行先表示
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1984年に福岡地区において行き先方面別に色が違うカラー方向幕を採用し、続いて北九州・久留米・大牟田地区にも導入した。 LED行先表示器の採用は、2003年12月より桧原営業所の15台で試験運行を開始し、2004年12月より大型車への本格採用が決定した。方向幕では行き先方面別に色が違うカラー幕を使用していたが、LEDでカラー表示をすると色によっては前照灯や尾灯、方向指示器などと紛らわしいとして、道路運送車両法第3章および道路運送車両の保安基準(昭和26年7月28日運輸省令第67号)第42条に抵触する可能性があるため、前面のLEDを運転席側にオフセット設置し、空いたスペースに色だけの幕を表示するようにした。中型車については別に前面窓上部に色だけの幕を設置している(日産ディーゼルの旧スペースランナーは大型と同様)。2005年以降の新車はすべてLED表示で、福岡地区も既存車への装着改造が定期運用離脱車などを除き完了した。西鉄バス北九州では全営業所でLED表示に変更が完了した。その後2008年頃から、西鉄バス久留米・西鉄バス二日市を皮切りに、地方子会社へ福岡からの転属車がLED改造を受けたまま移動し、現在は一般路線をもつ全ての子会社に最低1台以上はLED車が所属している。その他の子会社でも徐々に自社改造が行われている。 LED表示車の色幕は、郊外方面行は従来のカラー方向幕と同色の幕、都心方面行は黒幕で運行している。都心まで出ず、郊外の拠点駅などが終点の場合は白幕を掲示するが、久留米地区では両方向ともにカラー方向幕の表示を行っている。なお、「回送」「貸切」「臨時」などを表示する際、北九州地区は白幕、その他の地区は黒幕を掲示している。 2005年8月には、福岡・北九州地区で使用する全車両へのLED行先表示器装着を2006年度末までに行うことが発表されたが、2008年初頭になってから西鉄本体が保有する一般路線車両については終了した。ただし子会社の車両(本体からの管理委託車両も含む)には方向幕のままの車両が残る。西鉄バス久留米でも2012年半ばに本体からの管理委託車両のLED化が完了し、自社保有車両でもLED化が進んでいる。 LED表示器。表示器の右側に色幕がある。写真の車両は西部方面行きの系統に使用中のため、青色幕を掲示している。 久留米地区でのLED幕の使用例。左は佐賀→久留米、右は久留米→佐賀を走るバスだが、いずれも久留米地区の西部方面行きを表す黄色幕を表示している。
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行先表示
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方向幕やサボに表示する行先・経由地のうち、字画数の多い一部の漢字をカタカナで表記している。例として「屋ケ名(屋慶名)」「名ゴ(名護)」「那ハ(那覇)」「親ケ原(親慶原)」「安ゲ名(安慶名)」「辺ノ古(辺野古)」「今キ仁(今帰仁)」などがある。「カデナ(嘉手納)」「コハグラ(古波蔵)」などのように、カタカナだけで表記されている行先・経由地もある。おもろまち駅前広場行きの行先表示幕やサボにて「おもろまち駅」「おもろまち」「おもろまち駅前広場」が表記され、つきしろの街行きの行き先表示幕にて「つきしろの街」「月しろの街」が記載されているが、サボでは「月しろの街」で統一されている。また、親慶原行きの行先表示幕にて「親ケ原」「親慶原」が記載されているが、サボでは「親ケ原」で統一されている。ただし、新車ノンステップバス導入以降、カラー対応デジタル行先表示器の導入が急速に進み、主要経由地一か所に目的地とシンプルな表記に改められている。また、前面デジタル表示下部に小さ目ではあるがローマ字表記も併記されている。 沖縄本島のバスでは前面窓左側下部に経由地を示した表示板が置かれることがあるが、沖縄バスの場合は、この表示板の表示が「〇〇圣由」(「経由」の「経」の字の糸偏を省略した表記)になっているものがよくある。 これらについては行先表示のLED化が進んだため現在では僅かしか見られなくなっている。
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行先表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 23:55 UTC 版)
