風邪薬とは? わかりやすく解説

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かざ‐ぐすり【風薬/風邪薬】

読み方:かざぐすり

かぜぐすり」に同じ。


かぜ‐ぐすり【風邪薬/風薬】

読み方:かぜぐすり

風邪治すために用いかざぐすり。《 冬》

熱くして飲むと風邪に効くとされるころから》酒のこと。

「まるで業を廃したら、—の小遣いどりができぬわえ」〈文・安愚楽鍋〉


風邪薬

読み方:カゼグスリ(kazegusuri)

頭痛発熱などの風邪症状軽くするくすり

季節

分類 人事


風邪薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 01:02 UTC 版)

一般用医薬品の種類と有効成分」の記事における「風邪薬」の解説

風邪症候群の諸症状緩和目的とし、解熱鎮痛成分くしゃみ鼻水抑制成分抗炎症成分などを含んだ風邪薬を総合感冒薬と呼ぶ。以下の成分用いられる解熱鎮痛成分 解熱鎮痛成分プロスタグランジン抑制副作用で、胃粘膜保護阻害するため、胃を荒らす物が多い。そのため、合成ヒドロタルサイトのような制酸成分含まれている場合が多い(したがって、同成分配合胃腸薬併用してはいけない)。また、イソプロピルアンチピリン市販解熱鎮痛成分では唯一のピリン系である(アスピリンピリン系ではない)。アセトアミノフェン以外の製剤については15歳未満への使用、特にインフルエンザ水痘への投与致死率の高いライ症候群発症する危険性があるため、禁忌である。アセトアミノフェン プロスタグランジン抑制作用持たないため、比較的胃を荒らさないが、抗炎症作用持たないアルコールとの併用絶対厳禁である。 エテンザミド 即効性があり、アセトアミノフェンカフェイン併用される。この3つ配合した処方ACE処方という(各成分頭文字から採ったもの)。 アスピリンアセチルサリチル酸) 〜ピリンと名が付いているが、ピリン系ではない。そのため、アセチルサリチル酸の名をそのまま表記するケースが多い。胃を荒らしやすいので、制酸成分併用されることが多い。15歳未満使用禁止。 イブプロフェン 解熱鎮痛だけでなく、抗炎症にも効果発揮する。胃を荒らしやすい。15歳未満使用禁止イソプロピルアンチピリン 市販唯一のピリン系成分優れた解熱鎮痛作用を持つが、ピリン薬疹既往歴がある場合は、使用警戒する必要がある若干抗炎症作用もある。 シャクヤク ジリュウ くしゃみ、鼻水などを抑える成分 抗ヒスタミン剤や抗コリン成分などが該当ジフェンヒドラミンなどは俗に言う眠くなる成分”であり、これらが含有されている場合機械操作乗り物の運転は控えるべきである。 抗ヒスタミン成分 ジフェンヒドラミン塩酸塩 個人差はあるが、副作用で強い催眠作用を持つ。そのため、後述睡眠改善薬にも利用されるクロルフェニラミンマレイン酸塩 カルビノキサミンマレイン酸塩 別名シベロン。 クレマスチンフマル酸塩 メキタジン 第二世代抗ヒスタミン薬属し眠気比較少ない。 抗コリン成分 ベラドンナアルカロイド ヨウ化イソプロパミドなど。 気管支拡張成分 アドレナリン作動成分であり依存性が高い成分なので、薬物依存症注意すること。メチルエフェドリン塩酸塩 マオウ プソイドエフェドリン塩酸塩 通称PSEで主にアレルギー利用されるPPA副作用報告によって代替推奨されたが、今日では依存性の高さが問題になっている鎮咳成分 リン酸コデイン/リン酸ジヒドロコデイン コデイン系統は、最も優れた鎮咳作用を持つ一方で、エフェドリンと並び依存性が強い成分で、麻薬性成分異名を持つ。同成分乱用による薬物依存症問題になっており、以下の成分代替されることも多い。 デキストロメトルファン臭化水素酸塩 デキストロメトルファンフェノールフタリン酸塩 ノスカピン チペピジンヒベンズ酸塩 キョウニン ナンテンジツなど。 去痰成分 アンブロキソール塩酸塩 スイッチOTCであり、市販感冒薬で最も新しOTC成分グアイフェネシン グアイアコールスルホン酸カリウム ブロムヘキシン塩酸塩 カルボシステイン塩酸塩 クレゾールスルホン酸カリウム シャゼンソウ セネガ キキョウ オウヒ セキサン 抗炎症成分 塩化リゾチーム 抗炎症作用のほか、去痰作用も持つ。卵白から作っているため、卵アレルギー患者絶対禁忌である。 トラネキサム酸 炎症物質産生抑制し優れた抗炎症作用を持つ一方凝固した血液分解しにくくする作用を持つ。血栓症心筋梗塞などの既往歴がある場合は、要警戒である。また、肝斑治療薬として同成分用いられることもあるが、その場絶対に成分併用してはいけない。 ブロメライン/セミアルカリプロティナーゼ パパイン酵素から抽出したもので抗炎症作用持ちブロメライン化粧品などにも配合される。一方血液凝固させるフィブリンフィブリノーゲン分解してしまうので、血が出やすい、血が止まりにくい人には警戒が必要である(トラネキサム酸と逆の効果を持つ)。 グリチルリチン酸二カリウム ステロイド性の抗炎症成分市販内服薬では存在しない)に類似した作用を持つ。甘草原料にしているため、食品との食べ合わせ注意カンゾウ(甘草) 鎮静成分 ブロムワレリル尿素 アリルイソプロピルアセチル尿素 制酸成分 前述した解熱鎮痛成分によって荒れた胃粘膜修復する目的使用する。したがって、風邪薬、解熱鎮痛薬などの場合、制酸作用標榜してはいけない。ケイ酸アルミニウム 酸化マグネシウム 水酸化アルミニウムゲル 合成ヒドロタルサイト ビタミン、その他滋養強壮成分 アスコルビン酸 ビタミンCのこと。粘膜健康維持目的多用されるリボフラビン ビタミンB2のこと。発熱時に消耗しやすいので、それを補う目的多用されるヘスペリジン 漢方製剤 ニンジン ここでのニンジンとは漢方生薬である高麗人参のことである。 葛根湯 風邪の引き始め効能発揮する著し発汗作用がある。 柴胡桂枝湯 俗に言う治りかけの症状吐き気微熱寒気)や風邪に伴う胃腸炎効果発揮する小青竜湯 くしゃみ鼻水などに効果発揮する半夏厚朴湯 麻黄湯 麻黄附子細辛

※この「風邪薬」の解説は、「一般用医薬品の種類と有効成分」の解説の一部です。
「風邪薬」を含む「一般用医薬品の種類と有効成分」の記事については、「一般用医薬品の種類と有効成分」の概要を参照ください。

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