二階級特進とは? わかりやすく解説

二階級特進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 08:32 UTC 版)

銀河英雄伝説の用語」の記事における「二階級特進」の解説

帝国同盟両者共に戦死者に二階級特進が適用される場合がある。 帝国戦死高級士官に二階級特進が適用された例を確認できるのはヘルマン・フォン・リューネブルク(少将から大将)のみである。大将戦死したケンプ敗戦責任もあり上級大将特進に留まった。一方生者ではラインハルト陣営提督一挙に二階級を昇進した例が見られる例えキルヒアイスアスターテ会戦大佐から少将に、アムリッツァ会戦後中将から上級大将にと、オーベルシュタインはアムリッツァ会戦後准将から中将に、リップシュタット戦役終結後中将から上級大将にと、二人とも2度二階昇進経験している。 同盟では「生者に二階級特進は無い」という不文律存在する。しかし短期間2度昇進辞令を出す代替措置行った事例存在しヤン・ウェンリーエル・ファシルでの功績によって同日中に中尉から少佐への昇進果たしており、事実上の二階級特進となっている。一方、アムリッツァ会戦戦死した高級士官ウランフボロディン中将元帥の二階級特進を与えており、生者登用より死者待遇に厚い軍隊であった。なお第二次ティアマト会戦戦死したベルティーニ中将は、同じく戦死したアッシュビー大将(→元帥)を引き立たせるため、会戦直後には大将留まり6年後に元帥叙されている。

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二階級特進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 08:43 UTC 版)

殉職」の記事における「二階級特進」の解説

自衛官警察官消防吏員海上保安官刑務官入国警備官といった職務階級明確な職業において、殉職伴って在職階級から二段昇任させる制度または慣行で、名誉・叙勲その他の遺族対す補償進級した階級に基づきなされる。 この結果「二階級特進」が、しばしば「殉職」を表わす別称とされている。 特進とはかつての日本軍における軍人の「特別進級」の略称であり、現行憲法下の公務員階級上がることを昇任ということ照らせ不自然だ通俗的には特進という用語が用いられている。 なお、警察官の場合巡査(-巡査長) - 巡査部長 - 警部補 - 警部 - 警視 - 警視正 - 警視長 - 警視監 - 警視総監という階級構成で、巡査のみ2級特進先は巡査部長ではなく警部補となる。これは巡査長階級的職位にすぎず、階級上は巡査同格だからである。 ただし、近年職務執行中の交通事故による殉職取締活動中前方注意自動車はねられ死亡)の場合には、大半1階級のみの昇任にとどまるとされている。 このほか、警視長殉職警視総監への特進例は確認されていない。これは、警視以上は上級管理職で、最前線に出る例が非常に少ないため。 特進については、日本軍において功績顕著な戦死者を二階級特進させた例に倣ったのであるまた、死亡退職金や遺族年金では、特進後の階級基準とするため、算定にあたり遺族にとっても金銭面での待遇有利になるという側面もある。 元々戦死者進級させる習慣無かったが、日露戦争において軍神とされた広瀬武夫海軍少佐橘周太陸軍少佐が、死後それぞれ中佐一階進級したのが始まりとなったその後第一次上海事変における爆弾三勇士顕彰するため3人を二階級特進させ、それ以降功績抜群戦死者全軍布告の上二階級特進という例ができた。 なお、戦死にあたっては、部内進級要件規定されている、当該階級での勤務年数である「実役停年」を満たしていないものでも必ず進級するとは限らなかった。 また、大佐中将になる例は少なく将官には二階級特進が認められていないため少将大将進級する例はなかった。 海軍で大将戦死した場合には元帥称号与えた例がある(旧日本軍には他国違い元帥階級明治時代廃止されたため存在せず以降は「元帥」は陸海軍大将与えられる称号としての存在した)。 旧陸軍では下士官航空特攻での戦死者には最大「四階級特進」まで規定されていた(陸軍伍長から陸軍少尉へ)[要出典]。 しかし、テストパイロット殉職など訓練中・公務中の死亡である殉職と、戦闘での死亡である戦死とは明確に一線を画しており、外地公務中に死亡するなど戦死準ずる判断され場合除いては、殉職者最大でも一階昇進どまりであり、二階級特進した例はない。 第二次世界大戦中には、大学など研究機関も「科学戦」を行っているとして研究者二階級特進した例がある。1944年8月実験中に事故死亡した東京帝国大学理学部助手の例では、大学助手判任官から助教授任官高等官六等に叙せられた。 自衛官殉職した場合は「特別昇任」として一階もしくは二階昇任することが多い。朝霞自衛官殺害事件殉職した一場哲雄士長二曹に二階級特進した。 2003年11月29日日本政府イラクにおいてテロリストにより射殺され日本大使館外交官参事官三等書記官の2名)に対して二階級特進に相当する職階昇進参事官大使三等書記官一等書記官)を行った国家公務員見渡して警察官自衛官海上保安官刑務官入国警備官以外には職務階級制度そのもの存在しないこともあり、外交官では前例のないことであったが、これは任地カントリーリスク際立って高い状況などを勘案してのものであったといえる

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