信州そばとは? わかりやすく解説

信州そば


信濃の国では蕎麦栽培最初に行われ、めんの形にして食べる“そば切り”の発祥の地でもあると伝えられています。
水はけがよく昼夜気温差が大きいほど実の締まった美味い蕎麦取れるといわれています。信州土地気候蕎麦栽培に大変適しており、良質蕎麦取れて信州そばが有名になりました。特に戸隠そば霧下そば)と開田そばは、代表的な産地としても有名です。
善光寺参りに来る人々盛んな往来によって、国中にそばが伝わったではないか推測されています。

名産特産信州そば』と表示できるのは、
      下の基準満たしているものです。

長野県内製造されたもの
手打手打式(風)のもの
加 水 量
良質そば粉使用
 小麦粉重量対し 38%以上
 水分を除く全重量50%以上
 

信州そば

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/05 14:45 UTC 版)

信州そば(天麩羅付き)

信州そば(しんしゅうそば)は、一般的には長野県で作られる蕎麦の総称である[1][2]。長野県は、1983年昭和58年)にこれらを「手打ちソバ」の名称で長野県選択無形民俗文化財「味の文化財」に選択している[3][4]

概要

信州産の蕎麦の評価に関しては、17世紀末の『本朝食鑑』に、「武蔵上総常陸国の蕎麦は産出量が多く、味も悪くは無いが、信州産には及ばない」と記し、関東産蕎麦より評価が上と認識されている(この本朝食鑑の記述は、そのまま『蕎麦全書』にも引用されている)。

有名なソバ産地として、「戸隠」(旧戸隠村、現 長野市戸隠 )「開田」(旧 木曽郡開田村、現 木曽町)、「川上」(川上村 (長野県))、「柏原」(上水内郡信濃町)、「唐沢」(東筑摩郡山形村)、「富倉」[5]飯山市)、高遠伊那市)等がある。

商標

茅葺き屋根に「信州そば」の文字をあしらったロゴマークは、1997年平成9年)に長野県信州そば協同組合の登録商標として登録され[6]、「長野県信州そば協同組合」(2018年時点、長野県内業者19社で構成)において、組合に申請のある製品に対し、そば粉を40パーセント以上配合した良質の干しそば商標登録した信州そばとして認定してロゴマーク使用の許可されている。

参考文献

  • 青沼陽一郎、『消費者惑わす「食品表示」を考える 中国産そば粉で「信州そば」は許されるのか!?』 毎日新聞出版 サンデー毎日 95(37), 39-42, 2016-09-04, NAID 40020908847

脚注

  1. ^ 長野県のそばについて 長野県 農政部農業技術課
  2. ^ 豊田実、「最近の麺事情について」『調理科学』 24巻 1号 1991年 p.36-42, doi:10.11402/cookeryscience1968.24.1_36
  3. ^ 『信濃の食文化』共立プランニング1986年4月1日発行 第4頁
  4. ^ 文化財情報(国・県指定等文化財)”. 長野県 (2021年3月21日). 2023年9月19日閲覧。
  5. ^ 信州の文化財 選択無形民俗文化財 富倉ソバ 八十二文化財団
  6. ^ 組合概要 長野県信州そば協同組合

関連項目

外部リンク


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