男性セレクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 01:00 UTC 版)
「Lostorage incited WIXOSS」の記事における「男性セレクター」の解説
白井 翔平(しらい しょうへい) 声 - 菅原慎介 白のルリグ「ドーナ」を引き連れている男性セレクター。千夏とは中学時代からの仲で同級生。中学時代、サッカーの過度な練習により足を怪我し大会に出られなくなってしまい、千夏にサッカーを通じて得られた記憶まで忘れることはないと励まされたことにより千夏に好意を抱く。尚、一度千夏に告白しているが振られている。 セレクターとなって最初のバトルで勝利した相手が異常なまでの絶望を見せていたことから、このゲームの異様さに気づき恐怖を覚える。以降は極力バトルをせず、記憶だけでゲームを降りられるのならばと自身の運命を受け入れていたが、やがてその選択の恐ろしさを実感し始め、さらに千夏の置かれた状況を知ってゲームに関わらざるを得なくなる。 コインが最後の1枚になった際、ブックメーカーの指示で莉緒と戦わされる。バトル直前、千夏に掛けた電話が彼女の心を変えてバトルを中止させるべく走らせるも、時既に遅く、莉緒を倒せない良心を利用されて人格は消滅してしまった。 『conflated』でも登場。人格はルリグであるドーナのものになっているが、彼女が翔平として暮らしているため生活に変わりはない。サッカーを再開しており、人格が戻った最終話では大会メンバーとして出場している描写がある。 鳴海 勝(なるみ しょう) 声 - 興津和幸 青のルリグ「あーや」を引き連れている大学生の男性セレクター。今回のセレクターバトルの前にセレクターに選ばれた妹の悩みを、学業にかまけて事情を聞けず、行方知れずになった妹のことを想い続けている。カードショップですず子からバトルを挑まれた後、妹の面影を重ねて狼狽した後に敗北、すず子に妹の敗北後に起きたことや貨幣さえも動く策謀渦巻くセレクターバトルに心を削られていることを吐露する。 セレクターバトルとしては妹を取り戻したい想いで参加したが、上記の状況で自分も消えたいほどに弱っている。若干シスコンの気があり、あーやからも「キモい」と蔑まれているほどだが、彼女の能力を使った戦法で冷静にバトルを進行する。しかし対戦相手が妹と同年代の少女であったり、「お兄ちゃん」と呼ばれることで取り乱す悪癖があり、そうなると脆い部分を突かれてピンチになることが多い。 紅の憂さ晴らしの相手として選ばれ、彼が妹を消滅させた張本人であることを知って激高。ルールも忘れるほど取り乱した末に心折れ、完全に敗北してしまう。 墨田 壮(すみだ そう) 声 - 間島淳司 黒のルリグ「グズ子」を引き連れている男性セレクター。弱い相手を狙い、相手を罵倒などで威圧するスタイルで性格も悪め。バトルをためらっていたすず子に目を付けて初心者狩りを仕掛けるが、リルのオーネストで返り討ちに遭ってしまう。スタート時のコインは4枚。 その後、ブックメーカーが取り合わせたバトルに負け、敗者の瀬戸際に追い込まれたところで再度ブックメーカーに依頼し千夏とバトルを行うが、逆にカウンターをもらう形で敗北しセレクターバトル敗者となる。 里見 紅(さとみ こう) 声 - 中村悠一 セレクター同士のバトルをブッキングする「ブックメーカー」と呼ばれる長身の男。タワーマンションの上階に住むなど優雅な暮らしを送る。 参加者を登録させ、ブッキングを申し込んだセレクターの要望に合うセレクターを呼び出す仕組みをとっている。相手を巧みに動かす話術の持ち主で、ブッキングによって変化し戸惑う相手の感情・行動に心躍らせることを趣味としている。 彼の持つブッキングのためのネットワークは広く、バトルのための出会いすら不確実な状況にあるセレクターに対する戦いを拒否しろと命じることができるため、彼の組んだブッキングは断ることができない。 すず子とはんなが対面した際にナナシは「セレクターではない」と判断したが、それは紅が普段からルリグカードを持ち歩いていないことが原因とみられ、気が向いた時だけルリグのカーニバルを連れてコインが残り1枚になった契約者を相手に自らバトルへ繰り出している。勝との対戦で、自身の人格がかつてルリグであったことを告白した。 千夏には目をかけており、いずれ自分が潰すために理想の手駒に仕立て上げようとしていたが、彼女がすず子との和解を選んだために頓挫する。怒りのまますず子と最後のバトルを繰り広げ追い詰めるも、千夏が外部から投げ込んだコインにより発動した「レクイエム」で形勢逆転されて敗北。「闇は終わらない」と意味深な言葉を残して消滅した。
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