その他の魔法薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:41 UTC 版)
「ハリー・ポッターシリーズの魔法薬一覧」の記事における「その他の魔法薬」の解説
命の水 / 命の霊薬(Elixir of Life) 第1巻に登場。第6巻でもダンブルドアが詳しい説明をする。生命を延長する薬で、賢者の石から作られる。一度服用しただけでは意味がなく、不滅の命を保つには定期的に永遠に飲み続けなければならない。 おできを治す薬(Potion to cure boils) 第1巻に登場。「魔法薬学」の授業で、ハリーたちが初めて調合する魔法薬。比較的簡単に調合できる魔法薬だが、調合に失敗した薬には逆におできを作る作用がある。 材料は干しイラクサ、砕いた蛇の牙、ゆでた角ナメクジ、山嵐の針など。 忘れ薬(Forgetfulness Potion) 第1巻に登場。1年生の「魔法薬学」の学年末試験で、実技試験として生徒が調合させられる魔法薬。 元気爆発薬(Pepperup Potion) 第2巻に登場。風邪薬だが、これを服用した場合、体温が上がって耳から煙が数時間出つづける。 マンドレイク回復薬(Mandrake Restorative Draught) 第2巻に登場。バジリスクによる石化状態から回復させる薬。 骨生え薬 / スケレ・グロ(Skele-Gro) 第2巻に登場。骨を生やす薬で、飲むと喉が焼けるような味がする。第7巻でもフラー・デラクールが、ベラトリックス・レストレンジの拷問を受けたゴブリンのグリップフックを治すために使う。 ふくれ薬(Swelling Solution) 第2巻に登場。水薬で、この薬に触れた部分を膨張させる効果がある。 ぺしゃんこ薬(Delflating Draught) 第2巻に登場。ふくれ薬の解毒薬。 髪を逆立てる薬(Hair-Raising Potion) 第2巻に登場。ネズミの尻尾を調合するらしい。 愛の妙薬(Love Potion) 第2巻に登場。第4巻にも名前が登場する。効果を継続させるためには、定期的に飲ませなければならない。 第6巻では、世界一強力な愛の妙薬「アモルテンシア」が登場する。この薬は「魅惑万能薬」とも言い、薬の臭いを嗅ぐとその人が一番好きな臭いがする。 縮み薬(Shrinking Potion) 第3巻に登場。対象物を縮ませる効果がある緑色の水薬。作中ではネビル・ロングボトムのペット、ヒキガエルのトレバーがこの薬の力でおたまじゃくしになる。 材料は雛菊の根、萎びイチジク、死んだ芋虫、ネズミの脾臓、ヒルの汁。 脱狼薬(Wolfsbane Potion) 第3巻に登場。マーカス・ベルビィの叔父のダモクレスが、作中のごく近年に開発した。人狼が満月の夜の前の一週間、この薬を飲むと、変身した際も理性を失わずにいられる。とても苦い薬だが、砂糖を入れると効き目がなくなる。調合は難しく、一般人レベルでは不可能。 Wolfsbane(ウルフスベーン)とは「狼殺し」という意味のトリカブトの別名である。 混乱薬(Confusing Concoction) 第3巻に登場。魔法薬学の試験で出るが、ハリーの薬は濃くならず、どうやらスネイプに0点をつけられた模様である。 老け薬(Ageing Potion) 第4巻に登場。飲んだ者を老けさせる薬。一滴で数か月ほど老けるらしい。フレッドたちは、これを使って年齢線を越えようとする。 頭冴え薬(Wit-Sharpening Potion) 第4巻に登場。材料はすり潰したタマオシコガネ、刻んだ根生姜、アルマジロの胆汁。 スリーク・イージーの直毛薬(Sleekeazy's Hair Potion) 第4巻に登場。ハーマイオニーがパーティのために、髪をなでつけるのに大量に使う薬。じつは、ハリーの祖父フリーモント・ポッターの発明品。 安らぎの水薬(Draught of Peace) 第5巻に登場。O.W.L試験にしばしば出てくる。不安を鎮め、動揺を和らげる。成分が強すぎると飲んだ者は深い眠りに落ち、ときにはそのままになる。材料は正確な量を正確な順序で大鍋に入れなければならず、混合液は初めは右回り、それから左回りに正確な回数掻き回さなければならない。最後の材料を加える前に炎の温度をきっちり定められたレベルに下げ、定められた何分かその温度を保つ。薬から、軽い銀色の湯気が立ち上ったら完成。調合法の3行目は「月長石の粉を加え、右に三回攪拌し、7分間ぐつぐつ煮る。その後、バイアン草のエキスを2滴加える」。 戯言薬(Babbling Beverage) 第5巻に登場。スネイプによると、わけの分からないことを言わせたいときには、これを飲ませるらしい。 マートラップ触手液(Solution of strained and pickled Murtlap) 第5巻に登場。マートラップの触手を裏ごしして酢に漬けた溶液。アンブリッジの罰則で傷ついたハリーの手を癒やすために、ハーマイオニーが用意する。 強化薬(Strengthening Solution) 第5巻に登場。混合液を正しく調合していれば、週末には熟成しているという表記がある。材料にサラマンダーの血液を使うらしい。 フェリックス・フェリシス(Felix Felicis) 第6巻に登場。別名「幸運の液体」。その名の通り幸運を呼ぶ薬で、スラグホーンによれば、朝に大さじ2杯飲むだけで最高の一日になるらしい。金色の液体で、調合法は非常に複雑。作るのに6か月かかる。 「魔法薬学」の授業中、ハリーは「半純血のプリンス(スネイプ)」の教科書を参考にして「生ける屍の水薬」の調合に成功し、スラグホーンから褒美としてこの薬をもらい受ける。のちにハリーはこの薬を使い、分霊箱についてスラグホーンから情報を聞き出す。 万年万能薬(Everlasting Elixir) 第6巻に登場。ハリーは図書室で、この薬についてノートを取る。 悲嘆草のエキス(Essence of Rue) 第6巻に登場。ロンが毒入り蜂蜜酒を飲んで倒れたとき、入院してこれを一週間飲み続けなければならなくなる。 陶酔薬 / 陶酔感を誘う霊薬(Elixir to Induce Euphoria) 第6巻に登場。太陽のように輝かしい黄金色の薬で、たまに歌を歌いまくったり、人の鼻を摘んだりする副作用が起こるらしい。正統派ではないが、副作用は調合にハッカの葉を入れることで相殺できる。 しゃっくり咳薬(Hiccoughing Solution) 第6巻に登場。何か面白いものを作れというスラグホーンの出題でドラコはこれを調合するが、評価は「まあまあ」に終わる。 ハナハッカ・エキス(Essence of Dittany) 第7巻に登場。ロンが姿現わしで「ばらけ」たとき、ハーマイオニーが使う薬。出血中の傷口に3滴垂らすと緑がかった煙が上がり、煙が消えたときには出血は止まって数日前の傷のようになり、肉がむき出しになっていた部分に新しい皮が張ってくる。ほかにも火傷、蛇の噛み傷、火脹れに塗る描写があり、安全に傷を癒やしたいときに効果的。 眠りの水薬
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