惑星連合宇宙軍
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「無責任艦長タイラー (アニメ)」の記事における「惑星連合宇宙軍」の解説
駆逐艦「そよかぜ」 全長288m、全高67m、最大幅43m 武装兵器:フェーザー砲(位相光線砲)18門・長距離レーザー砲12門・光子魚雷12門 エンジン2基、補助推進機12基、推進機関:反物質融合炉、最大速度:光速の70% 艦載機:戦闘機3機・内火艇1機・シャトル1機 タイラーが艦長として就任するオンボロ駆逐艦。惑星連合宇宙軍の艦の中でも最も古い部類に入る老朽艦である。後にタイラーの悪運の強さによって「負け知らずのそよかぜ」の異名を頂戴する。船体色は青で、艦首上部は赤く塗装されている。 艦型は宇宙戦艦ヤマトのような第二次大戦期の艦艇を連想させる物であり、艦首は衝角の様な形状をしている。エンジンは縦方向に二基配列。大気圏内での姿勢制御用と思われる補助翼を艦橋後部にV字型、船体下部のふくらみにX字型に配置している。また、艦橋後部両脇に艦載機の、艦底部に内火艇の発着口がある。武装はスペック上は上記の様になっているが、外見から確認できるのは艦橋と前部デストロイド・アームの両脇に3基ずつ、計12基装備されている無砲身の4連装回転式ビーム砲(スペック内の長距離レーザー砲?)のみ。艦首の軍旗はポールからガスを噴き出し宇宙空間でもはためく仕掛けになっている。デストロイド・アーム艦橋前部に2本、戦闘機格納庫の上部に2本備え付けられている、船体の修理などに使う巨大なマニピュレーター。先端はマジックハンドのような形に開く。アトミック・バーナーを内蔵。 ブリッジコンソールを備えた座席が6つと副長席、収納式補助席4つ。窓は二重構造になっている。艦長席のコンソールは常にONの状態になっており、事故や故障でブラックOUTしてもすぐにサブ回路に切り替わるフェイルセイフ機能を備える。インテリアに狸の置物と観賞用のプチトマトが置かれている。 戦闘機格納庫嵐風1機と蜃竜2機が格納されている。3話では海兵隊とパイロットの乱闘でボロボロに。8話では「ミスそよかぜコンテスト」開催会場にされてしまう。 娯楽室居酒屋とバーを足して割ったような内装。酒を飲んだりパーティーを開いたりと賑やかな、乗組員達の憩いの場。 乗組員居住区居住ブロックとしてまとめられているのが特徴。各乗組員の私用室、医務室、娯楽室、浴場など、一通りの設備が整っている。浴場は銭湯のような造りで大人数が入浴できる広さ。私用室にはシャワールームやキッチンなどが備え付けられている。オンボロ艦に相応しくあまり清潔な艦内とは言えず生活感とゴミに溢れている。 駆逐艦そよかぜ艦載機 96式艦載戦闘機「嵐風」 武装兵器:小型光子魚雷4門・レーザー砲4門・底部ミサイル・ポット、高機動バーニア5基、エンジン1基 パイロットはコジロー少尉。推進力は小さいが高い運動性能を持ち接近戦で能力を発揮する。型は古いがコジローの愛機である。デザインコンセプトは「カッコイイメカではなくポンコツでずんぐりむっくりしたダサイメカ」 97式艦載戦闘機「蜃竜」 全長約25m、全高約7m、幅約12m、武装兵器:ミサイル・ポット(小型光子魚雷)、小型フェーザー砲4門、補助推進機10基、エンジン4基 パイロットはハナー姉妹。嵐風よりも大型の機体で武装も強力。背部のディレクター・ユニット(探知装置)は必要に応じて多数のオプションと取り替えが可能。コックピットは嵐風と共通なので整備がし易くなっている。脱出ポッドが着陸した姿はデザイナー曰く「グラタン+プロメテウス号」 内火艇「ドロップシップ」 武装兵器:レーザー砲2門・小型フェーザー砲2門、エンジン2基 パイロットはアンドレセン中尉。敵艦を強襲し、ハマーに搭乗した海兵隊を前線に送り込む戦場の特攻隊長。味方戦闘機の援護も行う。スピードは戦闘機に劣るがパワーはある。 白兵戦用コンバット・スーツ95式MC「ハマー」 海兵隊の白兵戦用装甲宇宙服。機体の色はリーダーのクライバーン機がピンク、他機体は黄色。手はマニピュレーター。足の裏はゴム状に自由自在に曲がり運動性が高い。頭頂部には球体が付いたアンテナのような物が立っている。内蔵小火器ハマーガンは、腕の何も無い所に宮崎アニメ的に線が浮き出て開いた中から現れる。スーツは普段、収納庫兼着脱室兼海兵隊控え室のハマーロッカールームに収納されている。 