酩酊
読み方:めいてい
酩酊(めいてい)とは、歩行が安定しない・めまいや吐き気がするなどの酔いの症状が起きることである。
「酩酊」の「酩」も「酊」も「よ(う)」と訓じ、主に酒に酔うという意味合いがある。「酩酊」には飲酒によるもの以外に、カンジダ(酵母菌)が体内でアルコールを生成して発症する「酩酊症」、睡眠障害によって脳が麻痺する「睡眠酩酊」などがある。これらに対し、飲酒後に生じる精神的・身体的中毒症状を「アルコール酩酊」と言って区別することがある。アルコール酩酊には、飲酒量に比例して起こる単純酩酊のほか、飲酒が過度に身体に作用し、一般に「酒癖が悪い」「酒乱」などといった言葉で表現される「異常酩酊」がある。
「酩酊」には「酩酊している」「酩酊状態」などの用法のほか、酒に酔って正気を失っている人を指す「酩酊者」などの使い方がある。
・被害者は酩酊状態にさせられ、抵抗できずに暴行された。
・酩酊するまで酒を飲むのは体によくない。
「酩酊期」はアルコールによる酔いの一定の状態を示す。酩酊期には酩酊初期と酩酊極期がある。酩酊初期(血中アルコール濃度110~150mg/dl)には、気が大きくなる、立てばふらつくなどの症状がでる。酩酊極期(血中アルコール濃度160~300mg/dl)には、何度も同じことをしゃべる、千鳥足になるなどの症状がでる。「酩酊状態」は酩酊期に起こる中毒症状で自己抑制が減退した状態を指す。
「酩酊」の類語には「泥酔」「酔っ払い」などがある。「泥酔」は酩酊よりも酔いが進んだ状態で、意識がはっきりしない・自力では歩けないなどの中毒症状が起きる。泥酔期の血中アルコール濃は310~400mg/dlとされる。「酔っ払い」は酩酊状態にある人を指す。
「酩酊」の対義語には「シラフ(素面)」「正気」などがある。「シラフ(素面)」とは、お酒を飲んでいない状態を指す。「正気」は飲酒の有無にかかわらず、平常の判断力を持っている状態を指す。
酩酊(めいてい)とは、歩行が安定しない・めまいや吐き気がするなどの酔いの症状が起きることである。
「酩酊」の「酩」も「酊」も「よ(う)」と訓じ、主に酒に酔うという意味合いがある。「酩酊」には飲酒によるもの以外に、カンジダ(酵母菌)が体内でアルコールを生成して発症する「酩酊症」、睡眠障害によって脳が麻痺する「睡眠酩酊」などがある。これらに対し、飲酒後に生じる精神的・身体的中毒症状を「アルコール酩酊」と言って区別することがある。アルコール酩酊には、飲酒量に比例して起こる単純酩酊のほか、飲酒が過度に身体に作用し、一般に「酒癖が悪い」「酒乱」などといった言葉で表現される「異常酩酊」がある。
「酩酊」には「酩酊している」「酩酊状態」などの用法のほか、酒に酔って正気を失っている人を指す「酩酊者」などの使い方がある。
・被害者は酩酊状態にさせられ、抵抗できずに暴行された。
・酩酊するまで酒を飲むのは体によくない。
「酩酊期」はアルコールによる酔いの一定の状態を示す。酩酊期には酩酊初期と酩酊極期がある。酩酊初期(血中アルコール濃度110~150mg/dl)には、気が大きくなる、立てばふらつくなどの症状がでる。酩酊極期(血中アルコール濃度160~300mg/dl)には、何度も同じことをしゃべる、千鳥足になるなどの症状がでる。「酩酊状態」は酩酊期に起こる中毒症状で自己抑制が減退した状態を指す。
「酩酊」の類語には「泥酔」「酔っ払い」などがある。「泥酔」は酩酊よりも酔いが進んだ状態で、意識がはっきりしない・自力では歩けないなどの中毒症状が起きる。泥酔期の血中アルコール濃は310~400mg/dlとされる。「酔っ払い」は酩酊状態にある人を指す。
「酩酊」の対義語には「シラフ(素面)」「正気」などがある。「シラフ(素面)」とは、お酒を飲んでいない状態を指す。「正気」は飲酒の有無にかかわらず、平常の判断力を持っている状態を指す。
酔っ払い
(酩酊 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 06:27 UTC 版)
酔っ払い(よっぱらい)とは、ひどく酔うこと、またひどく酔った人[1]。
- ^ 広辞苑第六版、酔っ払い
- ^ a b c d e f g h i j 髙取健彦, 長尾正崇 『NEW エッセンシャル法医学 第6版』医歯薬出版、2019年、268-277頁。
- ^ a b c d 及川孝光. “「適正飲酒の生活習慣を築くために〜もっと広く前向きに考えよう〜」”. 公益社団法人アルコール健康医学協会. 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b c d e 今泉和彦, 立屋敷かおる「飲酒と健康」『体力科学』第54巻第3号、日本体力医学会、2005年6月、 279-286頁、 doi:10.7600/jspfsm.54.279、 ISSN 0039906X、 NAID 110001980196。
- ^ “e-ヘルスネット 酔い方の異常”. 厚生労働省. 2018年7月23日閲覧。
- ^ a b 酒酔いの回数世界一は英国、南米は少ない傾向 30カ国調査 CNN、2019年5月26日閲覧。
- ^ 『徳川禁令考』後集第四
- ^ 『物類称呼』(1775)
[続きの解説]
酩酊
「酩酊」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は酩酊状態にあった。
- 彼は酩酊して前後不覚に陥った.
- 彼はその時酩酊しておったということをしきりに主張している
- 酩酊の上とは言いながらあんなことをしては理由が立たぬ
- 彼が酩酊していたとしたところでそれで言い訳が立つか
- 仮に酩酊の上としてもあんなことをしては言い訳が立たぬ
- 酩酊の上とは言いながらあんなことをしては言い訳が立たぬ
- 酩酊の上とは言いながらあんな行為をしては言い訳が立たぬ
- 酩酊いたしました
- 彼は酩酊している
- ひどく酩酊している
- 酩酊の上とは言いながらあのようなことをしては言い訳がたたぬ
- 彼は酩酊の上でしたことだということをしきりに力説している
- 酩酊の上としてもそれは言い訳にはならぬ
- たとい酩酊の上とはいいながらあんなことをしては言い訳が立たぬ
- 酩酊の上とはいいながら昨夜のようなことをしては言い訳が立たぬ
- 彼は酩酊していたものとしてもあんなことをしては言い訳が立たぬ
- 酩酊の上とは言えあんなことをしては言い訳が立たぬ
- 唖然としてまたは困惑して反応が遅くなる(打撃または酩酊または疲労によって)
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