惑星連合軍
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ジェリド・ツァーリ (声:白石稔) 惑星連合軍の大佐。惑星ネクタルを地球軍から守るという使命感に燃えている。過去に広報部隊に散々な目に遭わされて以来、目の敵にしている。 メリッサ・プラントン (声:カンザキカナリ) ジェリド直属の部下。部隊のみんなから慕われている。
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惑星連合軍
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エリュトロンアヂーン 惑星連合軍の最新鋭ローダー。防御シールドや多弾頭ロケットを装備し、耐久性・機動力にも優れる。ジェリド専用機。
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惑星連合軍
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連合のステルスローダー 高性能の光学迷彩に加えて高い戦闘能力を持つ。惑星連合製ではなく、地球軍によって製造され連合の過激派に供与された機体。APPも搭載されている。 グングニール 惑星連合が強化人間用に開発した白兵戦用機体。索敵能力も高くECMも搭載。腕にはハサミ状の爪を装備している。FtF『ナイトメアインディケート』(ナイトメアインディケーションとも)は赤熱して周囲の敵機に損害を与え、また白兵攻撃の威力も上がる。 エリュトロン・アジーン ブルーブラスターに匹敵する高い能力を持つ惑星連合の機体。フィールドによるシールド機能を搭載しており、また機動性がかなり高い。 ブリージンガメン 惑星連合の新型の支援型ローダー。ディリジェントと同様の工作機能のほかに、エネルギー兵器主体の高い遠距離火力を持つ。 フレズヴェルグ 拠点防衛用の超弩級大型ローダー。重量の問題で通常の惑星重量下では運用できず、衛星などの低重力下で使用される。APPとFtF『ラグナロク』を搭載。
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惑星連合軍
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セッシュウ・ミフネ 声 - 麦人 惑星連合宇宙軍銀河外周方面艦隊司令官。中将。日本刀「村正(長男の名もムラマサであった)」を携帯しており、怒ると振り回す癖がある。口癖は「かくなる上は腹を切る!」。タイラーの行状を頭痛の種にしており、その名を聞くだけで不機嫌になる。先祖代々軍人の家系で、3人の男子も軍人にするものと決めてかかっていた。しかし全て自分に先立って戦死し、「惑星連合艦隊の乃木将軍」と呼ばれた。 彼の奇行に耐え切れずノイローゼとなった(彼に言わせれば「無能な」)秘書が次々とお役御免となり、ユリコが着任するまで長続きした者は皆無であった。タイラー死亡の誤報で弔い合戦として攻め込んだラアルゴン戦で戦死。 名前は三船敏郎と早川雪洲から。 アニメ版では死亡せず、フジを毛嫌いしている描写もなく、むしろタイラーをいかにして蹴落とすかを相談する間柄。なおアニメ版では軍高官がミフネとフジ以外に登場せず、二人の会話によって「タイラーという存在を煙たがる軍上層部」のイメージを視聴者に理解させるようになっている。『真』での変更点 富士見版に比べ、心情を吐露するようになっている。 ススム・フジ 声 - 西村知道(カセット文庫版:菅原淳一) 惑星連合宇宙軍参謀総長。中将。