シャトル「ガリレオ」 武装兵器:レーザー砲2門・フェーザー砲1門、エンジン4基 他艦との連絡に使われる宇宙艇、武装は最小限の物を装備。大気圏突入能力もあり地上との連絡にも使われる。 巨大司令空母「鳳鸚」 全長1234m、全高316m、最大幅572.5m、武装兵器:大型ビーム砲・フェーザー砲、エンジン6基 フジ中将が艦長を務める惑星連合参謀司令本部旗艦で、軍最大の有人巨艦。非戦闘艦で戦闘区域には侵入せず、主に艦隊に指令を送る連合宇宙軍司令塔。惑星連合宇宙軍の艦の中で唯一、いわゆる「軍艦」とはかけ離れた形状をしており、後部のエンジン部分から亀の首のように前部に張り出した艦橋を持ち、その両脇に飛行甲板がある。艦内には、作戦会議場、独房、処刑場などの軍事施設の他、将校用料亭といった遊興施設も完備されている。 巨大戦艦「肥前」 全長721m、全高147m、最大幅162m、武装兵器:粒子ビーム砲・フェーザー砲・大型ビーム砲、エンジン6基 ミフネ中将が艦長を務めるミフネ艦隊旗艦。攻撃力の高い主砲の粒子ビーム砲をもって実戦を指揮する。胴体の後部両脇にエンジン部があり、それぞれに3基のエンジンが搭載されている。補助翼の配置はX字型。また、艦首には開口部があるが、これの用途は不明。劇中では肥前以外にも複数の同型艦が確認できる。 巡洋艦「阿蘇」 全長448m、全高83m、最大幅91m、武装兵器:フェーザー砲・ビーム砲、エンジン5基 惑星連合宇宙軍の最新技術を駆使して造られた最新鋭の新型戦闘艦で、ミフネ艦隊1731番艦。艦番号はUPS-SC-1731。船体色は白。艦首と艦尾にX字型、艦橋後部にV字型に配置された補助翼を持ち、エンジンは長方形のノズルが縦方向に5基配置されている。また、艦底にはいわゆる「第三艦橋」らしき物が確認できる。武装として長砲身の大型連装砲を艦舷に、そよかぜの物と同型の4連装ビーム砲を艦橋両脇に5基ずつ装備している。他に、艦首にヤマトシリーズの波動砲の発射口の様なライフルリングのついた開口部があるが、詳細は不明。 第24話にてミフネ中将がそよかぜ乗組員の新たなる乗艦に指定するが、艦長に就任するはずだったタイラーが軍を辞めたため、代わりにヤマモトが艦長に任命される。しかし、進水式でヤマモト含む元そよかぜ乗組員が全員グルで行った「そよかぜ発進」によって、そよかぜの出港経路を確保するために発進レーンから叩き落とされてしまう。 在来型巡洋艦 全長不明、全高不明、最大幅不明、武装兵器:フェーザー砲・大型ビーム砲4門(前方、後方各2門)・光子魚雷、エンジン4基 アニメディア1993年9月号第一付録「無責任艦長タイラー」テレビシリーズ完結記念、お気楽タイラーそよかぜ航海日誌に「阿蘇」として掲載されていた艦。「肥前」のシルエットをダウンサイジングしつつ、「あさなぎ」に準じた艦首、艦首寄りの艦橋と艦中央部のふくらみ等、両艦の折衷型のデザインとなっている。劇中でも、モブ艦として多数が登場している。尚、全長等の要目は不明ではあるが、「阿蘇」の項目で掲げられているデータが本級のもので、「阿蘇」はより大型の艦である可能性がある。 駆逐艦「あさなぎ」 全長403m、全高80m、最大幅51m、武装兵器:フェーザー砲26門・大型ビーム兵器2門・光子魚雷10門(大型魚雷2門)、エンジン3基 惑星連合宇宙軍の主力を担う、巡洋艦級の大きさを誇る駆逐艦。多数が量産されており、主に前線で戦闘、敵を迎撃する他、空母など主力艦の護衛も行う。船体色は白。艦橋が艦前部に位置しており、艦後部が長大なのが特徴。また、艦中央部にふくらみがあるが、これの用途は不明。艦尾には補助翼がY字型に配置されている。エンジン配置は、艦尾が二つのエンジンブロックとなっており、それぞれに3基ずつ装備されている。 特殊部隊専用駆逐艦「あらなみ」 特別編でそよかぜの支援に任命される、特殊作戦専門部隊所属の駆逐艦。船体色は視認性の低いオリーブ色。大きさはそよかぜと同等で、乗組員もそよかぜと同じく荒くれ者の集まり。そよかぜと比較すると艦首の形状がより鋭角的になっており、全体的に攻撃的な印象を持つ。艦首に下半角、艦後部に上反角のついた大型の補助翼を装備。また、舷幅はそよかぜより広い。艦橋斜め前方両舷に宇宙爆雷を発射する11連装ランチャーを、艦橋脇に4連装ビーム砲を装備している。対艦兵器は少ない。 巨大惑星間弾道ミサイル「櫻花」 6話に登場する超巨大惑星間弾道ミサイル。発射台の全長は軍最大巨艦の空母鳳鸚をも超える。宇宙軍の軍事科学技術の粋を結集し開発された兵器で、一撃で艦隊を殲滅する威力を持つ。 タイラーを抹殺せんと画策するミフネが敵艦隊諸共そよかぜを葬り去ろうとするが失敗、敵の集中砲火を食らい櫻花は発射寸前に破壊されてしまう。 1001式戦闘機「キョンシー」 24話に登場するジェットエンジン搭載の新型戦闘機。前進翼が特徴。単座式で大気圏内での飛行が可能。
