その他の魔族
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「バトルスピリッツ ブレイヴ」の記事における「その他の魔族」の解説
翼のイオラス 声 - 三宅健太 自称・バローネの右腕のカードバトラー。ブルドッグのような顔が特徴。首輪をしており、それを右手で握る癖がある。二つ名はザジによる命名。ザジいわくイオラスのキースピリット「翼神機グラン・ウォーデン」にちなんだというが、その例えとしてイカロスの伝説を皮肉にして話している。性格は単純でどこか憎めない。バローネの領土のほとんどはイオラスによるものらしい。 バローネに仕えられるだけで満足だというが、「彼に負けた奴=ダン」に肩入れしていると思い不満げにしているところをザジに唆され独断でダンに戦いを挑み敗北、バローネからは見捨てられてしまう。 バローネがローマを剥奪された際にはフローラと共に彼の元へ戻るも一度は別れることになるが、シカゴで覇気を失っていた彼と再会した際にはフローラと共に説得・叱咤激励し、甲斐あって再びバローネに仕えることになる。 バローネがデュックとのバトルで重傷を負った際、ソフィア号クルーたちに涙ながらに土下座して協力を請うた。バローネが魔族をまとめるために旗揚げした後は12宮Xレアの捜索に携わり、バローネのために尽力した。 バトルスタイルはバローネを真似ており、ザジやクラッキーからは「忠犬」と呼ばれていた。 フローラ・パフューム 声 - 本多陽子 バローネに仕えているピンク色の髪やアイシャドーが特徴の魔族の少女。彼を慕っており、自らを忠実な部下と名乗る。一見すれば魔華をたしなんだり大人しく礼儀正しい少女だが、コアブリットを撃ち込んでソフィア号に単身乗り込む大胆さを持ち、まゐに勝るとも劣らぬ戦闘力も備える。 バローネがダンに夢中になる理由を知るべく彼にバトルを挑む。キースピリットのアタックを誘われ、ラグナ・ロックによるアタックを決めたものの敗北。この件を通してバローネのバトルに対する心情を理解するが、主君であるバローネからは見捨てられてしまう。 バローネ追放の際に、イオラスと共にローマへ戻り、ザジを非難するも一度はバローネと別れる。その後、シカゴで彼と再会し覇気を失ったその姿を見て激怒し、わざと彼を挑発してバトルを通した諫言と叱咤激励を身を挺して行う。その行動は甲斐あってバローネとの絆を取り戻し、再び彼に仕えることになる。 魔光殿の動乱の後、些細なすれ違いから花を摘み食いした挙句吐き捨てたゾルダーに憤り、彼と激突。二人の過去生のことは思い出さなかったもののその後は心が通じたのか「兄様」と呼ぶようになる。彼がギルファムに見入っていたところを嫉妬していたあたり想いは強い。49話でのバローネの台詞から、自身とゾルダーの過去を思い出した様子。エピローグでは百瀬華実が着ていたものと同じデザインの服を纏って式典に参列している。 バトル時にはパンク・ロックのようなバトルフォームを身に纏い、性格も荒々しく過激になる。飄々としているザジはその様を「はまぐれバトル」と形容し、行動力を恐れる。しかしドローカードが無いため手札事故を起こしやすく、本来ならばダンとのバトルでは彼がジーク・アポロドラゴンを出す前に敗北していた。 バトルフォームのモチーフは、手塚治虫の漫画『プライム・ローズ』の主人公の服装から。 バルガダ 声 - 高塚正也 セバンという町を治める魔族の領主。猿のような容姿。カードバトラーのラーゼを雇い、魔族にしては穏やかな統治者でジゼルと結婚することで人間と魔族の融和に努める領主と言われるが、実際はセバンの人々の多くは一部の富裕層を除いて困窮にあえいでいた。そのため人間に反乱軍を組織され、それを抑えるためにジゼルと政略結婚を目論んでいた。統治能力に不足している面はあるものの、政略結婚で抑え込もうとするなど知略に長けた人物。 最終的にダンにラーゼが敗北したことで潔く敗北を認めて町を離れた。彼の用心棒であった後にラーゼが語ったところによると「魔族の緩やかな支配を人間が受け入れる」という独善的な発想ではあるものの、本気で魔族と人類の行く末を案じており、ダンさえも「どこか憎めない」と評していた。しかしラーゼからは理想を実現する力が無いとみなされて離反されてしまう。