その他の鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:42 UTC 版)
鬼の頂点(仮)/「あの方」 鬼達から王よりも更に上位の立場として神聖視される存在。名前は鬼独自の文字で表記されるが、読み方は不明(アニメでは「あの方」と呼ばれる)だが、作中ではエマ達人間も発音している。 ミネルヴァが残した情報によると、鬼の頂点は七つの壁を超えた先にいるらしく、彼と約束を結び直せば鬼のいない世界へ安全に逃げる事もできるという。しかし、ミネルヴァも七つの壁を越えた事や鬼の頂点にも会ったことが無い。また1000年前にもう一つの約束が交わされていたとのこと。エマはクヴィティダラで鬼の頂点らしき者の幻を見ている。彼が取り決める「約束」は絶対の効力であり、他の鬼は意見する事すらできない。 鬼の兄弟(仮) エマ達が侵入した鬼の町にいた子供の鬼の兄弟。名前は不明。 量産農園産の人肉を購入したが、高級農園産の人肉は食べたことも見た事もないとのことで、兄の方は高級農園の人肉は量産農園の人肉とは違うのだろうかと思いふける。一方、弟は変装したドンの足元を見て変な足だと兄に報告したため、それに気付いたエマ達は即座に身を隠す。 その後は直接的な出番はないが、時折エマ達の回想などで登場している。
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その他の鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)
お堂の鬼 声 - 緑川光 演 - ※星賢太 仮称。炭治郎が旅立ちの直後に遭遇した。 作中で最初に登場した鬼。首を切られても側頭部から腕を生やして抵抗する。炭治郎に倒されて失神し、鱗滝の問答で炭治郎がとどめをためらっているうちに夜明けの日光に晒されて死ぬ。 手鬼(ておに) 声 - 子安武人、豊崎愛生(幼少期) 演 - ※竹村晋太朗 仮称。47年前、江戸時代・慶応年間のころに鱗滝に捕まった鬼。仮称通りに全身に幾つもの腕を纏った、大型の異形の鬼。 最終試練の場「藤襲山」に封じられているが、その中でしぶとく生き延び、50人もの人間を喰らった。自分を捕まえた鱗滝を心から憎んでおり、彼の彫った狐面を目印に13人の弟子を殺している。 弱点である首はとりわけ多く腕がまとわりついているせいか非常に硬く、錆󠄀兎が切りつけた際は逆に刀が折れてしまったほど。だが山中の鬼(声 - 鶴岡聡、福島潤 他)も倒していた炭治郎の力には敵わず、「壱ノ型・水面斬り」で首を刎ねられて敗北。今際の際に兄(声 - 小市眞琴)と過ごした人間時代を思い出し、涙を流しながら消滅する。 アニメ劇場特別上映版ではボス敵。また、「(明治から大正に)年号が変わっている」というセリフを発するが、テレビアニメでの放送時期と平成・令和の改元とが一致したことで話題になり(後述)、このキャラクターのグッズ化も行われた。 沼の鬼(ぬまのおに) 声 - 木村良平 仮称。 1本角・2本角・3本角の三身一体で行動する鬼。三つ子ではなく能力による分身・分裂の類であり、お互いを「俺」と呼ぶ。 十六歳になったばかりの娘を好んで食い殺し、殺した娘たちが身に着けていたかんざしや髪飾りを蒐集品として集めている。血鬼術を扱える異能の鬼であり、壁や地面に対し沼地を発生させ沼の中を自在に動き回れる。キャラブックによるとナルシストで、歯ぎしり癖は人間時代からの名残らしい。 炭治郎が最初の仕事で倒した鬼。トキエ(声 - 冨岡美沙子)を襲撃した際、和己(かずみ)(声 - 酒井広大)と共に失踪事件の調査をする炭治郎と鉢合わせる。沼に飛び込んできた炭治郎に「陸ノ型 ねじれ渦」で2人が倒され、最後の一人も首を刎ねられて全滅した。炭治郎からの尋問に対し、鬼舞辻󠄀無惨について答えることを極度に恐れている。 朱紗丸(すさまる) 声 - 小松未可子 演 - ※西分綾香 無惨直属の配下。おかっぱ頭で、古風な口調と童女のような振る舞いをする女性の鬼。十二鬼月を自称するが、無惨に言いくるめられているだけある。 血鬼術「毬(手毬)」を使用し、手毬を投擲したり蹴ったりして攻撃したり、手毬を複製したりする。腕と手鞠は血鬼術により6個ずつまで増える。また、破壊力が尋常ではない。 矢琶羽と共に、無惨の命を受けて、浅草で炭治郎・珠世を襲撃する。