「参謀三羽烏」の1人だが、作戦よりもっぱら派閥抗争に血道を上げており、「三人揃って一人前」と揶揄される。任官当時の上官だったミフネの評は「参謀として有能なれど姑息。上官には卑屈にして部下には尊大な小人物」。惑星連邦議会から新兵器開発予算を勝ち取るなど、政治的根回しに関しては有能。タイラーを亡き者にしようと色々画策するが、アシュラン戦役では妻子を人質に取られながらも奮闘するタイラーを助けようとしたりと、男気も見せる。イサムが反乱を起こした(実はタイラーと気脈を合わせていた芝居)際は大統領となっていたタイラーに鎮圧を命じられるが、さんざんに打ち破られ命からがら逃げ帰り、辞職を決意した。妻とは政略結婚だったがお互いに愛情は一欠けらもなかったため、彼女との間には子供はいなかった。そういう関係だったため、退役後は一方的に離婚される。 退役後は退職金他資産すべてを元夫人に譲渡し、かつての愛人であり、息子イサム・フジの実母、アスカ・コリアと縁りを戻した。その際「女房に食わせてもらうことになるが、この程度が自分には相応」とタイラーに話し、彼から「ヒモは男のロマン」と妙な励まされ方をした。 名前は藤田進から。ただし、本作での名字の漢字表記は「富士」。『真』での変更点 内容が信濃事件までということもあり、富士見版のアシュラン戦役以降に見せたような、タイラーを彼なりに認めたり歩み寄ったりする場面は存在しない。また、保身のために躊躇せず「政敵」を最前線送りにする冷酷さが強調されており、追従者をのぞき軍のほぼ全員から嫌われている。ゴザ16世(アザリン)から休戦協定打診の通信が入った時に、これで戦争が終わると狂喜乱舞する軍人達に必死で罠の可能性を説くが相手にされず、愛人同然にかわいがってきた女性参謀(大佐)からも捨てゼリフの上に去られ、孤独感と絶望に打ちひしがれた。しかしタイラーの大将就任時には再び打倒タイラーの思いを新たにしている。 ロベルト・J(ジュンイチ)・ハナー 声 - 西川幾雄(カセット文庫版:吉岡平) 退役中将。タイラーが師と仰ぐ、惑星連合宇宙軍の名将。ユーミィ・エイミィの父親。半ば寝たきりで、娘の看病を受けて暮らしている。娘目当て半分で世話を焼くタイラーに感激し、タイラーを取り立ててくれるよう旧知のアンダーソンに手紙を送った。このことがタイラーの出世の糸口になった。退役直前のイプシロンの戦いにて、ススム・フジを参謀としていた。『真』での変更点 ミドルネームが「ヨアヒム」に変更される。アンダーソン元帥にタイラーのことを伝える時は手紙ではなく電話であった。また、アンダーソン元帥を「みそっかすアンディ」とこき下ろすなど、人物評価は厳しい。 アドリアン・アンダーソン 声 -(カセット文庫版)古田信幸 惑星連合宇宙軍最高司令長官。元帥。タイラーを寵愛している。シゲル・ウサミの辞職により最高司令長官となる。タイラーなどの活躍もあって戦線を立て直し、ラアルゴン帝国との講和にこぎ着けたため惑星連合宇宙軍の第一次黄金期を迎えたと評価されている。タイラーほどではないが、信奉者は多い。マコト・ヤマモトに最高司令長官の地位を譲った。『真』での変更点 富士見版では大人物としての描写があり、少将時代には提督として戦功も立てている。しかし、『真』では無能さが強調されている。また、種々の状況を表現する言葉が過剰な面があり、「哲人提督」と裏で囁かれた。 ムラマサ・ミフネ ミフネ中将の長男。護衛艦「エリソン・オニヅカ」艦長。ラアルゴンとの戦いにおいて味方を逃がすために殿となり、集中攻撃を受けて艦は轟沈、戦死。二階級特進によって大佐となった。父であり司令官でもあるセッシュウへ「逃げろ」と打電するなど、豪胆な性格の持ち主だった。 名前の由来は名刀「村正」から。