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惑星連合が有する宇宙軍。太陽系辺境宇宙軍を前身に持つ。徴募制度は志願制。その組織構成は大日本帝国海軍のものに近く、主力である惑星連合艦隊のほか、参謀本部や艦政本部・航空本部、海兵隊などの陸戦部隊や自衛隊の末裔である特殊工作部隊などの組織が存在する。タイラーらが所属する銀河外周方面艦隊は、主力である第一艦隊や銀河中央艦隊・太陽系警備艦隊などとともに惑星連合艦隊の隷下にあるが、銀河外周方面艦隊の下に独立混成第六艦隊や第26遊撃艦隊などの複数の艦隊が存在するほか、統合艦隊が臨時に編成されることもあり、指揮系統は若干ややこしくなっている。なお、宇宙軍艦隊司令部は惑星ブルネイのシキシマ・シティー近傍に所在する。
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ドミトリー・ハイフェッツ タイラーの幕僚であったハイフェッツの孫。祖父とは違い、筋骨隆々の居丈夫。体格にそぐわぬ格闘能力の持ち主で、クライバーンが軍を引退したあとはハイフェッツの独擅場となった。ブラックセラフィムのテロによって死亡した(とされた)タイラーの雪辱戦を願い出たカツヤの幕僚としてサポート役になる。 キムタークとの決戦後に虚脱状態となったカツヤを殴りつけ、カツヤらしくないと言い放った。 フランソワーズ・ドレフュス カツヤ艦隊のオペレーターで階級は中尉。情報処理能力に優れ、艦内ライブラリー映像から「リガの惨劇」のライブ映像をでっち上げたことがある。 後にカツヤと婚約するが、キムターク艦隊との決戦時に暗殺者からカツヤを身を挺して守り、彼の腕の中で戦死。 サンシロー・サカイ コジロー・サカイの末子。初登場時は25歳、中尉。坐骨神経痛のためタイラーの弔い合戦に赴けないコジローの代理(という名目。本当にタイラーが死んでいたら点滴を打ちながらでも参戦しただろうとカツヤは推測した)としてカツヤ指揮下に入る。 職業軍人(空戦屋)としてのプライドが高く、民間人であるカツヤが艦隊司令官となるのが気に入らなかったが、自身の職務を疎かにすることはなかった。この戦いで後にライバルでありパートナーとなるキヨシ・サナギと知り合う。 イヂチ カツヤ艦隊旗艦「伯耆」艦長。階級は大佐。のち「常陸」艦長となり昇進して准将となる。 艦長としての能力は低くはないが、良くも悪くも押し出しの弱い「サラリーマン軍人」であり、個性(アク)の強いカツヤ艦隊幕僚の中で調整役として重要な位置を占める。 ティン・テツ ティン・シュンの孫で、産業廃棄物処理船「泥亀」の分解炉責任者。通称「分解炉のテツ」。 ブラック・セラフィムからの逃避行を続けていたエドを偶然から拾い、決闘することになる。エドを終始圧倒するが、タイラーの孫であることと、ハッキリした性格を気に入り、以降何かと肩入れする。 エドの説得により、泥亀に隠蔽していた超出力エンジンを常陸に搭載することを承諾。これにより、工兵中佐として軍に入るがすぐに飽き、ブラック・セラフィム残党による客船スペースジャックでは軍の地位を捨ててエドを助けた。
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平松 巌(ひらまつ いわお) 『真』におけるタイラー家の初代。元々は惑星天神二本松町「平得寺」の住職だったが還俗して惑星連合宇宙軍に入隊。惑星ボランの惨劇を契機としてリュフランへの憎しみを高めた。惑星ネオベガスにて生涯の伴侶となるベルリネッタと知り合う。 のち、断絶した貴族の株を買ってロック・タイラー伯爵となり、カペー元帥の推挙を得て中将に、惑星ボラン攻略に成功して大将となった。 その後リュフランの陰謀によって裸同然の小規模艦隊で最前線に出されラアルゴンの捕虜となるが、メフマーン皇子に気に入られて家庭教師に出世。皇位争いの人間ジップ・カァーンを経て惑星連合へ帰還。 ベルリネッタと強引に結婚しようとするリュフランを打ち倒し、積年の恨みを晴らす。