アフガニスタン【Afghanistan】
読み方:あふがにすたん
アジア南西部の国。正称、アフガニスタン‐イスラム共和国。首都カブール。内陸国で、砂漠と高山が多い。住民は主にイスラム教徒。農業・牧畜が主産業。1919年、英国の保護領から独立。1973年、王制から共和制となる。のちに共産化し、これに反するイスラム勢力を抑圧するため、1979年ソ連軍が侵攻。1989年撤退するも民族間の内戦となる。1996年イスラム原理主義勢力タリバーンが国土の大半を制圧したが、2001年米国同時多発テロの犯行グループをかくまったとして米軍の攻撃を受け崩壊。2004年、初の選挙による政権が成立した。人口2912万(2010)。アフガン。
[補説] 「亜富汗斯坦」とも書く。
アフガニスタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 13:25 UTC 版)
アフガニスタン・イスラム首長国(アフガニスタン・イスラムしゅちょうこく、パシュトー語: د افغانستان إسلامي امارت、ダリー語: امارت اسلامی افغانستان、英語: Islamic Emirate of Afghanistan)、通称アフガニスタン(ダリー語: افغانستان、パシュトー語: افغانستان、英語: Afghanistan)は、中央アジアと南アジアの交差点に位置する山岳地帯の内陸国である。現在はターリバーンによる暫定政権が築かれている。東と南にパキスタン、西にイラン、北にトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、北東ではワハン回廊で中国と国境を接している[9]。多民族国家で、周辺国と民族やイスラム教宗派でつながりが深いパシュトゥン人、ウズベク人、タジク人、ハザラ人などが暮らす[9]。中東の東端と位置付けられることもある[10]。首都は人口最大の都市のカブール。面積は65万2000平方キロメートルで、北部と南西部に平野部がある山岳国となっている。
- 1 アフガニスタンとは
- 2 アフガニスタンの概要
アフガニスタン(クシャーナ朝以後のガンダーラ)
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「仏教美術」の記事における「アフガニスタン(クシャーナ朝以後のガンダーラ)」の解説
「ガンダーラ#ガンダーラ美術」および「:en:Gandharan Buddhism」も参照 バクトリア地方(現在のアフガニスタン)の仏教美術は、7世紀にイスラーム勢力がこの地に拡大するまで数世紀にわたって存続した。また、この地では、紀元1世紀頃に人の姿をした仏陀(仏像)が初めて制作された。湿潤高温であるインドとは異なり、天空の神秘が重んじられた結果、弥勒信仰や兜率天信仰に由来する美術が多くつくられ、それまでになかったドーム窟が盛んに造営された。これはインドではほとんど作例のないものである。また、それに続いて釈迦菩薩や弥勒菩薩などの菩薩像や、仏伝図(英語版) を物語る、仏塔や寺院の内部を装飾するための浮彫が作られるようになる。この時代の空気をうかがえる代表的な例としては、カニシカ王の舎利容器が挙げられる。 3世紀前半、クシャーナ朝はゾロアスター教を奉じるサーサーン朝によって滅ぼされた。しかし、ガンダーラ美術の命脈は途絶えなかったどころか、ペルシャや北インドの意匠を取り込みながら発展していったのである。バーミヤンでは、4世紀から6世紀にかけて、2体の大仏をはじめとする多くの石仏や、石窟壁画が作られた。バーミヤンの石窟美術においては、インドで見られる本生図や仏伝図はモチーフとして見られない一方、幾何学的な構成で弥勒菩薩と無数の仏たちを描く千仏構図が登場した。他にも、スタッコ、片岩または粘土でも仏教美術が制作された。これらの作品は、インドのグプタ朝以降の様式主義とギリシャ美術、ヘレニズム美術(英語版)、ことによってはそれに引き続いたローマ美術をも要素として取り入れながら、非常に強く融合させている。 イスラムの支配は、他の「啓典」の宗教にはいくぶんか寛容だったが、「偶像崇拝」に依っていると見做された仏教にはほとんど寛容さを示さなかった。したがって、その芸術形態もイスラム教の支配下においては禁止された。8世紀以降も、アッバース朝の支配やそれに伴う戦乱で多くの寺院や石仏が破壊された。近代以降も仏教美術はたびたび被害に遭い、体系的な破壊はタリバン政権時代に頂点に達した。バーミヤンの仏像、ハッダの彫刻、アフガニスタン国立博物館(英語版)に残っている多くの遺物が破壊・流出させられた。 1980年代以降、長く続いたアフガニスタン紛争による混乱は、仏教に関連する文化財の流出と、国際市場への転売を狙った組織的な遺跡への略奪を引き起こした。しかし、2000年代に入ってから、国外に流失した仏教美術の作品を含む多くの文化財がアフガニスタンへと返還された。日本からは、平山郁夫らの主導による返還事業が行われた。 三尊像 大乗仏教初期の例。向かって左から、月氏の信者、弥勒菩薩、釈迦、観音菩薩、僧侶。 ガンダーラ 2世紀ら3世紀 守護神像 粘土造 7世紀頃 アフガニスタン、フォンドキスタン出土 ギメ美術館蔵 仏教彫刻を支えるギリシャの神、アトラース ハッダ遺跡 ギメ美術館蔵 ビマラン棺(黄金の聖遺物容器)に刻まれた仏陀像 大英博物館蔵 菩薩像頭部 4世紀 シンガポール、アジア文明博物館(英語版)蔵
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アフガニスタン
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 11:13 UTC 版)
固有名詞
アフガニスタン(亜富汗斯坦)