[要出典] キクチヨ・ミフネ ミフネ中将の次男。兄弟三人の中で最後に戦死した。画家志望だったが、軍人になるものと決めてかかった父に画材は全て捨てられた。ヤマモトより1年上の先輩で、人望厚い性格だった。また、大尉時代に3日だけ部下だった上等兵を覚えているなど、人心掌握における技量は極めて高い。 少佐時代にパンゲワン隧道閉塞作戦を成功させ、かつ1人残らず生還せしめた功績で中佐に昇進、駆逐艦「さぎり」艦長となるも、アルデバラン宙域にてラアルゴン艦隊と戦闘、戦死する。 名前は映画「七人の侍」における三船敏郎の役名「菊千代」から。 サンジューロー・ミフネ ミフネ中将の三男。兄2人の空しい抵抗を見ていたので、幼年学校から進んで宇宙軍入隊を志願した。士官候補生として駆逐艦「ゆうなぎ」乗艦中、なすすべもなく戦死した。セッシュウはキムの内密の報告で事の次第を知り激怒したが、表沙汰にはしなかった。 名前は映画「椿三十郎」のタイトルおよび、三船敏郎の役名「椿三十郎」から。 アキヒコ・ヒラカワ 惑星連合宇宙軍「参謀三羽烏」の1人。名前は平田昭彦から。 ケンイチ・サハラ 惑星連合宇宙軍「参謀三羽烏」の1人。三羽烏では比較的穏健かつ良識派。作戦能力もそれなりにあるが目立たない。名前は佐原健二から。 フジ、ヒラカワ、サハラの「参謀三羽烏」は東宝特撮作品や『ウルトラセブン』などへのオマージュ。 イサム・ホズミ 駆逐艦「あさなぎ」操舵手、中尉。操舵主としての技量はたしかだが無口で、彼と会話したものは極めて少ない。『真』での変更点 無口という設定が当てはまらないほどセリフが増えている。しかし、職務上の発言は少ない。 レイア・ダン 駆逐艦「あさなぎ」ブリッジオペレーター、兵曹長。未亡人で、夫も軍人だった。十分美人の範疇に入る容貌だが、タイラーのストライクゾーンには入っていなかった。亡き夫に雰囲気が似ているということで、タイラーを気に入っていた。 ソノミ・ミヤハラ 駆逐艦「あさなぎ」看護員、上等兵。女性クルーの中では最年少であり、美人と言っても文句の出ない顔立ちのうえ少しぽっちゃりした体形のため、男性クルー(艦長含む)からダントツの人気を得ている。看護師としての腕は確かだが、女性嫌いのサカイから避けられて少しプライドが傷ついた。 コンノ 駆逐艦「さぎり」副長、少佐。艦長と運命をともにし、戦死。 ヤノ 護衛艦「若竹」副長、大尉。当時のヤマモトよりはタイラーを評価しており、それがもとでヤマモトから睨まれること多数であった。 ノムラ 空母「蛟龍」艦長、大佐。「汎アルデバラン会戦」にミフネ艦隊所属として参加。僚艦が撃沈され空戦の激しいのを見て「帰還機が少ないなら、空母が1隻減ってちょうどいい」と軽口を叩き司令官のフレッチャー准将に殴られた。 ドミトリー・クラヴィンスキー アンダーソン長官就任当時の艦政本部長。絵に描いたような大艦巨砲主義者でアンチ・アンダーソン派の巨頭の1人。アンダーソン元帥が提案した航空機によるオメガ泊地攻略の可能性を真っ向から否定した。 サカネ アンダーソン長官就任当時の航空本部長。艦政本部長の作戦否定のみならず参謀本部の無能を徹底的にこき下ろした。 グレン・J・フレッチャー アンダーソン長官就任当時の第7機動艦隊司令、准将。上官であるミフネ中将に足手まとい扱いされたことに腹を立て、空母運用に関して過激な発言を残した。 ミフネの死後は一時期タイラー配下となりカノープス会戦にも参加。「畝傍」を十重二十重に包囲している時に指揮官卓で鼻毛を抜いているところを通信スクリーンで大写しにされ、「鼻毛抜きのフレッチャー」という不名誉な二つ名を奉られた。 アルトマン アンダーソン長官就任当時の技術部長。