その後は大将の階級も爵位も捨てて辺境の惑星で坊主となり、その地まで追いかけてきたベルリネッタと結婚し静かな余生を送る。 孫の真魚・ウエキ=タイラーとファイナスの孫であるジャスティス・ヤマモトを結婚させることで、両家の血を一つとした。 シゲル・ファイナス=山本 リュフランに一家惨殺された乃木大公の息子(乃木桂典)。金髪碧眼にしてリュフランをうならせる美貌であり、日系と思える外見的要素が少ない。リュフランへの復讐のため、軍に入った巌を追って上等兵となる。リュフランの稚拙な作戦の捨て石とされるが、持ち前の強運と財力によって惑星ネオベガスに逃れる。その地でガローニ姉妹ならびにクレイハウザー侯爵と知り合い、銀河中央の貴族社会へ進出する機会を手に入れた。 ラアルゴンによる奇襲作戦を機にカペー元帥の推挙を得て大佐となり、さらに軍功を挙げ准将に。その後ラアルゴンの捕虜となるが、ムズメット皇子の腹心という地位を手に入れて皇位争いを人間ジップ・カァーンで行うよう提言、それを利用し惑星連合に帰還した。 その後権勢をふるってベルリネッタと結婚しようとしているリュフランを打倒し、一族を殺された恨みを晴らした。 復讐劇が終わったあとは巌と別れ、宇宙を放浪しつつ自分の血族を増やしていった。 ジョセフィーヌ・キャロン=カペー ライトグリーン(作中では麦わら色と描写)の短めの髪、そばかすがあって美人とは言い難いが、躍動感がある活発な少女。カペー公爵の孫で17歳にして宇宙軍大将。しかしリュフランの策略で祖父が謀殺され、バカロレア資格を持たないことを理由に大佐に格下げされた揚句左遷される。 リュフラン追放の一件で大将に復帰、宇宙艦隊司令長官となる。彼女の在任期間中はラアルゴンとの関係も良好で、惑星連合の黄金期と称された。 巌と一夜を過ごし、子をもうける。『真』ではその子孫がハロルド・カトリとされている。 ポール・フーリエ もとリュフランの副官で中佐。日系司令官(御船元帥)率いる艦隊を使い捨てにしたことを非難したために厳冬の惑星ホロシリに実質流刑となっていたところをタイラー伯爵に拾われ、その才能を遺憾なく発揮する。 リュフランの部下という縁でベルリーナと婚約するが、左遷されたことで彼女をピエールに奪われた形になる。その後ベルリーナと復縁した。 レニ・カール=クレイハウザー 侯爵にして宇宙軍大佐。稀代の天才ギャンブラーでもあったが、ファイナスとの勝負に負けた。しかしその勝負強さを気に入ったファイナスによってタイラー艦隊の幕僚に招聘される。 ガローニ姉妹の心を引こうと色々画策したが、ファイナスにいわく「ワン・オブ・ゼム(その他多数)」から脱することはできなかった。 モーリス=ルイ・カルヴァン 宇宙軍少佐。男爵家の3男。ラアルゴンの言語および文化に精通している。圧倒的劣勢にあったラアルゴンとの戦いで、捨て鉢になって放った光子魚雷が敵を撃沈した幸運をファイナスに買われ、タイラー艦隊の幕僚に招聘される。 カペー体制にて昇進を重ね、中将までのぼりつめ、子爵位を叙爵された。 フィリップ・ハルスケン タイラーの副官であるファイナスのそのまた副官、専任パイロットを兼務。乃木家の使用人を父に持ち、リュフランによる乃木家の惨劇から逃れて軍のパイロットコースに進んだ。初登場時は22歳。惑星ボラン攻略戦の功績をもって中尉から大尉へ。 リュフラン追放後は順当に昇進し、最終階級は准将に、死後男爵位を贈与された。 ミシェル=ド・リュフラン 巌とファイナスの仇敵であり、軍の最高責任者。大尉時代にアジア系人(コサ・ムイ派)の捕虜となり虐待を受けた(その時寵愛していた部下を失った)ことから異常なまでに日系人に憎悪を見せる。また、この時の司令官であったカペー元帥が処罰を受けなかったことから貴族社会に対しても憎しみを持つ。 行動原理は「嫉妬」と「憎悪」。そのため、怒りに任せてジャンを殺害し、直後に後悔するなどの矛盾した行動も多々見られる。 惑星連合内に、自身に対抗できる人間がいないことを示すためにベルリネッタと結婚しようとするが、その式場に巌らに踏み込まれ、「24時間かけてミンチにされる」という形でファイナスに復讐される。 ピエール・リュフラン リュフランの一人息子であるが父とは正反対の性格。父の暴走に心を痛めつづけていた。父の力で少将に出世する。