ローマ字表記とは? わかりやすく解説

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ローマ字

(ローマ字表記 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 23:40 UTC 版)

ローマ字(ローマじ)は、仮名ラテン文字翻字する際の規則全般(ローマ字表記法)、またはラテン文字で表記された日本語(ローマ字綴りの日本語)を表す。


  1. ^ 外国式氏名の場合のみ、ジェ→JIE、チェ→CHIE、ティ→TEI、ディ→DEI、デュ→DEYU、ファ→FUA、フィ→FUI、フェ→FUE、フォ→FUO、ヴァ→BUA、ヴィ→BUI、ヴ →BU、ヴェ→ BUE、ヴォ→BUOも使用される。また、これ以外の方式を使用する場合には、申請書を提出して許可を受ける必要がある(たとえば、「さとう "Sato"」を"Satoh"、「ようこ"Yoko"」を"Yohko"、「おおさわ"Osawa"」を"Ohsawa"とするように、oの後につく長音を"h"で表したい場合)。
  2. ^ 苗字または名の最後が「オオ」音であり、そのヨミカタが「オオ」の場合、"oo"のつづりとなる(例:「高遠」(たかとお)="Takatoo")。
  3. ^ a b 英語由来の外来語普通名詞についてはそのまま英語表記が使われる(例:商業施設名などの「○○シティ」="○○ City")。
  4. ^ 田園調布駅の例:"Den-en-chōfu"

注釈

  1. ^ 朝鮮語でもラテン文字のことを一般に「ローマ字」(로마자)と呼ぶことが多く、中国語では「國語羅馬字」、「教會羅馬字」のように表記法まで含め「ローマ字」と呼ぶことがある。「國語羅馬字」、「教會羅馬字」は日本語でも通常それぞれ「国語ローマ字」、「教会ローマ字」と訳される。
  2. ^ 語末の「w」は本項の論旨と無関係。英語 "tomb)" を連想されてしまうのを避けるために付け足された綴りである。
  3. ^ 在来線路線図および九州新幹線では他のJR各社と同じ表記が用いられる。
  4. ^ 第一期開業区間(スポーツセンター駅 - 千城台駅)のスポーツセンター駅を除く各駅。2019年駅ナンバリング導入に伴う駅名標更新の際、通常表記に改められている。
  5. ^ 細部のデザインが製作を担当した看板業者に委ねられていた時代のもの。
  6. ^ 駅名標の「群馬」は、本記事「駅名標」の群馬八幡駅の例の通り、「Gumma」が用いられている。
  7. ^ ポルトガル語: Arte Breve da Lingoa Iapoa