オメガ泊地攻略作戦に関して種々の新技術のラフプランを提示した。 フジオ・キクモト アンダーソン長官就任当時の造船部長、技術中将。臨時砲艦(磐手)建造を命じられるが、そのことをヒラガーに伝えることに難色を示した。 ジェイコブ・ランカー タイラーが軍隊に入隊しようと門を叩いた際、面接を行った人事担当者。タイラーの口車に乗り採用を決めた。言わばタイラーを軍隊に入隊させた張本人のため、諸悪の根源としてフジに睨まれ、厳冬惑星ホロシリに左遷させられる。クーデターを起こした彼を討伐に来たのは偶然にもタイラーだったが、タイラーは軍において最初に「自分の才を見出した」存在である彼に密かに感謝しており、タイラーの活躍でホロシリに永遠の春が訪れた後、彼はその口添えにより罪一等を減じられ、家族を呼び寄せることができた。 同じタイラーの被害者であったヤマモトには心から同情された。 アニメ版では人事担当者は無名の扱い。『真』での変更点 富士見版ではタイラーのあまりの成績の悪さに採用を迷ったが、『真』ではすんなり採用を決めている。また、イサムの面接も行っている。 ノリユキ・タカネザワ ミフネ艦隊所属の大佐。ミフネ中将が戦死した後はアンダーソン元帥直属となり、状況に応じてタイラーのサポートなどをこなした。信濃事件の時は41歳。特別優秀ではないが任務を着実にこなすタイプで、タイラーら上官たちからの信頼も厚かった。最終階級は少将。 アスカ・コリア 軍法会議議長の准将。フジ参謀の愛人であり、イサムの実母。信濃事件で失態を犯したタイラーに「量刑としては死刑は免れないが、これまでの功績により罪一等を減じて2等兵に降格」という処分を下した。血縁を知り、私的に対面したイサムを軍官僚として冷たくいなしているが、後にイサムに危機を救われ、心を通わせた。アシュラン戦役後に離婚を果たしたススム・フジと結婚。実質的に彼を養うこととなる。 「ペドウィルス性甲状腺腫瘍」という「この時代の人類が克服できないほとんど唯一の病魔」によって60歳を前にして死去。『真』での変更点 フジの公私にわたる側近として、タイラー失脚の策謀を練る描写が大幅に追加されている。 イワン・ミハイロビッチ・ザンギエフ 大佐。アシュランに降伏した際、惑星コルバーで反乱を起こすがタイラーに鎮圧される。しかし、すぐタイラー自身がアシュランに反乱を起こし、その麾下に入る。イサムが反乱を起こした際には鎮圧を命じられるが、簡単に撃退されてしまった。 イイジマ 重巡「穂高」艦長、大佐。フォーマルハウト宙域にて「信濃」に攻撃され、戦死。ヤマモトと同期で有能な男だった。 ヒロシ・キリノ 特殊工作部隊隊長、一等宙佐。普段は災害救助などの地味な任務を行っているが、アシュラン戦役においては、フジ参謀が指揮した「E作戦」と「F作戦」の実働部隊の指揮を取った。 特殊工作部隊は自衛隊の末裔であり、階級も自衛隊式の物を受け継いでいる他、連絡にはあえて低性能なトランシーバー型無線機を使用するといったこだわりを持っている。 ミツル・スナガ 軍におけるイサムの副官、イサムより18歳年長。初登場はイサムが艦長となった「揖斐」の副長。当初は「皇帝陛下の婚約者というだけで出世した若造」と軽視していたが、海賊の意図を見抜いた慧眼と年長者を立てる姿勢にほだされてイサムを支える一翼となる。イサムが連合艦隊司令長官となってからも総参謀長として彼を補佐し続けた。 アンドリュー・バーミンガム スナガの知己、初登場時は大佐。宇宙軍予備隊出身でその前は民間船舶に勤務。「ちょろまかしのバーミンガム」という二つ名を持ち、物資横領の常習犯。その技量は軍にとどまらず、ありとあらゆるものを販売または調達できる。