血鬼術の手毬で建物の壁をぶち抜いたり、愈史郎の頭を粉々に砕いたり、鞠を蹴り返そうとした禰豆子の足を逆に吹き飛ばすなどいかんなく力を発揮していたが、矢琶羽が倒された後、珠世の術にかけられて無惨の名を口にしてしまった事で「呪い」が発動し、口から巨大な手が生え、体内に残留していた無惨の細胞に肉体をミンチのように破壊され、朝日に照らされて塵となる。炭治郎は人間だった頃はただ手毬遊びが好きな少女だったのだろう、と想いをを馳せていた。 ファンブックによると、手毬は人間時代に父親に買ってもらったもの。 『キメツ学園』では高等部3年土竜組のバレー部の部長。「朱紗」が苗字で「丸」が名前となっている。鞠(鋼鉄製)を持ってこないように注意した風紀委員の善逸に鞠を笑いながら投げつけている。3話では放課後にカナヲをバレー部に入れようと追いかけ回していた。 矢琶羽(やはば) 声 - 福山潤 演 - ※星乃勇太 無惨直属の配下。両掌に瞳孔が矢印の目玉が付いた青年姿の鬼。両目は閉じられている。一人称は儂。 神経質で病的な潔癖症。 ちなみに、掌の目は矢琶羽が人間時代に盲目だったから…とかでは全くなく、普通に見えていて、普通に目があるより掌にある方が能力が使いやすいから、という理由からこうなった。 朱紗丸と共に、無惨の命を受けて、浅草で炭治郎・珠世を襲撃する。 血鬼術の見えない矢印と朱紗丸の鞠とのコンボで初めは炭治郎を苦しめたが、愈史郎の視力を借りたことで矢印を見切られ、術を逆手に取られて距離を詰められて首を切られ、激昂して最後の足掻きとして血鬼術を連発し、炭治郎を道連れにしようとするも倒された。 血鬼術「紅潔の矢」を使用し、両掌に存在する眼により発動させる不可視の矢印(ベクトル)を操る技や追跡・探知能力を用いる。また、矢印は日輪刀では切れない他、放たれた順にしか発動しない。弱点として、矢印の方向の先に技を繰り出して衝撃を相殺出来る、当人が矢印と同じ方向に動けば巻き取れる、という二つがある。 『キメツ学園』では高等部3年土竜組で弓道部の部長。豆腐屋の息子らしい。 響凱(きょうがい) 声 - 諏訪部順一 演 - 高木トモユキ 元・十二鬼月の下弦の陸。両肩や腹、両脚から鼓を生やした鬼。 一人称は小生、もしくは俺。計画的で賢明だがぼそぼそと呟くように喋るなど、陰気で神経質且つプライドが高い。また、土足で家に上がり込んだ鬼殺隊の面々に苛立つなど、礼儀に煩い一面もみせている。 炭治郎と善逸が指令を受け向かった先の屋敷の主。 身体各部の鼓を打つ事で、部屋を回転させたり斬撃を飛ばす空間支配の血鬼術を持つ。部屋の空間を転移させる鼓も背中に生やしていたが、血の匂いを嗅ぎつけてきた舌の鬼(声 - 新垣樽助)、角の鬼(声 - 川原慶久)との争いで鼓の1つを落とし、これが清に拾奪され、皮肉にも利用される。 人間だったころは里見八見伝が好きな事から伝奇小説を書く文筆家で、鬼となってからも文筆をしていたが、彼の作品を酷評した上に原稿用紙を踏みつけにした知人を惨殺した過去を持つ。 嘗ては十二鬼月の下弦(陸)にまで登り詰めたほどの実力者だったが、やがて身体が人肉を受け付けなくなり、これ以上の向上が見込まれないと鬼舞辻無惨から見限られ、数字を剥奪された。十二鬼月に復格するために「稀血」を持つ清を狙う。 転移の鼓を逆利用する清を捕らえきれず、清の弟妹・正一(しょういち)(声 - 市来光弘)、てる子(てるこ)(声 - 岡咲美保)と行動を共にしていた炭治郎と一騎討ちとなり前述の血鬼術で苦しめるが、「玖の型 水流飛沫・乱」で攻略され倒された。戦いの最中でも手書きの原稿用紙を踏まなかったことや炭治郎の血鬼術に対する賞賛の言葉に「自分は認められた」と涙を流しながら消滅する。 『キメツ学園』では教師で担当科目は高等部の音楽。主に鼓を用いて授業をする。長唄やお囃子ばかりさせられるので、響凱の生徒達は最近の教科書に載っている曲をちゃんと歌えないらしい。 技一覧 鼓打ち 縄張りである屋敷内の空間を支配する血鬼術。鼓を打つと今いる部屋の状態が変化する。左肩の鼓を打つと、部屋がそのまま左回転する。右肩は右回転、右脚は前回転、左脚は後回転。部屋内の人間は回転の度「下」に落下するが、響凱自身は影響を受けない。腹の鼓を打つと、敵を爪で引き裂くような斬撃が3本飛ぶ。背中には別の部屋へ転移する鼓が生えていた。 尚速鼓打ち(しょうそくつづみうち) 鼓を超高速で連打する。