ポールが消息不明となった後のベルリーナと結婚するが、ポールを想い続けるベルリーナを相手に無理やり想いを遂げることはできず、「3年経過してもポールが戻らなければ自分を愛すること」という条件のもとに指一本触れず、ホロシリに保存してあったポールの冷凍精子で子供を作ることさえ認めた。 ベルリーナが産んだのがピエールの子ではないことを知って激昂したリュフランが、ベルリーナ奪還のために戻ってきたフーリエを殺そうとした際、彼をかばって父に撃たれ死亡。 ジャン・クロード=リュミエ リュフランの従卒(士官候補生)から少尉任官、少将まで異例の出世を遂げる。貴族の私生児で黒い髪の持ち主。 リュフランでさえ美貌ではなく才覚を気に入るほどの能力を持つが、かつてリュフランに滅ぼされたドゥブラン伯爵家の末裔で、リュフランを破滅させるために近づいていた。 そのことに気付いていたリュフランによって過剰なほどに昇格させられ、復讐を遂げる直前にリュフランに殺された。 ゴドノフ リュフランの腰巾着の1人で男爵。のちに大佐となる。格闘術の心得がある。 ラアルゴンの戦艦に乗って惑星連合に帰ってきた巌たちを捕捉し、大艦隊を以って撃沈しようとするがメフマーン親征艦隊の攻撃を受けて艦隊は壊滅、処罰を恐れて報告を遅らせた。 ベルリネッタが隠れていた倉庫を襲撃して彼女を拉致、その後やって来たファイナスと戦い、死亡。 フランシス・ランブイエ リュフラン縁者にして子飼いの少将。指揮官としては無能だが、バカロレアに合格しているので将官の資格があった。 アトレイユ准将とコンビを組んで貴族に対するリストラ勧告と称した(虐待に近い)嫌がらせを行っていた。キャロンに対しても同様の嫌がらせを行っていたが、キャロンを慕う下士官達の逆撃に遭い、拘束される。後に解放されるが、その無能を嫌悪したリュフランにくびり殺される。 アラン・アトレイユ リュフラン子飼いの准将。単なる軍のお荷物だが、バカロレアに合格しているので将官の資格があった。 ランブイエ少将とコンビを組んで貴族に対するリストラ勧告と称した(虐待に近い)嫌がらせを行っていた。キャロンに対しても同様の嫌がらせを行っていたが、キャロンを慕う下士官達の逆撃に遭い、拘束される。後に解放されるが、その無能を嫌悪したリュフランに射殺される。 ホルスト・クライバーン 宇宙軍の懲罰部隊として名高いロケットノズル清掃班に所属する年嵩の軍曹。逆境にもめげずに職務をこなそうとするキャロンの姿に心を打たれ、彼女に負けないほど真摯に仕事をする。 その後、キャロンいじめのためにランブイエとアトレイユのコンビが赴任してくるとそれに激怒、薄笑いを浮かべながらアトレイユの股間を蹴り上げたり、ランブイエの太ももに銃剣を突き立てるなど、キャロンのためにマユ一つ動かさずに残酷な仕打ちを行った。 御船徹郎 宇宙軍元帥、ペテルギウス方面軍隊司令官。本編におけるミフネ家の祖先。上位者であるリュフランの命令で惑星ボランに特攻し、戦死。 田崎 惑星六郷の宇宙軍教育施設教官、二尉。新兵達に死んでほしくない一心から教育は厳しい。ラアルゴンとの戦闘が激化したため大尉に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン上空で破損した降下用舟艇から外に吸い出され、消息不明。のちに死亡認定される。 森崎 惑星六郷の宇宙軍教育施設助教、三曹。田崎二尉と志を同じくし、それゆえ指導は苛烈。ラアルゴンとの戦闘が激化したため軍曹に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にて仲間の死に呆然とする巌を守って敵に撃たれ、戦死。 野島代悟 巌の同期の1人。身長190センチの巨体であることから「関取」とあだ名される。二士。ラアルゴンとの戦闘が激化したため1等兵に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にてラアルゴン兵に投げ捨てられ頭蓋骨を砕かれ戦死。 倉田優 巌の同期の1人。もと珍走団のリーダーという触れ込みで、「ヘッド」とあだ名される。二士。ラアルゴンとの戦闘が激化したため1等兵に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にて数人の敵兵を討ち取るも胸を撃たれ戦死。 木原伸兼 巌の同期の1人。父親が中小企業の社長で、無料で大型特殊免許を取得できるという理由で宇宙軍に入隊させられた。「ダンプ」とあだ名される。二士。基地周辺の風俗店に異常なほど詳しく、ソープのサービス券を巌にプレゼントしようとしたほど。