イサム率いる銀河解放同盟を討伐するために派遣されたススム・フジ艦隊の補給部隊を率いる。しかし2万隻の敵艦隊(実際は内火艇)に包囲されあっさりと降伏。その後は積極的にイサムを補佐し、中将、兵站部長にまで登りつめる。 ヘギョン・カン 南米アンデス山脈にあるカイナゲ天文台の責任者、少佐。軍服の上から白衣を着た、痩せぎすの男。ジェーンの存在を最初に発見した。その後、「ジェーンは急に止まれない」作戦にも深く関わった。 シゲル・ウサミ 惑星連合宇宙軍最高司令長官。元帥。宇宙軍始まって以来の無能長官といわれる。ラアルゴン帝国との和平交渉を進めるが、交渉に向かった帝国のゴザ15世が暗殺されたため、惑星連合の仕業と見なされ(実はアシュラン大公国のティン・ルウの仕業)復讐戦を挑まれた。一度は退けたが、レグルス会戦の大敗の責任を取り辞職。アンダーソンが後任となった。『真』での変更点 復讐戦を迎撃した時に、既にアンダーソンが長官になっているため登場しない(惑星連合の敗戦に終わっている)。 ベク・オドン 駆逐艦「ゆうなぎ」艦長、少佐。キム・キョンファの婚約者で、テコンドーのチャンピオン。アルデバラン宙域にて状況をつかめぬままドナン艦隊の一斉射撃を受け、ゆうなぎは消滅、戦死した。 エンリコ・フェルナンデス 少将、「信濃」艦長。少将。民間人には徹底的に尊大な選民意識軍人で、信濃処女航海の時に衝突しそうになったソーラーディンギーに対し、居丈高な態度をとり続けるが、乗船していたのがタイラー中将と知ると掌を返したように卑屈になった。 後に信濃とフェンリルの模擬戦闘において、フリゲート艦による特攻に「恐怖」を学んだ信濃によってブリッジごと切り捨てられた。 レミンカイネン、メリカント、スヴェンゼン 全員、もとフェンリル乗員。それぞれ別の艦艇で勤務していたが、信濃とフェンリルの模擬戦闘に際してアンドレセンが呼び戻した。 クレア・ニーブン 「明石」配属の上等看護兵。「ジェーンは急に止まれない」作戦終了後にシード教徒艦隊に襲われた際、負傷したカトリの応急手当を行ったことが縁で結婚。その後、夫ハロルドの女遊びを容認するかわりに子育てに関する全ての権利を奪った。 ヒロシ・ニシザワ サカイの兵学校同期で「空戦の天才」の異名を持つ。100機に迫る撃墜数のエースパイロットだったが、バウラル基地に移動するため輸送機に搭乗していたところを撃墜され戦死。 トオル・イワモト サカイの兵学校同期で「撃墜の職人」の異名を持つ。オメガ泊地攻略戦にて砲艦磐手による無限粒子砲照射に巻き込まれ戦死。 ショウジ・スギタ サカイの兵学校同期で「宇宙飛ぶ芸術家」の異名を持つ。空母沖鳳所属で「は号作戦」に参加するも母艦を撃沈され戦死。 ミヤナガ サカイらの初陣の飛行隊長。当初中尉、のちに大尉。空母雲鶴が撃沈されてからはバウラル飛行基地の飛行隊長をつとめる。飛行隊指揮官として周囲に気を配る力量があり、また人生の機微にも通じた苦労人。輸送機に護衛をつけることができず、同じパイロットである弟を死なせてしまったことから特攻に近い出撃をするも生き残った。サカイを「特願」に推挙した。 カスガ ミヤナガの次の「雲鶴」飛行隊長、大尉。豪快な性格で、先陣を切って敵編隊に突っ込んでいくタイプ。勢子に徹したシラギクの心情を察し、サカイを導くなど、飛行隊長としても十分有能。 ヴィクトリア・イヤハート 「大宇宙のサムライ」の登場人物。中尉。パイロットの幹部候補生教官。愛称はヴィッキー。サカイの初恋の人であり、初体験の人でもある。クレイトン大佐の格闘戦至上主義を信奉し、ヘンライン少佐の奉じる一撃離脱戦法と対立していた。サカイと偵察機に同乗しての偵察任務から帰還途中、流れ弾に当たって戦死。 ヘンライン 「大宇宙のサムライ」の登場人物。