- 中央アジアの内陸国で西アジアと南アジアの境界に位置する国。パキスタン、イラン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン及びパミール高原において中華人民共和国に接する。正式名称はアフガニスタン・イスラム共和国。首都はカーブル。
関連語
- アフガン
- パシュトゥ,パシュトゥン
翻訳
- アフリカーンス語: Afghanistan
- アラビア語: أفغانستان (’afğanistá:n)
- ベラルーシ語: Аўганістан (Aŭhanistan) 男性
- ブルガリア語: Афганистан (Afganistán) 男性
- ブルトン語: Afghanistan
- ボスニア語: Afganistan 男性
- カタルーニャ語: l’Afganistan 男性
- チェコ語: Afghánistán 男性
- ウェールズ語: Affganistan
- デンマーク語: Afghanistan
- ドイツ語: Afghanistan 中性
- ギリシア語: Αφγανιστάν (Afganistán) 中性
- 英語: Afghanistan
- エスペラント: Afganio, Afganistano, Afganujo
- スペイン語: Afganistán 男性
- エストニア語: Afganistan
- ペルシア語: افغانستان (Afghanestan)
- フィンランド語: Afganistan
- フランス語: Afghanistan 男性
- 西フリジア語: Afganistan
- ガリシア語: Afganistán 男性
- スコットランド・ゲール語: Afganastan
- グジャラート語: અફગાનિસ્તાન (Afgānistān)
- ヘブライ語: אפגניסטן (Afganistan)
- ヒンディー語: अफ़गानिस्तान (Afgānistān)
- クロアチア語: Afganistan 男性
- ハンガリー語: Afganisztán
- アルメニア語: Աֆղանստան (Afghanastan)
- インターリングア: Afghanistan
- インドネシア語: Afghanistan
- アイスランド語: Afganistan
- イタリア語: Afghanistan 男性, Afganistan 男性
- 朝鮮語: 아프가니스탄 (Apeuganiseutan)
- クルド語: Afganistan
- ラテン語: Afgania 女性
- リトアニア語: Afganistanas
- ラトヴィア語: Afganistāna
- マラーティー語: अफ़गानिस्तान (Afgānistān)
- マレー語: Afghanistan
- マルタ語: Afganistan
- ナウル語: Afganistan
- オランダ語: Afghanistan
- ノルウェー語: Afghanistan
- ポーランド語: Afganistan 男性
- パシュトー語: افغانستان (Afghanestan)
- ポルトガル語: Afeganistão 男性
- ルーマニア語: Afganistan 中性
- ロシア語: Афганистан (Afganistán) 男性
- スロヴァキア語: Afganistan
- スロヴェニア語: Afganistan
- アルバニア語: Afganistani
- セルビア語: Авганистан 男性
- スウェーデン語: Afghanistan
- タジク語: Афғонистон (Afğoniston)
- タイ語: อัฟกานิสถาน, อาฟกานิสถาน (āfkānit-sathān)
- タガログ語: Afghanistan
- トルコ語: Afganistan
- ウクライナ語: Афганістан (Afhanistan)
- 中国語: 阿富汗 (Āfùhàn)
「アフガニスタン」の例文・使い方・用例・文例
- ソ連軍はアフガニスタンからの撤退を開始した。
- アフガニスタンは西側でトルコと隣接している.
- 1761年にアフガニスタンの統治者がマラータ族を破った戦い
- アフガニスタンの女性はベールで顔を包む
- 米国はアフガニスタンで自由の闘士を軍備した
- アフガニスタンまたはその人々の、それらに関する、あるいはそれらに特徴的なさま
- アフガニスタンのカラシニコフ文化
- カシミール、東アフガニスタン、および北パキスタンで話されている、インド語派の言語グループ
- アフガニスタン北東部でのカフィール族のダルド諸語
- アフガニスタンで話されているイラン諸語
- パキスタン、イラン、アフガニスタン、ロシア、ペルシア湾岸地域で使われているイラン諸語
- アフガニスタンとパキスタンで話されているイランの言語
- タリバンがアフガニスタンとオサマ・ビン・ラディンの国際組織の一部を支配した後、1996年に組織されたテロリスト集団
- カシミールを占領したパキスタンの過激派武装組織、イスラム政府を求め、アフガニスタンでタリバンと緊密な関係を持ち、共同して戦った
- 1980年代にアフガニスタンでソビエト連邦と戦ったパキスタンのイスラム原理主義者のグループ
- 穏やかな形態のイスラム教を信仰し、タリバンに反対にして連合するアフガニスタンの多民族的な同盟
- パシュトーを話し、北西パキスタンと南東アフガニスタンに住む少数民族
- 民族的な集団(多くはイスラム教徒)で、タジキスタンと、ウズベキスタン、アフガニスタン、中国に隣接する地域とに住むもの
- 1979年、ソビエト軍がアフガニスタンに侵入した
- いくつかの古都の遺跡であるアフガニスタン北西部の都市
アフガニスタンと同じ種類の言葉
内陸国に関連する言葉 | アフガニスタン アルメニア アンドラ ウガンダ ウズベキスタン |
固有名詞の分類
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