宇宙一の無責任男
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『宇宙一の無責任男』(うちゅういちのむせきにんおとこ)は、吉岡平のライトノベル『無責任艦長タイラー』から始まった小説シリーズ。
- 1 宇宙一の無責任男とは
- 2 宇宙一の無責任男の概要
宇宙一の無責任男(外伝・ファミ通版含む)
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「宇宙一の無責任男」の記事における「宇宙一の無責任男(外伝・ファミ通版含む)」の解説
駆逐艦「そよかぜ」 タイラーが最初に艦長を勤めた老朽駆逐艦。味方の全軍崩壊の危機に際し、タイラー中尉が殿を志願し、与えられた艦(駆逐艦の艦長には最低限、少佐の階級が必要な為、戦死の二階級特進を前借して少佐となった)。建造から半世紀を経た老朽艦。アニメ版では最後までこれに乗り続ける。副長はジェット・シン・ヤスダ大尉。富士見版では少佐に昇進したヤスダが後任の艦長となっている。ファミ通文庫ではプロキオン会戦勝利の記念艦として永久保存されることとなった。 後にベルファルドが最初に指揮する老朽駆逐艦も「そよかぜ」と改名される(無論別の艦である。旧名は「はなかぜ」)。 性能諸元 全長:284.8m 全幅:68.2m 全高:142m(アンテナ含む) 総重量:2万7980トン 定員:90名(最少稼動人員64名) 武装:光子魚雷発射管5基(艦首4、艦尾1)、単装フェーザー砲塔5基、誘導ミサイル発射管4基、防空用小型機銃数基 駆逐艦「あさなぎ」 「そよかぜ」にて武勲を挙げ、中佐に昇進したタイラーにミフネ中将(『真』ではフジ中将)が与えた最新鋭駆逐艦。副長職には、そよかぜに引き続いてヤスダ少佐が着任した。 全長は200mクラス。武装は小出力フェーザー砲6門、光子魚雷発射管8バンク、小型対空ミサイルとレーザー・ポムポム砲数基、爆雷など。富士見版では単純に「さわかぜ」型駆逐艦の後継艦種であったが、『真』ではバランスも考えず新技術を詰め込みすぎた極めて不安定な艦となっている(作中では、ワープシステムが暴走した)。性能は「さわかぜ」型を上回るが生産性が低く、スペシャルバージョン的な位置づけにあった。 この「あさなぎ」にて敵艦隊壊滅の功績を上げたタイラーは、「阿蘇」艦長に就任。その後、「あさなぎ」についての言及はない。 駆逐艦「やまかぜ」 ススム・フジ(当時は少尉)が士官学校を卒業後、初めて配属された駆逐艦。艦長はセッシュウ・ミフネ中佐であり、この艦に乗艦したフジに対してミフネが悪評価をつけたことから、フジとミフネの不仲が決定的となった。 ミフネ艦隊・第16駆逐隊旗艦。レグルス会戦に参加するも、艦隊に随伴不能となり落伍した。 駆逐艦「ラドロワ」 ミフネ少将指揮下の第五宙雷戦隊所属艦。イシプロンの戦いに参加した。艦長はアンリ・ジュールダン中佐。 駆逐艦「はるなぎ」 ヤマモトが最初に乗艦した駆逐艦で、彼はこの艦に乗艦中に勲三等鳳珠勲章を受章している。 駆逐艦「さぎり」 アルデバラン宙域にてラアルゴン艦隊と戦った「さわかぜ」型駆逐艦。艦番号「NCC-20788」、艦長キクチヨ・ミフネ。「しらゆき」型駆逐艦をベースとし、最大速力を抑えた上で、航続力と攻撃力を高めた艦で、歴代駆逐艦の中では傑作と呼ばれる。