少佐。パイロットの幹部候補生教官。空戦において一撃離脱戦法を重視しており、クレイトン大佐を敵以上に憎んでいる。イヤハート中尉に気があったが、相手にされなかった。その意趣返しも含めてサカイの特願卒業を阻止しようとするが失敗。イヤハートの戦死後にサカイに対し侮辱的な発言を行い、公衆の面前で殴り飛ばされた。それが原因でサカイは降格の上偵察機のパイロットへと左遷される。ヘンライン自身はイヤハートの後を追うように戦死した。イヤハート、サカイとの三角関係は、後に面白おかしく取り上げられたという。 クレイトン 「特願」の教官、大佐。名前のみの登場。空戦において格闘戦至上主義を貫いており、ヘンライン少佐とは犬猿の仲。信奉者にイヤハート中尉がいる。 アンリ・ジュールダン 駆逐艦「ラドロワ」艦長、中佐。しかし本人は戦闘機乗りの才能があり、現役将官である父親の横槍によって駆逐艦艦長にされてしまったことから鬱屈し荒れた生活を送る。あげくハナー提督夫人に手を出して妊娠させ、その事実を闇に葬りたい者達によって戦死への罠を張られる。しかしそれは本来の希望である戦闘機隊に戻ることであったので、嬉々として罠に飛び込み戦死した。 アルバート・ヒンメル 惑星連合宇宙軍大将。宇宙軍きっての逸材で、シゲル・ウサミの次の宇宙軍司令長官の呼び声も高かった。ススム・フジを参謀として迎えたことが縁で娘とフジを結婚させた。ヒンメルという名は外伝でのフジの妻の旧姓で、本編ではナンゴー元帥となっている。 スティーブ・デビッド・ライサンダー プロポスビル方面艦隊司令官、中将。偶然からラアルゴンとの接近戦となり、当初は優位に立ったものの、嵩(かさ)にかかって敵を殲滅しようとしたところドム指揮下の駆逐艦レイバーンの逆撃を受け戦況をひっくり返され、旗艦の艦橋を破壊され宇宙空間に吸い出された。 カシカシュアン 中将。ホロシリ反乱に際し、住民の総数に数倍する兵と大艦隊をもって鎮圧にあたるが、住民の戦意と「ドグラ」「マグラ」を甘く見たために隊伍堂々と接近し部隊を展開、その愚鈍な動きの間に自動攻撃衛星システムの主砲の照射を受けて艦隊もろとも消滅した。 シンイチ・スター 名前のみの登場、ユリコの父。戦艦「飛騨」副長時代に戦死、最終階級は中佐。セッシュウ・ミフネと懇意にしていた。 バークレー ライサンダー中将の参謀長、少将。プロポスビルの戦いで自軍優勢となった時に敵を見逃すよう進言したが聞き入れられず、半ば任務放棄の状態で敵の逆撃を受け戦死。 アーキントス 偵察艦隊司令官、少将。敵艦隊が自軍の半数であると見て攻撃を仕掛けるもしたたかな逆撃を受け大ダメージ、駆逐艦モルガーンに白兵戦にもちこまれ、グロム・ハスに討ち取られた。 クロフト 修理ドックの整備員。日々傷ついてドック入りを余儀なくされる艦艇群に頭を痛めていたところに武器操作プログラムの全面改修を平行して行うように命令され憤慨する。 グレッグ・マーレイ・ジュニア 駆逐艦「そよかぜ」艦長、中佐。士官学校の成績が限りなくビリに近かったにもかかわらず、おざなりな任務をこなすたびに昇進したのは、父親が予備役大将であり、後継者育成として各所に画策した結果である。しかし本人は将器はおろか士官としての能力も大きく欠けており、作戦行動(待機)中に高級娼婦を艦内に連れ込もうとしてヤスダ副長に制止された。ヤスダはそれら種々の問題行動をアンダーソン長官への直訴状にしたため、それをアンダーソンの元にいたタイラーが目にしたことから、ヤスダの直訴は陽の目を見た。その結果、プロキオンの戦い前に更迭された(ととれる描写がある)。
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