富山地方鉄道本線
黒部鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:58 UTC 版)
電鉄黒部駅(当初は西三日市駅) - 宇奈月温泉駅(当初は桃原駅)間は黒部鉄道の路線であった。日本初のアルミ精錬を計画した高峰譲吉らが 東洋アルミナムを設立。アルミ精錬に必要な電源確保のため黒部川に発電所を建設することになりその資材輸送手段として鉄道を建設することになり1921年鉄道免許状が下付された。そして子会社黒部鉄道を設立してその免許を譲渡し1922年(大正11年)に三日市駅(現在のあいの風とやま鉄道線黒部駅。地鉄の駅は現在廃止) - 下立駅間、1923年(大正12年)に下立駅 - 桃原駅(現在の宇奈月温泉駅)間、1930年(昭和5年)に三日市駅 - 石田港駅間が開業した。この路線は開業当初から1067mm軌間の電化路線(直流600V)であった。 1921年(大正10年)6月28日 東洋アルミナムに対し鉄道免許状下付(下新川郡石田村-同郡内山村間) 1922年(大正11年)3月4日 黒部鉄道に鉄道敷設権を譲渡(認可) 1922年(大正11年)11月5日 三日市駅(現在のあいの風とやま鉄道・黒部駅) - 下立駅間が開業。 1923年(大正12年)11月21日 下立駅 - 桃原駅(現在の宇奈月温泉駅)間が開業。 1924年(大正13年)4月1日 桃原駅を宇奈月駅に改称。 1928年(昭和3年)6月23日 鉄道免許状下付(下新川郡石田村地内) 1930年(昭和5年)4月10日 三日市駅 - 石田港駅間が開業。 1934年(昭和9年)10月10日 音沢駅 - 宇奈月駅間に深谷口駅開業。 1936年(昭和11年)11月12日 深谷口駅廃止。
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