アフガニスタンの最高指導者として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 11:46 UTC 版)
「ハイバトゥラー・アクンザダ」の記事における「アフガニスタンの最高指導者として」の解説
2021年12月3日、女性の権利を規定する法令を発行した。女性は高貴で自由な人間として尊重するべきで、家の財産として扱うことはシャリーアに反するとした。女性には結婚について決める権利がり、平和協定と引替えに相手に差し出したり、結婚するよう圧力をかけることは許されないとした。また、未亡人の夫の財産の相続権を奪うことはできないとした。 2022年3月14日、アフガニスタンのムジャーヒディーンに対して、行動規則を発表した。加えて、未成年の兵士登用の禁止を命令したとされる。アフガニスタンではこれまで、ターリバーンや旧イスラム共和国政府で従軍する少年兵の存在が問題視されていた。 2022年3月23日、7年生から12年生(日本でいう中学・高校)の女子生徒が復学できるようにする決定を覆した。この決定は法務大臣代行兼最高裁判官アブドゥル・ハキム・イシャクザイ、巡礼寄進大臣代行ムハンマド・サキブ、勧善懲悪大臣代行シェイク・モハマド・ハリドなどのラーバリシューラの中でも保守的なウラマーからの圧力によるものだと噂されている。 2022年4月3日、アフガニスタンでのアヘンの栽培を禁止する法令に署名した。麻薬の注文と輸送も禁止された。 2022年5月7日、幼児・子供・老人を除く女性に、公の場所ではヒジャブ着用を義務付ける法令に署名した。法令の中で、ヒジャブの最良の形態としてアフガニスタン(パシュトゥーン人の間)で伝統的に着用されるチャドル(ブルカ)を挙げたが、それ以外のものでもボディーラインが見えたり透けているもので無ければ許容されるとした。 2022年5月21日、政府の役人向けて、不必要な重婚を避けるように命令した。男性にとって結婚には多額のマフルがかかり、重婚をするとその分の莫大な費用が必要となる。費用を調達するために汚職に手を染める、マフルを支払えずに信用を落すといった事を避けるべきだとした。
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