ディライトワークスとは? わかりやすく解説

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ディライトワークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/21 14:07 UTC 版)

ディライトワークス株式会社
DELiGHTWORKS Inc.
本社が入居する六本木ヒルズ森タワー
種類 株式会社
本社所在地 日本
106-6120
東京都港区六本木6丁目10番1号
六本木ヒルズ森タワー20F
設立 2014年1月22日
業種 情報・通信業
法人番号 8010401109902
事業内容 投資事業、飲食事業、リゾート事業
代表者 代表取締役社長 庄司顕仁
資本金 1,000万円
従業員数 291名(単体・2021年8月時点)
関係する人物
  • 髙田隆太郎(取締役CIO〈最高投資責任者〉)
  • 杉山直人(取締役)
外部リンク www.delightworks.co.jp
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ディライトワークス株式会社: DELiGHTWORKS Inc.)は、投資・飲食・リゾート事業を主な事業とする日本の企業。

歴史

2014年1月、スクウェア・エニックス出身の庄司顕仁によって設立される。庄司はスクウェア・エニックス(当初はスクウェア)に15年間在籍し、品質管理部門の責任者やアーケード部門の立ち上げ、グループ会社のタイトーの事業本部長などを務めた[1][2][3]。設立当初は庄司1人だけの会社だったが、従業員数は2014年中に30名ほど[2]、2018年7月時点では380名にまで膨らんだ[4]

2015年7月、開発を担当したiOS/Android用ゲーム『Fate/Grand Order』(配信元:アニプレックス)が配信開始。2016年10月、企画・開発を担当したiOS/Android用ゲーム『バンドやろうぜ!』(配信元:アニプレックス)が配信開始(2019年3月にサービス終了)。

2019年3月、インディーゲームの開発支援およびパブリッシングを行うレーベル「ディライトワークス インディーズ」の立ち上げを発表[5]。同年7月にNintendo Switchで発売されたAREA35開発の『タイニーメタル 虚構の帝国』が同レーベルの第1弾タイトルとなった。

モバイルを中心としたビデオゲーム以外にも、2018年に第1弾が発売された『FGO』をモチーフにしたボードゲーム『Fate/Grand Order Duel』を皮切りにアナログゲームの開発、発売も展開している[6][7]

2016年8月、ゲーム開発を行う株式会社ミラクルポジティブの全株式を取得し、完全子会社とする[8]。2018年11月、開発体制の強化を目的とし、6つの制作部門を新設する組織改編を発表した[9]。2019年1月、Aimingと資本業務提携を結び、新作スマートフォン用ゲームの共同開発を模索していたが、2020年7月に提携解消を発表した[10]

2021年12月15日、アニプレックスにゲーム事業を譲渡する契約を締結したと発表した。ゲーム事業を新設分割した新会社「株式会社ラセングル」に承継させた上で、2022年春にアニプレックスがラセングルの全株式を取得するスキームをとり、ディライトワークスはゲーム事業以外で事業を継続するとした[11][12]

2022年2月1日、アニプレックスとの株式譲渡契約に基づきゲーム事業をラセングルへ承継[13]

作品

ビデオゲーム

OVA

発売年 タイトル 制作スタジオ 備考
2021年 Fate/Grand Carnival Lerche 製作

スポーツ事業

ゴルフ

2018年12月、アスリートを支援する「Athlete Support Program」の取り組みの第一弾として、プロゴルファーが所属する「Team DELiGHTWORKS」の立ち上げと、翌年よりAbemaTVツアーの一戦として行われるプロゴルフトーナメントの主催を発表した[14]。2023年には次世代のプロゴルファーを発掘する目的でミニツアーを発足[15]。初年度は年間5戦で、各大会の成績に応じてポイントを付与し、最終戦終了時点での合計獲得ポイント上位者5名には、同社が特別協賛するABEMAツアー最終戦「JGTOファイナル」への出場権が与えられる[16]

AbemaTVツアー協賛

  • ディライトワークスASPチャレンジ(2019年)
  • ディライトワークスチャレンジ(2020年)
  • ディライトワークスJGTOファイナル(2021年 - )

サポート選手

  • 池村寛世
  • 幡地隆寛
  • 丹萌乃
  • 桑山紗月
  • 池村晃稀
  • 大野倖
  • 佐久間夏美

スポンサー契約

  • 諸藤将次
  • 高野碧輝
  • 佐久間綾女
  • 星野杏奈
  • 出口慎一郎(キャディ)

モータースポーツ

2025年からレーシングドライバーの挑戦と達成、成長の場を作り、日本から世界に挑戦するレーシングドライバーを輩出することを目的とした「DELiGHT WORKS RACING」を発足し[17]、前年まで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦した戸田レーシングのメンテナンス体制の元に参戦する事を発表[18]。また、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTEAM MUGENとそれを運営する日本レースプロモーション(JRP)ともパートナーシップを結んだ[19]