ラアルゴンとの戦闘が激化したため1等兵に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にてラアルゴン兵に頭を撃ち抜かれ、戦死。 磯部拓郎 巌の同期の1人。ギターを買う金をためるため入隊したことから「フォーク」とあだ名される。二士。ラアルゴンとの戦闘が激化したため1等兵に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にて圧倒的劣勢のため降伏しようとするが、降伏という言葉がないラアルゴン兵に額を撃ち抜かれ、戦死。 田中武男 巌の同期の1人。本物の銃に触れられるという理由で入隊したことからガンマニアの「ガンマ」とあだ名される。二士。ラアルゴンとの戦闘が激化したため1等兵に昇進のうえ中央軍に編入、惑星ボラン攻防戦にて手榴弾を持ったまま敵の密集地域に突っ込んで自爆、戦死。 猪口徹 巌の同期の1人。中学生と間違えられるほど顔立ちが幼いことから「坊や」とあだ名される。二士。パラシュート降下訓練中にパニックを起こし、開傘しないまま地面に激突、殉職。
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ヒデオ・ミフネ 34歳にして大将の、空母「藍鳳」指揮官。単艦でラアルゴン首都星強襲という任務を帯びて皇帝の居城であるゴザパレスへ攻撃を仕掛けるが、リキナらに所在を察知されて艦を包囲され、なすことなく撤退した。 ケンソル・ヤマモト ゴザパレス強襲作戦の事前上陸部隊指揮官。大尉、のち少佐。マコト・ヤマモトの曾々祖父。ラアルゴン語にも精通している。ガル・ドモンと通じて密かにラムザンに橋頭保を築き、近衛剣士隊上層部を捕虜とするが、リキナに察知され逆に捕虜にされる。惑星連合への帰還は許されるものの敵に捕らわれるという不名誉から精神に異常をきたし、残りの人生をリハビリしながら過ごす。 アンドレセン 地球へ亡命したラアルゴン人の末裔で先遣部隊の通訳、少尉。「故郷」に郷愁を感じたのか、捕虜の近衛剣士に優しくしていた。 ドブ・キーナン 「藍鳳」搭載の降下船部隊指揮官、中佐。上陸を成功させたまではよかったが、リキナらに包囲されて戦意喪失して武装解除に応じた。
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惑星連合宇宙軍
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藍電 ラアルゴンとの開戦当時の最新鋭戦闘機、新明和製。タイラー伯爵艦隊に配備された。 84式中級宇宙練習機 中間練習機。「銀ヤンマ」の愛称を持ち、単座タイプと複座タイプの二種類が存在する。性能では戦闘機に劣るが、飛行科戦術教育部隊の熟練教官はこの機体で練習生が操る新型戦闘機と互角以上に渡り合ったという。「大宇宙のサムライ」で練習生時代のコジローが搭乗した。 93式艦上宇宙戦闘機21型 暴風 ミツビシ/シンメーワ製の艦上戦闘機。挿絵では複葉機のような形状をしている。機動性が高く、巴戦を得意とする。当時の機上レーダーの精度が悪かったため、機体設計は肉眼の視界を最優先にしたものとなっており、パイロットの中には邪魔だとしてレーダーのスイッチを切ってしまった者もいるという。武装はレーザー機銃4門のみ。また、大気圏離脱用のブースターの装備も可能である。「大宇宙のサムライ」前半でのコジローとシラギクたちの乗機。 緑電 ミツビシ製の局地戦闘機。後方視界が悪く、パイロットたちからは不評を買った。 T-6 ブルーホーク マクダネルダグラス製の高等練習機。軽攻撃機から派生した機体であり、抜群の機動性を持つ。練習機や仮想敵機としてだけではなく、映画やテレビドラマでの「バハムート」役としても使用された。ヴィクトリア・イアハートの乗機。 96式宇宙艦上戦闘機22型 嵐風 ミツビシ/シンメーワ製の艦上戦闘機。「暴風」の改良型で、レーダーの強化や短射程の空対空ミサイル「ピラニア」の装備などの改良が行われた。惑星連合宇宙軍の戦闘機の中で初めてミサイルの装備が可能となった機体だが、本編の時点ではすでに旧式化している。「銀河無責任時代」と「大宇宙のサムライ」後半でのコジローとシラギクの乗機。 アニメ版では全編に渡ってコジローの乗機となる。 97式艦上迎撃機 蜃竜 艦上戦闘機あるいは艦上攻撃機。