その後別の領土を支配していたものの、雇っていたセレコウスに殺されかけるが、ぎりぎりで魔ゐに助けられ、その配下に付いた。 毒蜘蛛のシーマ 声 - 進藤尚美 デュックの妻であり、ルガインの母。着物を身に纏い、蜘蛛の脚のようなものが6本、背中から生えている。関西弁で喋る。ドスの利いた雰囲気を出している。厳しくも優しく、夫であるデュックを深く信頼する一方で、彼が獄将となってしまった際は「身内の恥はよそ様に見せたらいけない」と懐の短刀で落とし前をつけようとする。その雰囲気からユース・クラッキーには恐れられている。 夫が収監された原因であるダンを恨むことなく、彼の不器用ながらも実直な性格も見抜き、彼を支えるまゐとも意気投合した。ルガインが国を追われても「みんながついている」と励まし、ルガインとザックが人類と魔族のために行動するようになってからは、彼らが義兄弟の契りをかわすよう取り計らった。暴将デュックの帰還後は、彼を優しく迎えた。 振袖を着ている他にも和室を用意していたりと、この時代には珍しく日本の伝統文化をたしなんでいる。二つ名を持ち、バトルを見る際には高い洞察力を魅せるなど、かつては名うてのカードバトラーだったことを伺わせる。 ガスパール 声 - 平川大輔 バローネの懐刀となった魔ゐの部下。メムノンいわく頼れる漢。サポートとしてヴィオレ魔ゐを支える。 セレコウス 声 - 石川ひろあき バルガダに雇われていたカードバトラー。半魚人の風貌。傭兵であり荒っぽいバトルをするといわれる。魔ゐとバトルして敗北したことでその軍門に下った。 ベネルド 声 - 中村悠一 コソボを治めていた魔族の男。バローネとは昔からバトルの腕を競うライバル同士。彼やイオラスとは「兄弟」と呼び合う仲でもある。かなりの好戦的な性格でシャドーボクシングをところ構わず繰り出す癖があり、「不安を消したいならバトルが一番」というのが彼の信条。青デッキの使い手である。 バローネの旧友ではあったものの、民衆の不安を取り除くこと・人間との融和を考えるバローネのやり方に反発。地球リセットの動乱に対し、「不安を消すなら戦うのが一番」と人間への総攻撃をすべきと語り、魔族の指導者としての地位をかけ彼にバトルを挑もうとするも、バローネを失うわけにはいかない魔ゐがその前座を引き受ける。魔ゐとのバトルではライフとデッキ破壊の両面で彼女を追い詰めようとするも、2体のノヴァの圧倒的な力とマジックコンボにより敗北。潔く負けを認め、バローネたちに協力することになる。 アルコル 声 - チョー 「109876」の囚人ナンバーを持つ24世紀の爆弾テロリスト。バトルでは赤の古竜、龍帝をメインにしたデッキを使用する。 極刑を受ける寸前で逃亡し、HOPEへ侵入するもののアンジュの手で撃退され冷凍状態にあった。HOPE内に爆弾を仕掛けソフィア号を奪うことを画策するも、ダンにバトルを挑まれる。永遠不変のルール『バトルスピリッツ』の元、ダンと赤デッキ同士の激突をし、彼との小細工なしのぶつかり合いに喜びながらも敗北。 爆弾が解除された後はダンの生き様を見て感慨にふけり笑みを浮かべながら、古いシャトルに乗って宇宙の彼方へ消えていった。テロリストではあるものの罪状の詳細は不明。彼自身正々堂々としたカードバトラーであり、彼が元々HOPEに逃亡したのも「安住の地」を得るためである。 最初に未来に来たダン同様、ブレイヴの出現には驚いていた。
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その他の魔族
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「きゅーきゅーキュート!」の記事における「その他の魔族」の解説