所属ドライバー

全日本スーパーフォーミュラライツ選手権

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 順位 ポイント
2025年 2 荒尾創大 SUZ
1

8
SUZ
2

11
SUZ
3

7
NC* 0*
岩澤優吾 AUT
1

10
AUT
2

14
AUT
3

C
OKA
1

10
OKA
2

OKA
3

SUG
1

SUG
2

SUG
3

FSW
1

FSW
2

FSW
3

MOT
1

MOT
2

MOT
3

NC* 0*
3 三井優介 SUZ
1

5
SUZ
2

7
SUZ
3

6
AUT
1

7
AUT
2

6
AUT
3

C
OKA
1

6
OKA
2

OKA
3

SUG
1

SUG
2

SUG
3

FSW
1

FSW
2

FSW
3

MOT
1

MOT
2

MOT
3

8位* 5*

関連人物

  • 塩川洋介 - 元ディライトワークスクリエイティブオフィサー・第1制作部「DELiGHTWORKS SWALLOWTAIL Studios」ゼネラルマネージャー、現・ファーレンハイト213株式会社代表取締役
  • 直良有祐 - IZM designworks代表取締役、元DELiGHT Art WorksおよびDELiGHT Graphic Worksクリエイティブオフィサー、現・ラセングル所属
  • 小野義徳 - 元ディライトワークス代表取締役社長COO。現・ラセングル代表取締役社長

関連項目

  • ラセングル - ディライトワークスのゲーム部門を継承。代表取締役社長COOを務めた小野義徳が代表取締役社長を務めている。
  • ファーレンハイト213 - 出身の塩川洋介が設立。

脚注

  1. ^ 「Fate/Grand Order」が目指す,スマホ時代の新しい物語とは。奈須きのこ×武内 崇×庄司顕仁の3名に聞く,その狙いと手応え
  2. ^ a b 『Fate/Grand Order』の最新情報を大量公開! 奈須きのこ氏、武内崇氏にインタビュー - 電撃オンライン
  3. ^ CEDEC2018
  4. ^ 【セミナー】大団円に仲間を導く「プロジェクトマネージャー」のやりがいとは…ディライトワークスのPMのとある一日も公開 | Social Game Info
  5. ^ “ディライトワークスインディーズ”はともに飛び立つ仲間を求めている。キーパーソンが明かすインディーゲーム戦略 - ファミ通.com
  6. ^ 塩川洋介さん&白坂翔さん&磨伸映一郎さん対談。『FGO』のディライトワークスがボードゲームを作る狙いは? - 電撃オンライン
  7. ^ ボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」のゲームルールが明らかに。リリースに先駆けた最速体験会の情報も判明
  8. ^ 【インタビュー】『Fate/Grand Order』開発・運営のディライトワークスが完全子会社化したミラクルポジティブとは 代表の加藤拓氏に訊く次なる一手 | Social Game Info
  9. ^ ディライトワークス、「FGOスタジオ」を含む6つの制作部門を新設─塩川氏は第1制作部を指揮 | GameBusiness.jp
  10. ^ 「FGO」のディライトワークス、「ログレス」開発元と提携解消 「当初想定した成果を享受できない」 - ITmedia NEWS
  11. ^ アニプレックス、『FGO』ディライトワークスのゲーム事業を承継した新会社を子会社化へ。ディライトワークスはゲーム以外で事業を継続、ファミ通.com、2021年12月15日
  12. ^ ディライトワークス、『FGO』開発チームなどゲーム事業を承継する新会社ラセングルを設立 来春を目途にアニプレックスに譲渡予定、gamebiz、2021年12月28日
  13. ^ 『FGO』ディライトワークス、本日2/1付けでゲーム事業をラセングルに承継。ゲーム内で新会社のロゴが公開”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2022年2月1日). 2022年2月1日閲覧。
  14. ^ ディライトワークス,アスリート育成プログラムを開始。第1弾はゴルフ
  15. ^ 「ディライトワークスゴルフツアー」開催のお知らせ | 最新情報 | ディライトワークス株式会社”. www.delightworks.co.jp. 2024年6月21日閲覧。
  16. ^ DELiGHTWORKS GOLF TOUR”. Magic Move. 2024年6月21日閲覧。
  17. ^ 「DELiGHTWORKS RACING」を本格始動「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 2025」に2台体制でフル参戦 | 最新情報 | ディライトワークス株式会社”. delightworks.co.jp. 2025年5月18日閲覧。
  18. ^ DELiGHTWORKS RACINGが荒尾創大と三井優介の2台体制でスーパーフォーミュラ・ライツに参戦 | 国内レース他”. autosport web (2025年2月25日). 2025年5月18日閲覧。
  19. ^ スーパーフォーミュラが若手アスリートの育成・支援を目的にディライトワークスとパートナーシップ契約を締結 | ニュース”. autosport web (2025年3月13日). 2025年5月18日閲覧。

参考文献

外部リンク


ディライトワークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 04:50 UTC 版)

ミカド (ゲームセンター)」の記事における「ディライトワークス」の解説

『Fate/Grand Order』などを開発・運営するゲームソフトメーカー。2019年自社々員の創作意欲への刺激用および社外交流一助用としてミカド協力のもと、本社一画アーケードゲームプレイ出来「ゲームセンター」的なスペース作った。(社員および許可得て入った社外の人のみIN & PLAY可能)

※この「ディライトワークス」の解説は、「ミカド (ゲームセンター)」の解説の一部です。
「ディライトワークス」を含む「ミカド (ゲームセンター)」の記事については、「ミカド (ゲームセンター)」の概要を参照ください。

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