上記の名称は本編でのもので、「大宇宙のサムライ」では「97式艦上攻撃機」となっている。武装は機首のチバニューム弾頭ミサイル一発のみの「一撃必殺」の機体で、ルーツは20世紀後半に開発されたムーンベース・インターセプターであると言われている。本編開始時点でのコジローとシラギクの乗機であるほか、特殊爆弾「バリヤーバスター」の投下装置を装備した機体がオメガ泊地攻撃に参加した。 アニメ版ではハナー姉妹の乗機となる。 藍雲 宇宙軍空技廠開発・フジ・インダストリィ製の特殊艦上偵察機。スマートな機体形状と大馬力の「瑞穂」エンジンによって、いかなる戦闘機をも凌駕する高速を発揮する。潜宙艦「伊-八〇〇」の艦載機にコジローとイアハートが搭乗し、オメガ泊地を強行偵察した。挿絵ではSR-71に酷似した形状となっている。 F-1001 キョンシー マクダネルダグラス製の戦闘攻撃機。「ミレニアム・シリーズ」と呼ばれる戦闘機群の一番手で、武装としてレーザー機関砲とレーダー誘導の長距離機動ミサイル「ヴァジュラ」、短射程ミサイル「ピラニア」を装備しているほか、状況に応じてECMポッドなどの装備も可能。物語前半でのコジローとシラギクの乗機となる。 零式無人迎撃戦闘機 緋電 信濃に艦載されている無人戦闘機。武装はレーザー・ファランクス・システムのみで、戦闘機と言うよりは機動力を持った対空機銃であるが、搭乗員のことを考慮しなくていい無人機であるため、その機動性は有人機を凌駕する。信濃の艦載機は信濃の人工知能の手によって機動性の向上などの独自改良が加えられており、「緋電改」と呼ばれている。 F-1002 デルタアロー ジェネラルダイナミックス製の艦上戦闘機。「ミレニアム・シリーズ」に属する。武装としてレーザー機銃とミサイルを装備している。ハナー姉妹の初期の乗機。 3式艦上戦闘機11型 菊水 ミツビシ製の艦上戦闘機。高い運動性を持ち、練度の高いパイロットが搭乗すれば無敵に近い性能を発揮する。武装はレーザー機関砲や長距離ミサイル「ヴァジュラ」、慣性誘導爆弾など。物語後半でのコジローとシラギクの乗機。 極星 艦上爆撃機。ミッドウェー会戦に参加した。 剣山 艦上攻撃機。速度は戦闘機並みだが、機動性は劣悪である。武装は94式航空魚雷(ブースター付きの光子魚雷)一発のみ。アシュラン戦役において主に新米パイロットが搭乗した。 Mi-556 ヘルハウンド ミル設計局製の攻撃ヘリコプター。反重力式の無音ローターを有しており、最大速度はヘリコプターとしては破格のマッハ2を誇る。武装は機首下部の23mmガトリング砲のほか、スタブウィングに自己誘導式対戦車ミサイル「スピンネイル」24発か、半誘導式の48連装57mmロケット弾ランチャー(通称「フルチショフのオルガン」)のどちらかを選択装備する。アシュランに接収され使用された。 BAe-AV55N バザード BAEシステムズ製の大気圏内用V/STOL戦闘機。ハリアーの直系機であり、形状もハリアーに類似している。エンジンは熱核パルスジェット2基、最大速度はマッハ5。武装はレーザー機銃のほか、アクティブ・レーダー・ホーミング式短射程ミサイル「パプアダー」や114発の対戦車クラスター爆弾をまき散らす対戦車兵器「メールツヴェックヴァッフェIII」、各種爆弾やロケット弾などを装備可能。アシュラン戦役でシラギクが搭乗した。 A-66 アードウルフ フェアチャイルド製の大気圏内用対戦車攻撃機。別名「タンクバスター」。ロールスロイス製の熱核ターボファンエンジン「ユニコーン」を搭載し、高度なCCV技術と高揚力装置によって、ヘリコプター並みの機動性を持つ。武装は特殊なポールジョイントに装備された37mmガトリング砲のほか、計16ヶ所のハードポイントにレーザー誘導爆弾「シュライク・アイ」などの爆弾やメールツヴェックヴァッフェIII、ロケット弾などを最大11tまで搭載可能である。また、装甲も強固であり、特に下部装甲は極めて厚い。アシュランに接収され使用された。 EX-9 ブラックバード グラマン製の宇宙用早期警戒機。劇中には、アシュラン戦役時のタイラー艦隊に所属していた「鵺」のコールサインを持つ機体が登場する。 桜花・橘花 ハナー姉妹の専用機として開発された特殊攻撃機(自爆兵器ではない)で、デルタアローに替わるハナー姉妹の乗機となる。左右対称の二機が分離合体する機能を持ち、合体時には驚異的な速度を、分離時には無数の高機動バーニアによる驚異的な機動性を発揮する。