151形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 19:35 UTC 版)
1121形1140を種車に、1965年に武庫川車両工業で無蓋式の電動貨車に改造した。 改造内容は神戸側の客用扉から大阪側の乗務員扉の直後まで構体を除去して7t積載可能な荷台とし、大阪側運転台の屋根を低屋根化して、クモハ14形などの低屋根改造車とよく似た前面となったほか、直後の荷台にホイストと空気溜を取り付けた。神戸側前面は切妻状に加工されるとともに残されていた旧客室部分の客用扉は埋められたうえ、乗務員室直後の座席が旧客用扉部分まで延長されて定員8名の作業員室となった。屋根は鋼板張りとなり、その上にパンタグラフが取り付けられた。また、神戸側車体切り取り部と大阪側のホイスト上に作業用の投光機が設けられた。 台車及び電装品は種車のものを流用して台車はボールドウィン75-25Aを履き、歯車比は61:14(歯数比4.35)の強力型に変更された。モーターはGE-203P(37.3kW)を4基搭載し、制御器はGE製PC-5を装備したほか、小容量のMG(電動発電機)とAR式自動直通ブレーキを取り付け、連結器はバンドン式密着連結器に換装され、その上に工事車両牽引用の簡易連結器の受けが取り付けられた。
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