出典

  1. ^ New Oxford American Dictionary 3rd edition, Oxford University Press, 2010
  2. ^ 「駅名の英語表記」はなぜこうもバラバラなのか | 実践!伝わる英語トレーニング | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
  3. ^ Multilingual(箕面市公式サイト)
  4. ^ 平成21年8月19日開催分意見概要(箕面市公式サイト)
  5. ^ ヘボン式ローマ字と異なる場合 - 愛知県
  6. ^ 公用文等における日本人の姓名のローマ字表記について』(プレスリリース)文化庁国語課、2019年10月25日https://www.kantei.go.jp/jp/singi/seimei_romaji/pdf/moshiawase.pdf2020年11月10日閲覧 
  7. ^ 高谷道男ヘボン博士の偉大なる功績」『標準式ローマ字制定七十周年記念講演集』(標準ローマ字会、1957年) 20〜25頁
  8. ^ 長岡正利、金窪敏知、「地図におけるローマ字表記の問題点 その経緯と今後」 『地図』1985年 23巻 1号 p.1 - 12、doi:10.11212/jjca1963.23.1
  9. ^ 松村明編『大辞林第三版』(三省堂、平成18/2006年)「ヘボン式ローマ字綴り」
  10. ^ ヘボン式綴り方-ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 2019年11月15日閲覧
  11. ^ 参照:Romanisation systems - GOV.UK
  12. ^ ANSI (1972年). “ANSI Z39.11 - 1972 System for the Romanization of Japanese”. National Information Standards Organization. 2013年7月19日閲覧。
  13. ^ a b 新田原駅の駅名標のローマ字が訂正される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年1月18日). 2019年1月19日閲覧。
  14. ^ 「駅名標の発掘 神戸駅・裾野駅を中心に」レイルNo.109 エリエイ、2019年
  15. ^ 「駅名標こぼれ話 第3回」『レイル』No.106 エリエイ、2018年
  16. ^ ヘボン式ローマ字綴方表 外務省
  17. ^ 道路標識のローマ字(ヘボン式) の綴り方 KICTEC
  18. ^ 上森鉄也「基礎演習でのローマ字教育」『教養センター紀要』、流通科学大学、1-11頁、NAID 120005327910 
  19. ^ 群馬(ぐんま)のローマ字表記について、群馬県公式ウェブサイト、群馬県企画部国際戦略課、2015年5月10日閲覧
  20. ^ a b Sinzyuku?それともShinjuku?ローマ字表記混在の現状改善へ…ヘボン式有力 : 読売新聞”. 2024年1月31日閲覧。
  21. ^ [1]
  22. ^ "ISO 3602:1989 - Documentation -- Romanization of Japanese(kana script)" ISO
  23. ^ 大島明秀「細川家のローマ字印文書二種:熊本の歴史資料(二)」『文彩』第15巻、熊本県立大学文学部、2019年3月、32 - 36頁、2022年11月14日閲覧 
  24. ^ ロドリゲス『日本大文典』土井忠生訳、三省堂、1955年、3頁
  25. ^ ロドリゲス『日本語小文典(上)』池上岑夫 訳、岩波書店(岩波文庫)1993年、20頁、ロドリゲス『日本語小文典(下)』池上岑夫 訳、岩波書店(岩波文庫)1993年、243頁
  26. ^ Arte da Lingoa de Iapam、ロドリゲス『日本語小文典(上)』池上岑夫 訳、岩波書店(岩波文庫)1993年、259頁の脚注
  27. ^ ロドリゲス『日本大文典』土井忠生訳、三省堂、1955年、224頁
  28. ^ ロドリゲス『日本語小文典(上)』池上岑夫 訳、岩波書店(岩波文庫)1993年、45〜73頁
  29. ^ a b 杉田幸子『ヘボン博士の愛した日本』いのちのことば社フォレストブックス、p.72. ISBN 978-4264024231
  30. ^ 黒川真頼 撰『横文字百人一首』、朝倉久兵衛、明6.3. 国立国会図書館デジタルコレクション
  31. ^ 川副佳一郎 著『日本ローマ字史』、岡村書店、1922年(大正11年)
  32. ^ 土岐善麿 著『日本式になるまで』5頁、東京ローマ字会、1931年(昭和6年)
  33. ^ 内閣訓令第3号 SANZYUSSEIKI-NO-MORI
  34. ^ 『国語シリーズNo.23 ローマ字問題資料集 第1集』1955年(昭和30年)3月30日、p.175.
  35. ^ 各種看板、地図、外務省発行の日本国旅券の名前・本籍地都道府県表記、総務省市区町村表記や無線従事者免許証の名前表記等。実例「属性型(組織種別型)・地域型JPドメイン名登録等に関する技術細則
  36. ^ 中川かず子「今なお落ち着かないローマ字表記をめぐる議論」 北海学園大学附属図書館報
  37. ^ このマーク、憶えていますか? けっこう移り変わっているマツダのロゴマーク。MAZDA LOGOモーターファン(2019年4月11日)2019年5月23日閲覧。
  38. ^ 文部省 小冊子『ローマ字教育の指針 ローマ字文の書き方』1949年(昭和24年)



ローマ字表記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 08:29 UTC 版)

ペー語」の記事における「ローマ字表記」の解説

中華人民共和国成立後ペー語ローマ字表記する方法が公式に採用されている。1958年最初表記法の案が示されたが、1993年改訂され表記法では26ローマ字組み合わせ表記をしている。ペー語声母27種、韻母37種、声調は9種を区別できるようになっている

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ローマ字表記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:20 UTC 版)

漢姓」の記事における「ローマ字表記」の解説

19世紀以降貿易留学移民増えたため、中国の姓アルファベットで表す必要が出てきた。ところが同じ字でも方言によって発音まちまちだったので、同じ姓に幾通りもの表記生まれた。つまり、香港広東語その他地域標準中国語発音を基に表記された。シンガポールマレーシアはこれら双方とも異なっていた。また韓国日本でも違う表記となった。そのため、移民の姓は今でもその移民出身地発音を基に表記されている。一般的な中国姓の表記 (英語版) も参照

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ローマ字表記

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ハングル」の記事における「ローマ字表記」の解説

文化観光部2000年式マッキューン=ライシャワー式北朝鮮1992年式などがある。 詳細は「朝鮮語のローマ字表記法」を参照

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ローマ字表記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:06 UTC 版)

群馬県」の記事における「ローマ字表記」の解説

群馬県定め正式なローマ字表記は「Gunma」で、現在主流修正ヘボン式採用されている。一部の非公的施設名や日本国旅券では旧ヘボン式の「Gumma」が使われており混乱生じることもある。 「ローマ字#訓令式の表」も参照 「Gumma」というスペルの英語に「梅毒ゴム腫」という意味があることも考慮したのである外国地名でも同様ルール基づいた表記多数都市見られるデンマーク (Danmark) やミャンマー (Myanmar) 、タジキスタン首都ドゥシャンベ (Dushanbe) 、ロシアスヴェルドロフスク州の州都エカテリンブルク (Yekaterinburg) 、などで正式な名表記として採用されている。

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