く、SR-H最強のスペード師団の師団員やダイヤモンドドールを退けるほど。新しく優先討伐リストに追加された。現在未曾有に協力し、ヴィースブルのヴァンランディタワーの次元接続サービスを用いた雲海ルームでスペード師団、ダイヤ師団と交戦中。本名はボルガという。固有特性は『カウンタースキル』で、ある範囲内にいる人間の固有特性を、スポンジウム反応を見切ることで再現することができる。しかしスポンジウム反応を伴わないギフトや技には対応できない。スペード師団、ダイヤ師団のマーク階級者達相手に1人で奮戦するも、エンド=ゲルリッツの登場で退却。しかしエンドが追ってきたため戦闘になり、エンドの固有特性『オリジン』を使って応戦するが『異能斬り』で心臓を切られ、体も真っ二つにされ死亡した。 ドロモ=シデロ アダムアークの息子で王奥出身。固有特性は「レールトレース」で、対象の移動を追跡できる。主にノーフェイス(暗々裏)とともに工作をしていた非戦闘型ディライブで、人間を恐れており、ダイヤモンド・ドールの襲撃から逃れるためSR-Hに保護を求めてきた。アンビィの友人でもある。現在はリーヴの特別労働監督署で勤務中。 ヴァルミリア 有頂天ことアークマノコの隠し子。固有特性『インターフェース』のほか、『ドラゴンテール』を筆頭に様々な単純特性を得ており、戦闘力は高い。ディライブながらSR-Hに加わっており階級はハートQ。 ラピィラピィ=ラビィ アダムアークの子孫。固有特性は『脱兎の如く』で、能力発動中はいかなる攻撃も当たらない。本人曰く平和主義者だが、その思想の実現のためにハグルとゼンロクをアダムアークに引き合わせるという凶行に走った。ただし本人には裏切ったという自覚がない。現在はヴァルミリアに拘束(KEZIME)されている。サプリング生で階級はハート3→ハート7。 ファーム・ロマン 第14都市・ロヴァルの代表。彼自身ディライブであることを隠していたがアーク総議会でディライブであることが露見した。その上総議会の流れに抗ってディライブ擁護を明言したが、ロヴァル市民からの圧倒的な支持率は保たれた。固有特性は『サウンドサーフィン』で、音に乗せて対象を音の届く範囲まで移動させることができる。 ピヲ ヴィースブルのヴァンランディタワーの時間接続サービスを使って、ヘグニ北東で待ち構えていた未曾有配下のディライブ。固有特性は幻術系だが詳しくは不明。服装は海パン一丁。エンド・ゲルリッツとワークの2人のスペードAによって瞬殺された。 フォスト・シクスト姉妹 アスクにいた隠れディライブ。ロボルトフによる第一次ディライブ掃討作戦でダイヤモンドドールに両親を殺害された。そのダイヤモンドドールに殺されかけたところをゼンロク、モール、ドーティー博士、うるうに助けられ、難を逃れた。ハグルンの大ファン。現在はアスクの特別養護施設に収容中。 リップ ロヴァルで市民権を持つディライブ。アダムアークの娘。ハグル拉致の際、エデンの園でのハグルの世話係を言いつけられた。固有特性は『安らかな眠り』で、手を合わせるだけで近くにいる者全ての心臓を停止させられる兵器級の特性。相手が単体なら遠くても停止させられる。また、覚醒モードになれば手を合わせずとも全身から出す霊のようなドクロで相手を殺すことができる。手に硬化(ハーデン)の特性を持つ手袋をして近接戦を行い、体のこなしと相まってその戦闘力は相当なものである。幼少期を王奥で過ごしたのち、ロヴァルと孤児院に移るも、通っていた学校で人間からいじめを受け、相手の死を望むことで固有特性が発現した。本編の戦闘ではハート師団やゴブリンマウスを相手に1人で奮戦するも、単純特性武器「暴走(オーバードライブ)ナイフ」によりスポンジウムを使い尽くされ気絶し敗れた。 ウェザマシラ フロージで両親に養われていた、引きこもりの災害級ディライブ。アーク総議会後、移住と就職を義務付けられたことに反対し激しく癇癪を起こして、固有特性『風見猿』で竜巻をいくつも発生させあたり一帯を丸ごと吹き飛ばした。その固有特性の真髄は風の把握と操作で、風を利用した高速移動や攻撃、物体運搬など汎用性は高い。ハグルに拘束されアスクの刑務所に送られていたが、ロボルトフの一件で脱獄した。祖父であるアダムアークに協力するため、ヨツンヘイム大森林のアジトへと駆けつけた。クラブ師団との戦闘では当初風でモンスターを呼び寄せ善戦し、リップがハグルを奪われるとその奪還に向かい一時奪還に成功する。しかしクラブQのメスナ=ガイに重傷を負わされ、なんとかハグルをアジトBへ移送するも瀕死状態になる。その後未曾有を捜索していたダイヤ師団に見つかるもアンビィの温情で、ハグルの居場所を教えるかわりにダイヤ師団の扶養下に入ることとなる。 そのほか、リク=ゲルリッツやアンヴィ=キングポールもディライブである。
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ディライブ
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派生する者という意味。オリジンに接触したと思われるリク=ゲルリッツが人類を超越した力を有していた為、オリジンから派生したと推定される者に名付けられる。力以外にもディライブは特性及び固有特性を有する。
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