「京成」が頭につく駅名を表示する際、「京成」を省略して表示する(例として、京成成田は「成田」と表示)。直通先の東京都交通局や京急においても同様に京成線内の駅名を案内する際は「京成」を省く(京急に関しては、自社線内の「京急」を冠する駅は「京急」を省かないが、京成線内の駅名に関しては京成電鉄の案内と同様に「京成」を省く)。 京成車・北総車の行先表示や駅での行先表示では、「京急」が頭につく駅名の表示も「京急」を省略して表示する(例として、京急蒲田は「蒲田」と表示)。 かつては京成臼井駅行きは「うすい」と表示していた。現在でも、芝山千代田駅行きは「(東成田)芝山」と表示する。 浅草線内をエアポート快特として運行するアクセス特急や快速については、種別文字の前に飛行機マークを表示していたが、2013年10月の改正で中止された。 羽田空港第1・第2ターミナル駅行きは「羽田空港」と表示する(都営浅草線および同駅を管轄する京急も同様に案内する)。 車内のLEDなどの表示は、羽田空港(第3ターミナル駅(KK16)・第1・第2ターミナル駅(KK17))・成田空港(第2ビル駅(KS41)・第1ビル駅(KS42))共に2駅分の駅番号を同時に表示する。 スカイライナー成田空港行 快速特急成田空港行 成田スカイアクセス線経由エアポート快特 アクセス特急成田空港行 アクセス特急羽田空港行(京急車) 京成本線経由特急 通勤特急京成成田行 快速京成佐倉行 エアポート急行(京急線内)羽田空港行
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行先表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 04:15 UTC 版)
前述のとおり京都市バスの方向幕はそれぞれの系統にあわせ、均一区間内なら青、均一区間内循環なら橙色、均一区間外なら白地と定められているが、市バスには様々な系統のほかに、臨時バスに対応したものもある。 「まで」と書いてあるバスは、通常の運行と異なり、掲示された停留所で終点となる。一部区間が一方に回る系統などの最終便など車庫に戻る(入庫)の関係で途中の停留所で運行を打ち切るためである。 出入庫系統(操車場と車庫間の営業)も「臨」扱いなので、臨時系統でも毎日のように運行される系統がある。松尾橋〜四条烏丸間、桂坂中央〜桂駅東口間、西大路四条〜立命館大学前間など。 臨時系統のうち、系統表示部に「臨」と表示されるものは均一区間内なら青、区間外なら白地に黒(一般系統と同様)で書かれる。 100円循環バスは緑地の方向幕で、側面の表示は100円循環バスの運行区間の4道路状に矢印が記された形となっている。烏丸御池入庫の場合は前面は「(キャラクター)100円 烏丸御池まで」、側面は4道路状の→の「烏丸御池」部に大きく「烏丸御池まで」とある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 19:06 UTC 版)
平野線に入線する列車は、円形の板を使用し、恵美須町 - 平野が白地に黒文字、天王寺駅前 - 平野が青地に白文字で、それぞれ始終着駅を並列表記していた。 戦後、新造されたモ351形、モ501形車両の行先表示が布製の方向幕式で登場し、ワンマン改造されたモ121形、モ151形、モ161形、モ205形(一部のみ)、モ301形車両、それに元京都市電のモ251形の行先表示も布製の方向幕式となった。 南海電気鉄道は、平野線廃止の数年前より、大阪軌道線の車両を対象に上町線、阪堺線のワンマン運転開始に伴う改造が順次行っていったが、そのうちモ161形の一部はツーマン運転への切替が可能で、改造後、平野線の廃止までの僅かの間、「ワンマンカー」の表示板を裏返し、「平野」行きの方向幕を掲出して、車掌を乗せ平野線に入線するという半ば暫定的な姿がみられた。また、ワンマン非対応車であり、平野線廃止と同じくして全車廃車となる予定だったために、それまで小型車でワンマン運用には不向きである阪堺線を中心に運用されていたモ205形は、ワンマン改造されずに廃止を迎えた平野線に集中的に運用され、最末期は逆に平野線の「顔」ともなった。モ205形は廃止時まで行先板を使用していた。なお、その後に車両計画に変更があり、3両のみワンマン改造され、阪堺電気軌道に継承されている(既に廃車)。 ちなみに、平野線が廃止される2年前の1978年(昭和53年)9月30日限りで全廃された京都市電1800形の6両が譲渡され、大阪軌道線のモ251形として運用を始めている。ワンマン改造車共通の方向幕のため「平野」が存在しており、数えるほどではあるが平野線での運用が確認されている。 現在、阪堺電気軌道に引き継がれている南海時代からの車両モ161形、モ251形(既に廃車になっているが、256号車が我孫子道車庫に保管されている)、モ351形、モ501形の、旧タイプ(もはや、皆無に等しいがモ161形174号車には残っている。ただし廃車解体済)の方向幕を参考に示す。
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