ハナー姉妹のみが扱えるテレパス増幅装置と、それを用いた288連装のテレパス誘導ミサイルを装備している。そのほか、武装としてレーザー機関銃や対人ナパーム弾などを装備可能。 闇鴉 ミツビシ製のステルス戦闘機。サカイが搭乗。練習巡洋艦「熱田」拿捕事件の際、シゲチヨを熱田に送り込むため使用された。 閃空 カワサキ製、無責任カルテット時代の主力戦闘機。サンシロー・サカイの乗機。 ルシード TAC(タイラー・アームズ・コーポレーション)製の戦闘機。次期主力戦闘機のコンペをバルチャーと争って敗れる。ただし負けた理由はあくまで値段であり、バルチャー2機に対しルシード1機でも勝利できる性能を持つ。のちに次期主力戦闘機の座を勝ち取る。 バルチャー SIM(スミハラ・インダストリィ・アンド・マティリアル)製の戦闘機。次期主力戦闘機のコンペをルシードと争って勝利。身体障害者を大量に雇って給与なし同然に酷使するという強引なコストダウンを行った。SIM社工場内で起こった事件により発注が全てキャンセルされた。
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キューベルワーゲン キクチヨの部下が使用していた小型軍用車。実在するキューベルワーゲンとは異なりエアカーとなっている。同種の車両としてホバージープも登場した。 鬼輪番(おにわばん) 信濃の艦内防御システムとして開発されたAMT(攻撃用移動端末)。設計はヒラガー。培養強化筋肉を動力として、しなやかで弾力に富んだシリウスベンケイガニの甲羅を人造培養し、ビーム撹乱用特殊コーティングを施した物を装甲としている。武装として23mmガトリング砲、対人用レーザー、誘導式対戦車ミサイル、57mmロケットランチャー、フォノン・メーザー、超音波トマホークを有する。弱点は頭部の電子制御装置。 M7A1 実験配備が開始されたばかりの次期主力戦車。全備重量は33tと軽量で、空挺戦車としても使用する事が可能である。主機は1200馬力の核融合タービンで、最高速度は100km/h以上、登坂力は約60度、走行距離は3000km以上。形状は避弾経始に優れた流線形で、ホンダ式軽量チタニウム合金と発泡セラミックからなるサンドイッチ・アーマーによって優れた耐久力を持つ。 武装は主砲である152mm長砲身滑腔砲(劣化ウラン弾芯の徹甲弾・成形炸薬弾・榴弾・焼夷弾のほか、自己誘導式多目的ミサイル「マイク・ハマー」を発射可能)の他、エリコン製の連装レーザー機関砲1基、ラインメタル製のレーザー同軸機銃1基、対人用の火焔放射砲1基、スモークディスチャージャーを装備している。また、砲塔旋回速度も極めて速い。アシュランに接収されて使用されており、うち一台をキーナンたちが強奪して使用した。 M80 ジェネラル・アイク 現用の主力戦車。全備重量は58t。アシュランに接収されて使用された。 ヤクトレオパルト3 駆逐戦車。装甲は厚く、55口径203mmライフル砲を車体に直接マウントしたケースメイト式の車体を持つ。アシュランに接収されて使用された。 チャリオット ホバー式の兵員輸送車。アシュランに接収されて使用された。 T99・2式駆逐戦車・M609自走砲・AMX-99 アシュランに接収された戦闘車両群。 98式対宙重フェーザー砲車 地上から宇宙空間を砲撃するための一種の自走砲。特殊工作部隊が運用する。パラボラ型放電部を持つフェーザー砲を搭載した装輪式トレーラーと、それを牽引するための強力なエンジンを搭載した装軌式牽引車、フェーザー砲にエネルギーを供給する装輪式電源車の3台から構成される。トレーラー部だけでも全長120m、自重800tに及ぶ空前絶後の巨大車両であり、「究極の戦闘車両」とも「机上の空論を強引に推し進めた愚の骨頂」とも言われている。 搭載されたフェーザー砲は宇宙戦艦の主砲の数倍の威力を誇るが、その重量から移動は困難であり、移動速度は20km/hが限界。牽引車は特製の幅広の履帯を履いているが、それでも重すぎて非舗装の整地しか走行できない。また、電源車には800ギガワットの出力を持つ熱核反応炉が搭載されているが、たった二回の砲撃で反応炉に過負荷が掛かりメルトダウンを起こしてしまう。 フジ大将の指揮の元、オーストラリア東南から地球軌道上のアシュラン艦隊を砲撃する「F作戦」に投入され、アシュラン艦隊に大打撃を与えた。
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