ササラ・ビョルンストライド アンダーレゾン学院特別クラス所属。外見は小学生ぐらい。いつも寝ている。時々突発的に目を覚ましてはよくわからないことを口走ってまた寝てしまう。5巻より登場。 実は魔界の第二王女で、カカとは親友。「封印樹」に自らを封じており、カカによって解放された。上記の姿は封印樹から漏れ出た思念体であり、本来の外見は20代前半くらいの超美女。長い髪は七色に輝く。猫が好きだが犬やヒヨコも捨てがたいらしい。同じ内容を「あるいは」と別の言い方で繰り返す癖がある。ただし、感情が激した時は全く同じ言葉を繰り返すことも。 自分の周囲(半径約30km)の以内全ての魔族の魔力を支配し、自在に操る能力を持つ。彼女の周囲では魔族は魔法を使えなくなる。これはいかなる魔族にも(スキュースやカカでさえも)打ち破れない「天系能力」で、彼女の意思とは無関係に常時発動する不随意系能力でもある。(唯一混沌とした実在の力で能力を一時的に抑え込むことは可能)支配した他者の能力は彼女の意思で行使できる。ただし人間の能力者には無影響である。 その能力のために一部の魔族からは忌み嫌われており、皮肉を込めて「傀儡回し(プレイヤー)」と呼ばれている。 今回の「大会」については、ハンサムとの利害の一致(ハンサムは理刀を娘達から引き離したいがために、ササラは理刀と結ばれたいがために)により承諾した。 理刀に助けてもらって以来、彼に想いを寄せており、自分の友人か、または恋人、できるなら夫としてこれからも自分の共にいて欲しいと思っている。 10巻のラストで、自らの意思で人間界に留学して来ることが判明した。 ファルル・エプスタイン 魔界の公爵家の魔族(当主ではない模様)。肥満体のとっつあん坊や。わがままで考え無しで臆病な卑怯者。6巻に登場。ササラを暗殺しようと企むが、計画・行動があまりにも粗雑なため、ことごとく失敗する。 モップのような金髪は実はカツラで、ハゲと言われると逆上する。 ササラの殺害に失敗した後、スキュース・カカ・リイザの三姉妹に脅され、手下たちも見捨てて命からがら逃げ去った。 骨破(こっぱ) ファルルに仕える魔族。大男だが長短足。辮髪。怪力と、巨体に似合わぬ素早さ、野獣並みの嗅覚を誇るが、極めて愚鈍で、命令以外のことは理解できない。 見た目通りにかなり打たれ強く、タフ。 メイドたち ファルルに仕える3人のメイド。個人名は不明。毒薬や短剣を使い、体術にも長けているが、3人がかりでも毒舌丸には遠く及ばない。 セイル・エプスタイン 魔界の公爵家の息子。魔族。他力本願が身上のエプスタイン家の者にしては鍛え上げられた身体の持ち主だが、性格は傲慢なだけの卑怯者で、常に他人を見下している見掛け倒し。9巻より登場。 「大会」に優勝するべく、手下(理刀の混沌爆発を受け、ピクリとも動かなくなったことから、魔法人形)を多数参加させ、それ以外の者は買収したり妨害工作で蹴落とそうとする。理刀に対しても同様の工作を試みるが、シルティや仲間たちの活躍でことごとく失敗した。 ロム・アリアス アリアス子爵家の子息。魔界の「美少年コンテスト」優勝経験あり。単純で思い込みが激しいところがあるが、根は善良らしい。4巻に登場。 ケイン・コンドル コンドル子爵家の9男。8巻に登場。「大会」の参加者であり、卑怯な手段で理刀を陥れようとするが、見通しと詰めが甘く、見事に失敗する。 カラミティ、トルネイド、ディファ ササラのお付きの3人のメイド。10巻に登場。3人ともササラを心から慕っており、理刀をササラの婿として認めていない。 リンリン 女雛座争奪戦の参加者。12巻に登場。始めは鈴木鈴音(すずきすずね)という名で人間として参加していたが、百香に魔界出身であることを聞かれ、本名と本当の姿を現す。性格は好戦的で単純。悪意は持っていない。人間界には不法入界したらしい。 アン 12巻に登場した、女雛座争奪戦の参加者。修道女のような姿をして、日本生まれの人間を装っていたが、実は魔族。 ツェデュヴィーラ キュートの中に封印されていた、かつて蛮族の連合軍を率いてビョルンストライド王国と戦ったとされる女王。12巻から登場。ツェデュヴィーラとは本当の名ではなく「真なる女王」という意味であり、親に与えられた名は「土筆(つくし)」。 凶悪で悪辣で冷酷無比な女王とされているが、正体は気も腕力も弱く、ケンカなどとてもできないお姫様であり、キュートとのケンカで負ける程度。しかし、その膨大な魔力と術式構成のレベルが高く、キュートが貸した声帯からの呪声だけで、キュートを連れ去ろうとしたアンだけでなく周りの人や鳥までも苦しめるほどの力がある。 アビゲイル・キッドマン SS2より登場。アンダーレゾン学院に通うスイートの学友。キッドマン伯爵家の六十六女で、豹柄の縦ロールという髪をしている。スキュースの大ファン。
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