うどん県
香川県の通称。名物の讃岐うどんを足がかりとした知名度向上の取り組みの一環として、県や観光協会が「うどん県」の名称のもとにPR活動を行っている。
香川県は、冗談であると断った上ではあるが「香川県は『うどん県』に改名しました。」と宣言し、俳優の要潤を「うどん県副知事」に起用、2011年10月に特設Webサイトも開設し、うどんと香川県の魅力を紹介している。
2011年12月6日には要潤・うどん県副知事が郵便事業会社を訪問し、宛て先が「うどん県」と表記されていても香川県へ正しく郵便物を届けて欲しい、という要望を提出した。
関連サイト:
うどん県
「うどん県」要潤副知事、郵便事業㈱へ要望 - 香川県公式観光サイト「うどん県旅ネット」 インフォメーション 2011年12月02日
うどん県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:23 UTC 版)
2010年の香川県観光交流局の調査によれば、観光客は香川県の魅力としてうどんを69.0%でトップに挙げ、2位の豊かな自然や景色 (37.1%) を大きく上回っている。旅行先として香川県を選択した理由のトップもうどん(43.2%、2位名所旧跡は23.9%)、観光客飲食状況も66.4%がうどんを食べた、など、名実ともにうどんは観光の目玉となっている。 しかし香川県イコールうどん、とあまりにもイメージが固定化しており、そんなうどん以外の観光資源が注目されない状況を打破しようと、香川県および香川県観光協会は2011年10月、「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクト特設サイトを開設し、うどんをきっかけに他の地域産品も知ってもらえればと企図した。香川県が「うどん県」に改名したという設定で、要潤を副知事役に、香川出身のタレントを動員した地域紹介動画を公開したところ、たちまち注目を浴び、一時サイトに繋がりにくくなるほどのアクセスが殺到した。またTwitterやブログなどでもうどん県の話題が激増した。 現実のフェリーやバスの行先表示や、本物の県知事の名刺に「うどん県」と表示する、実際に日本郵便にうどん県宛の年賀状の配達を申し入れ快諾を得るなど、フィクションの枠を飛び出すほどのインパクトを生み出したが、肝心のうどん以外の産品のPRとしては課題が残り、香川県観光振興課では2012年度もうどん県PR予算として7250万円を計上した。
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うどん県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:20 UTC 版)
2011年(平成23年)10月11日、県観光協会の特設サイトが開設された。内容は、県名を「うどん県」に改名するという架空の設定のもと、県出身の俳優、要潤を副知事役に配するとともに、その他の県出身有名人を出演させた動画の閲覧を主とするものである。これは、県の広報活動の一環として、県名物のうどんをきっかけに県の魅力を内外にPRしようとする趣旨のもので、同日の公開開始後、一時アクセスが集中してサーバーがダウンするなど、インターネットを中心に反響を呼んでいる。さらに観光振興課が「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトをスタートさせ、うどん以外の瀬戸内海・食・アートなど「それだけじゃない香川県」の魅力の情報発信にも取り組んでいる。2012年6月には源平合戦を題材に全員が女性配役の「かがわ源平紅白キャラバン隊」が発足した(かがわ源平紅白キャラバン隊)。キャラクターはうどん健(声は同県出身の声優中村悠一)である。 2012年(平成24年)11月8日『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞の候補語50語にノミネートされたが、入賞にはならなかった。ポケットモンスターのキャラクター「ヤドン」を「うどん県PR団」に任命しており香川県の観光に一役買っている。
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