leave
「leave」とは・「leave」の詳しい解説
「leave」とは、「去る」「出発する」「見捨てる」など多くの意味を持つ動詞である。「残す」「任せる」、「退学する」「置き忘れる」などの意味もある。名詞として使う場合には、「許可」や「休暇」という意味になる。「leave」の過去形及び過去分詞は「left」だが、「left」は形容詞として「左の」「左手の」、副詞として「左に」という意味を持つ。「Left」と大文字で書くと、「左翼の」という意味の形容詞となる。「left」の名詞としての使い方は「左」である。
「leave 」の読み方・発音
「leave 」の発音記号はアメリカでは「líːv」、イギリスでは「liːv」である。あえて日本語表記にすると「リーヴ」となり、「ヴ」は下唇に軽く上の前歯を当てて発音する。一般的に、日本の英語教育で用いられるのはアメリカ英語である。「leave」の語源
「leave」の語源は 印欧語根の「leyp-(粘着する)」だが、核となる語源はゲルマン祖語の「libana」で「何かを残して出発すること」である。「(何かから)離れる」という感覚がわかると、動詞としての「leave」の多様な意味を理解しやすくなる。「leaf」の複数形と「leave」の三人称単数系
「leaf」は、「葉」や「1枚」などの意味を持つ名詞である。複数形は「f」が「ve」に変化して、複数形の「s」が付き「leaves」となる。これは「leave」の三人称単数現在形「leaves」と同じ綴りだが、品詞が違うため置かれる位置が異なり見分けるのは容易である。「leave」の使い方・例文
「leave」には「Young people in this town leave their homes after graduating from high school」(この街の若者は高校を卒業すると実家を離れる)がある。過去形では「Young people in this town left their homes after graduating from high school」(この街の若者は高校を卒業すると実家を離れた)となる。「He leaves bread for the dog every day」(彼は毎日犬のためにパンを残しておく)は、三人称単数現在形を使った言い方だ。「she left her favorite umbrella on the train」は、「彼女は電車にお気に入りの傘を置き忘れた」という意味になる。「They left Japan for America」は、「彼らは日本を離れてアメリカに出発した」である。「もしも私が外出中だったら、山田さんにメッセージを残してください」は、「If I am out, please leave a message for Mr. Yamada」となる。「彼はいつもドアを開けっぱなしにする」は、「he always leaves the door open」である。「郵便配達が郵便を配達してくれた」を「leave」を使って言うと、「The postman has left this letter for me」となる。名詞の「休暇」の意味では「I've been busy lately, so I applied for leave at work」(最近ずっと忙しかったので、職場に休暇願を出した)のような使い方ができる。
「leave to」の意味・例文
「leave」と「 to」を使って、「I leave to go home」(私は家に帰るために去る)などの文を作ることは可能だ。通常は「leave」+目的語+to+(代)名詞の形を取る。「leave A to B」で「AをBに任せる」や「AのためにBを離れる」、「AをBに残す」という意味になる。「Leave it to me」は命令形で、「私に任せて」である。「I (will) leave it to you」と言えば「君に任せる」となる。「it」に具体的な言葉を入れると、「I leave the management of the building to you」(建物の管理を君に任せる)のようにも使える。「I left my seat to answer the phone」は、「私は電話に出るために席を離れた」と訳される。「He left the country to enter the college」は「彼は大学に入るために国を離れた」である。「He will leave his entire estate to his children」は「AをBに残す」の例文で、「彼は全財産を子供たちに残すことにした」となる。
「leave for」の意味・例文
「leave A for B」で、「A」と「B」それぞれに場所が入ると「Aを発ってBに向かう」の意味になる。「I leave school for cram school every day」は、「私は毎日学校を出て塾に向かう」となる。「leave」と「for」を使った文には、「he left his job for a new job」(彼は新しい仕事のために仕事をやめた)などがある。前章の「He leaves bread for the dog every day」も、「leave」と「for」を使った文の例である。
リーヴ
リーヴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:55 UTC 版)

リーヴ(古ノルド語: Líf、またはLif、「生命」の意[1])は、北欧神話に登場する人物の名前で、ラグナロク(世界の破滅)の後、再び人類をふやすように定められた人間の男女一組[2]のうちの一人[3][4]。もう一人の生き残りリーヴスラシル(古ノルド語: Lífþrasir、またはLifdrasir「生命力自らを維持する者」の意[1])といい、この二人がラグナロク後の世界の人類の祖となったとされる[3][4]。
二人の性別について
資料によって、二人の性別が異なっている。例えば「北欧のロマンゲルマン神話」ではリーヴを男性、リーヴスラシルを女性としているが[5]、またP271ではリーヴとリーヴスラシルという男女という記述もされている。一方でサイトによっては、明示的に性別を逆に記述しているものもあり[1]、性別の解釈が錯綜していると言える。この事から、原語の原本での記述で、両者の性別が明確に区別されていない可能性もある。
ラグナロクと二人
『古エッダ』の『ヴァフスルーズニルの言葉』第45節および『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第53章によると、ラグナロクによって世界が崩壊し、フィンブルの冬が襲ってきて、スルトの放った炎が世界中を包んでいる間、二人はホッドミミルの森(en)にかくまわれていた。 二人は朝露を飲みながら生き延びた[3][4]。
ラグナロクの後
大地が海から姿を現し、破壊と崩壊からよみがえった世界では、リーヴとリーヴスラシルの他に、神々の子(オーディンの子、ヴィーザル)など新たな世界に君臨する神も生き残った[3][6]。 この神の子らは死者の国から帰還したバルドルと出会うと言われている[4]。
関連項目
世界の崩壊後に生き残った者が新たな人間の始祖となるという内容の神話は、他にも見られる類型である。
- 旧約聖書の『創世記』における、ノアの方舟。
- ゾロアスター教の聖典『アヴェスター』における、マシュヤグとマシュヤーナグ。
- ペルシアの文献『ヴェンディダード』における、ワラ(巨大な洞窟)についての神話。[7]
脚注
- ^ a b 『エッダ 古代北欧歌謡集』50頁。
- ^ 菅原、p.298。
- ^ a b c d 『エッダ 古代北欧歌謡集』49頁。
- ^ a b c d 『エッダ 古代北欧歌謡集』280頁。
- ^ 北欧のロマンゲルマン神話 ISBN 9784469244199 P318など
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』279-280頁。
- ^ 『ペルシア神話』p.78-79。古代ペルシアのイマ(『ヴェーダ』におけるヤマだが性格は異なる。また後期の文献ではジャムシード)は、創造主から、あらゆる人間と動物を死滅させる恐ろしい冬についての警告を受けたため、ワラ(巨大な洞窟)をつくって、あらゆる家畜と植物、そして最近の人間の種子をかくまい、その恐怖が静まった後にまた世界が繁栄するようにしたとの旨が記載されている。
参考文献
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
- 菅原邦城 『北欧神話』東京書籍、1984年、ISBN 978-4487750474。
- ジョン・R・ヒネルズ 『ペルシア神話』 井本英一+奥西峻介訳、青土社、年、ISBN 4-7917-5272-4。
リーヴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 21:05 UTC 版)
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