男性クルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:27 UTC 版)
ヒビキ・トカイ 声 - 吉野裕行 主人公。惑星タラークの3等民の機械工で16歳。志は大きく胸を張れる男でありたいと思っている。頭に血が上りやすく喧嘩っ早いが、たびたび無謀ともとれる奇策を発案しては幾度となく危機を脱している。大人の対応を行えるドゥエロや媚を売るバートとは違い、ニル・ヴァーナの女性クルー達とはトびたびラブルを起こしており、目の敵にされることも多い。しかしその一方で、スペシャル蛮型撲撃機がディータ達のドレッドノートと合体できる点を注目され、その資質目当てに子供を作ろうと迫られたりも。 ディータとの接触を皮切りに、女性達との様々な出来事を通して成長していく。エズラのカルーア出産に居合わせた時は、女体の神秘を目の当たりにしてショックを受けていた。漫画版でもテレビアニメ版でも女装姿を披露している。テレビアニメ版ではディータ達を名前で呼んでいなかったが、漫画版では名前で呼んでいた。 実は第1世代でグランパ・グランマ両名の実子であり、言うなれば両国の皇太子である。コールドスリープ前は、ニル・ヴァーナの母体となったイカヅチに乗っていた。 バート・ガルサス 声 - 関智一 金持ちの三男坊のタラーク人で16歳。自己保身のため、ハッタリを言ってニル・ヴァーナの操舵手を務める。第1期では何かに付けて媚を売ったり軽口を叩いたり、逃げ腰だったりと情けない役回りが非常に多い脇役の1人でしかなく、ニル・ヴァーナのほとんどの女性クルー達からも、ある意味でヒビキ以上邪険に扱われてしまうこともあった。しかし、ヒビキの安否を心配したりと、第1期終盤より他人思いな面も見せるようになる。第2期前半ではシャーリーと出会いで、自分の話を楽しんで聞いてくれた彼女と友達となる。シャーリーの真剣な喜びようには、「初めて誰かを喜ばせることができた」と口にするほど自分も喜び、彼女を大切な人として認識するようになり奮闘するが、それからまもなくシャーリーは病死してしまう。初めて大切な人の死に直面したバートは、号泣することしかできなかった。 上記の件がきっかけとなって人間的成長を遂げ、ニル・ヴァーナにホーミングレーザーを発現させるに至った。また、その際にはシャーリーの想いに報いるべく彼女の遺品であるマスコット人形に合わせて頭髪を剃り落としてスキンヘッドにし、以降は帽子も被らなくなった。 第2期後半ではブザムに好意を抱くようになり、彼女の正体を知ってショックを受けた。しかし、「女のブザムに惚れたんだ」とその意志を変えず、貫き通す。後にタラーク軍から凄惨な拷問を受けても、断固として自らの信念を曲げようとしなかった。 ドゥエロ・マクファイル 声 - 田坂秀樹 本来は戦闘要員だったがドクターとして働くことになった17歳のタラーク人。少し偏屈な所がある上、黒い長髪で顔の右半分はいつも隠れている。 当初は医者を志望していなかったが、怪我の治療をしているバーネット達を見て、持ち前の好奇心から医者を名乗って治療に当たった。成り行き上とはいえ女体の神秘に触れたことから、本格的に医者を目指し始める。元からエリート中のエリートの実力を持っていたため、肉体構造の違う女体の治療もすぐにこなせるようになった。 第2期ではエズラのカルーア出産に立ち会えなかったことを悔やむも、自分の好奇心を満たすことより患者を救うことこそが大事であると悟り、第3話で出産に立ち会えるチャンスがあっても、バートと交流を深めたシャーリーの治療を最優先で行った。 パルフェとは不思議とウマが合い、少しずつ距離を縮めていく。ドクターとしての立場上、パルフェ以外の女性クルー達とも少しずつ距離を縮めていったその経験から、タラーク軍に収監された時も「女は素晴らしい」と主張してはばからず、自らに拷問をかけた軍人にも「環境の犠牲者はあなたの方だ」と言い返している。第2期第13話では、顔を隠している前髪をパイにめくられ、彼女とパルフェの溜め息と頬染めを呼ぶ。 なお、漫画版には登場しない。
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