青天井

実用日本語表現辞典

青天井

読み方：あおてんじょう

青天井（あおてんじょう）とは、価格や費用、点数などに上限が設定されていない状態を指す言葉である。金融やビジネス、ゲームなど様々な分野で使用される。例えば、株価が限界なく上昇する状況を「株価が青天井に上がる」と表現したり、麻雀の得点計算で上限を設けずに点数が増加するルールを「青天井ルール」と呼ぶ。この表現は、文字通り「天井が青い」、すなわち「天井がない」ことから来ており、何らかの数値や状態に制限がないことを意味している。

（2024年3月8日更新）

デジタル大辞泉

あお‐てんじょう〔あをテンジヤウ〕【青天井】

読み方：あおてんじょう

１ 青い空を天井に見立てた語。

２ 取引で、相場の上限のないこと。

証券用語集

青天井

どこまでも上昇を続けそうに思われるぐらい、皆が強気になっている相場の状態。
雲１つない青空のように陰りがみられず、天井＝ピークがない、という意味からきています。しかし現実には、どんな相場も無限に上昇を続けるわけはありませんし、必ず天井があります。逆に言えば、青天井と言われる状況になったら、たとえまだ上がり続けそうに思えても、投資家は慎重になることが重要です。なお、上昇相場における高値水準を「天井」と言い、最高値を「大天井」と呼びます。青天井は、連日、最高値更新を続け、大天井が確認できないような状況を表します。

商品先物取引用語集

青天、青天井（あおてん、あおてんじょう ）

上げ相場が続いて買い人気の強い時のこと。相場の天井が青空のように際限なく高く思われるような状況をたとえていわれたり、値幅制限が解除されて相場の天井がない状態のことをいいます。

ウィキペディア小見出し辞書

青天井

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/07 05:32 UTC 版)

「麻雀の得点計算」の記事における「青天井」の解説

現実の麻雀で採用されることはまれだが、特殊ルールとして、青天井と呼ばれる以下のような点数計算法が採用される場合がある。 前掲の早見表にあるように、通常の点数計算では飜数に応じてそれぞれ満貫・跳満・倍満・三倍満・数え役満の点数が固定的に定められる。しかし青天井ルールでは、そのような通常の満貫以上の打ち切りをせず、符×2(飜数+2)の計算式に符および飜数を厳密にあてはめて計算する。すなわち、1飜上がるごとに得点は倍になっていく。 詳細は「青天井ルール」を参照

青天井

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/18 06:46 UTC 版)

「天井」の記事における「青天井」の解説

物価や相場などが高騰し、最高値をどこまでも更新していくことを、遮る雲の無い青空に例えて青天井という。他に、天井知らずという表現もある。 麻雀の得点計算で、点数の上限を設けないローカルルールを青天井ルールという。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

青天井

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 02:36 UTC 版)

名詞

青 天 井（青・天井　あおてんじょう）

1. 青空をしゃれて言う語。
2. （天井がないことから）定住するところがないこと。
   • その原因はたぶん住所がないといふこと、したがつて誰にも束縛されず、係累もない、青天井の下の自然児で、その土地でなければ営業ができないといふ性質のものではなく、至るところ青山あり、どこへ行つても開業できる、天地帰一といふ妙味をおのづから体得してゐる連中だから、（坂口安吾 『パンパンガール』）
3. 相場や賭け事、予算編成などにおいて、投資額や賭け金などの支出に制限を設けないこと。また相場などが限りなく値上がりし続けていくこと。

Weblio日本語例文用例辞書

「青天井」の例文・使い方・用例・文例

• 青天井, 青空, 大空.
• 株価は青天井である.
• 訴訟費用は青天井だ.
• 青天井で夜を明かした
• 青天井
• 青天井で一夜を明かした
• 青天井は落ちる気づかい無し（と乞食言う）
• 木の根枕に青天井
• 身に毛布をまとって青天井で夜を明かした
• 青天井は落ちる憂い無し（と乞食言う）