術中に嵌まった者は平衡感覚を失い、5本に増えた斬撃に苛まれることになる。 蛇鬼 伊黒の一族を300年間支配していた女の鬼。 仮称ではあるが名前通り下半身が蛇で上半身は人間だが顔だけは人の顔を蛇にしたような見た目をしている。赤ん坊が大好物で、更に小芭内を稀有な男の生贄として見ていた。小芭内が脱走したため彼の一族50人を殺害。その後に小芭内を追いつめた所を当時の炎柱である煉獄槇寿郎によって殲滅された。 佩狼(はいろう) 『煉獄杏寿郎外伝』に登場した軍服を着用した鬼。 杏寿郎が炎柱になる前に遭遇した下弦の弐であり、影を操る血鬼術を使う。また影の中に重火器を隠し持っている。 かつて炎柱だった槇寿郎と遭遇した際に殺されかけ、どうにか逃げ延びた際に「卑怯者」呼ばわりされた事で力をつけて槇寿郎に復讐する事を決意し、下弦の弐に上り詰めた。 前述の出来事からか情緒不安定で、感情が昂ると自分で自分の頭や口の中を撃ち抜いて冷静になる癖を持つ。 槇寿郎を誘き寄せるためにある町で無差別爆破事件を起こし影で作った狼に人々を襲っていた所で杏寿郎と遭遇、彼を槇寿郎と勘違いし激昂しながら襲い掛かるも攻撃を悉く弾かれ次第に追い詰められていく。 そして影の中に用意した武器が刀一本だけになった時、自分が新選組に所属していた事や自身の武士道を全否定されて銃で殺されかけた人間時代の過去を思い出す。 武士としての矜持も思い出したことで杏寿郎の実力を認め、刀での一騎打ちを仕掛け敗れるも、杏寿郎の剣技を称賛しながら満足げに消滅した。 なお、この一戦の功績により杏寿郎は槇寿郎に代わる新たな炎柱に昇格することになる。 姑獲鳥(うぶめ) / 弥栄(やえ) 小説『風の道しるべ』に登場した着物を着た小柄な女性の鬼。 実弥が風柱になる前に遭遇した下弦の壱であり、お香を焚いて嗅いだ者に幻術を見せる血鬼術を使う。稀血の者を含む多くの子供を捕食している。 親からの愛に恵まれなかった子供や隊士を攫ってはお香で精神を操り、母を演じて自己満足の育児をし衰弱させてから自分の胎内に還すという名目で攫った人間を喰らっている。自分の寵愛を受け付けない者については暴言を吐いて無慈悲に始末するようにしている。 人間のころは早くに亡くなった両親から屋敷や骨董品などを相続し数人の使用人と共に暮らしていたが、夫に財産を勝手に売られ暴力を振るわれ、使用人にも逃げられてしまう。後に夫は川で溺死するも今度は献身的な看病も虚しく娘を病気で亡くすなど、悲運に見舞われた女性とされていた。 だが、実際は自分が家族を持って幸せになりたい為に他者を踏みつけにできる利己主義にまみれた人物で娘の遺した日記によれば「娘に尽くす健気な母親」を演じるために娘に毒を盛って衰弱させ自分を突き放そうとすれば虐待していた、今で言う所謂代理ミュンヒハウゼン症候群のような事をしていた。また、自分から逃げようとした娘や別の女性と駆け落ちしようとした夫を自分の手で殺害したことが本人の口から語られている。 屋敷に訪れた実弥と匡近と遭遇した際、実弥が父親に虐待されていたことを見抜いて気に入り自分の新たな子供にしようと幻術に嵌めるが匡近の起点によって幻術を破られ、実弥の稀血によって酩酊状態に陥り追い詰められる。 だが、彼女を母だと思い込まされた一人の少女が戦闘に割って入り、その少女を守ろうとした事で匡近が致命傷を負う。直後に実弥に首を落とされ、作り物の様な笑顔を浮かべたまま絶命した。 なお、この一戦の功績により実弥は風柱に昇格することになるが、匡近が殉職した事で彼の心に大きな傷を残すことになる。 切り裂き魔の鬼 声 - 伊藤健太郎 名称不明であり仮称。アニメオリジナル。身体に刺青が入った坊主頭の鬼。 無限列車編・第1話に登場。自身のスピードには自信があり、そのスピードを発揮する際は刺青が青く発光する。無限列車が発着する駅近辺で無差別に人々を襲っていた。鬼になってからは人間の食べ物の匂いを嗅ぐ事すら嫌悪する様になっており、人間に対しても不味そうな血だと判断すれば長く苦しめてから殺すことにしている。無限列車の整備場で杏寿郎と遭遇し、整備員の一人を人質に取るも始末する前に手首を落とされ、撤退する。殺人を邪魔された腹いせに駅まで走りトミとふくを襲うが、杏寿郎に首を落とされ、呆気なく消滅した。
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