アフガニスタンへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 07:03 UTC 版)
「インディアン航空814便ハイジャック事件」の記事における「アフガニスタンへ」の解説
当初ハイジャック犯はアフガニスタンのカブール行きを要求したが、当時同国を実効支配していたターリバーン政権の当局者は814便の機長に対して、レーダーがないカブール空港への夜間着陸は不可能と回答し、814便はいったんUAEを目指したという。 25日午前7時半、814便はアフガン南部のカンダハールに着陸した。ターリバーンのアブドゥル=ワキール・アフマド・ムタワッキル外相はハイジャック事件解決のため国連に仲介を要請した。 犯人はパキスタンに本拠を置くイスラム過激派組織ジャイシュ=エ=ムハンマドのメンバーであり、インドの刑務所に収監中のイスラム指導者マウラナ・マスード・アズハル師らの釈放を要求した。同師は1994年にカシミールでインド当局に逮捕されていた。 インドのアタル・ビハーリー・ヴァージペーイー首相は25日、「国連および関係各国と接触し、乗客乗員解放へのあらゆる努力をしている」との声明を発表し、インド政府としても国連の介入に期待していることを示唆した。 国連のスポークスマンは「国連はあらゆる方法で協力する用意がある」と話し、事態解決のためインド政府と犯人グループの交渉を仲介する用意があることを明らかにした。
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