うどん うどんの概要

うどん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 09:44 UTC 版)

茹でた状態

細い物などは「冷麦」「素麺」と分けて称することが一般的ではあるが、乾麺に関して太さによる規定(後述)がある以外は厳密な規定はない。細い麺であっても「稲庭うどん」の例も存在し、厚みの薄い麺も基準を満たせば、乾麺については「きしめんひもかわ」も含まれる。


注釈

  1. ^ 「饂」の字の右半分「𥁕(昷)」は温の字の正字。音はウンまたはオン(ヲン)である(『新明解漢和辞典三省堂)。「饂」は国字であるため字音は決め難い。「ウンドン」または「ウドン」であることは『日葡辞書』に見え、「Vndon (ウンドン)ただし、ウドンと発音される」とある。
  2. ^ 後に、日本農林規格等により、うどんが区別されるようになった。
  3. ^ 大阪ではつゆを出汁(だし)と呼ぶことがあるが、出汁とは昆布鰹節からうま味を抽出したものであり、つゆは出汁に醤油味醂などの調味料を加えたものである。大阪など一部の地域で混同して呼ばれていることが見受けられる。
  4. ^ 生めん類の表示に関する公正競争規約 (PDF) では一部特産品を除き「太さに関する具体的な数値による基準」や「形状に関する具体的な規定」を設けていないため、「うどん」「細うどん」「ひやむぎ」「素麺」等は見た目の形状や製造・販売業者の意向等により、一般消費者に誤認されない範囲で自由に選択して名付けられる。
  5. ^ この「玉」という言葉は量の目安となり、「1玉、2玉」などという表現で使われる
  6. ^ 麻糸を紡ぐ時に使った糸巻き(糸車)のこと。
  7. ^ 中信地方の山間部に伝わる郷土料理として、柄の長い竹かごで蕎麦を茹でる「とうじそば(投汁そば)」なるものがあり、関連性があると思われる。共に標高の高い寒冷地であり、暖かくした麺を食べるための手法という点も共通している。
  8. ^ ごく一部の博多の人は濁音を嫌う傾向から「うろん」と発音する者もいる。

出典

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