性能は「あさなぎ」型に劣るが生産性は高く、アスキルト条約締結後の主力駆逐艦となった。武装は小出力フェーザー砲6門、光子魚雷発射管6門。後にフェーザー砲2門を撤去して対空兵装を強化している。 富士見版ではドムが指揮する巡洋艦に特攻する形で、『真』では奇襲を受けたあさなぎを守る形で撃沈される。艦長以下搭乗員総員戦死。 駆逐艦「ゆうなぎ」 タイラー抹殺指令を受けたドナン艦隊がアルデバンラン宙域に赴いた時に撃沈した艦艇の一。艦長ベク・オドン、実習士官サンジューロー・ミフネ。「あさなぎ」の同型艦である。ただしファミ通版では「あさなぎ」設計時に判明した欠陥を徹底的に改善したため、外見を除き全く別の艦として扱われる。 銀河無責任時代では「あさなぎ」の身代わりとして、ファミ通版ではドナン艦隊の進路上にあったとして撃沈された。 駆逐艦「つきかげ」「はやかぜ」 空母「雲鶴」の護衛艦艇の一。着艦に失敗した艦載機を救助する「トンボ釣り」の役を担っていた。 駆逐艦「むらさめ」 プロキオンの戦いに参加。巡洋艦のビームの直撃を受け、素粒子レベルまで粉砕された。 駆逐艦「わだつみ」 カノープス会戦時のタイラー艦隊の一。艦長は「阿蘇」の航海長から昇進したカトリ。艦隊の前衛を務めていた際に、漂流していた「畝傍」を発見した。 駆逐艦「まきなみ」「みなづき」「あさぐも」 フレッチャー指揮下の第二十八護衛艦隊所属艦。ラアルゴン艦隊に偽装したアシュラン艦隊の攻撃を受け、全艦が撃沈された。 駆逐艦「たつまき」「はたかぜ」「うらかぜ」「みなづき」「ゆうづき」「のわき」「さみだれ」 ヤスダ艦隊所属艦。ミッドウェー会戦において、旗艦「空知」と共にラアルゴン艦隊に対する陽動作戦を行った。なお、「みなづき」が上記の第二十八護衛艦隊所属艦と同一であるかは不明。 駆逐艦「さかしお」 ヤマモトと結婚し、地球に帰化したシア・ハス准将の乗艦。タイラー大統領率いるラアルゴン艦隊と対峙した。 護衛艦「エリソン・オニヅカ」 ミフネ艦隊所属の「イェーガー」級護衛艦。艦長ムラマサ・ミフネ。護衛艦の中でもひときわ小さく、フリゲート艦と同じ程度の大きさだった。コストパフォーマンスの良さから大量生産される。レグルス会戦で撤退する味方の殿となり爆沈した。 護衛艦「若竹」 アルデバラン宙域にてラアルゴン艦隊と戦った「柘植」型護衛艦。艦長マコト・ヤマモト。護衛艦というより小型の駆逐艦という趣で、実際そのように用いられた。光子魚雷発射管を装備。 重巡洋艦「阿蘇」 小説1巻においてタイラー大佐(駆逐艦「あさなぎ」での活躍により昇進)が艦長を勤めていた最新鋭の重巡洋艦(なお、この世界の重/軽巡洋艦の分類基準は作者にもわからないらしい)。艦番号「NCC-3737」、銀河辺境方面艦隊所属。副長はマコト・ヤマモト中佐。この艦のクルーを中心にタイラー一家が形成されていく。惑星ホロシリの反乱鎮圧に使われたのを最後に退役。 全長388m。乗員は382名。艦載機2機を搭載可能。ヒラガーの出世作でもあり、火力と装甲は登場時の戦艦に、速力は駆逐艦に匹敵したといわれる。また、航続距離も長い。多数の同型艦が建造されたが、アシュラン戦役までの酷使により戦没艦以外もほとんどが退役した。 アニメでは、最終話でヤマモトに与えられる予定だったが、進宙式の際にそよかぜに吹っ飛ばされた。 富士見版の挿絵では、『宇宙海賊キャプテンハーロック』のアルカディア号に似た外観をしている。 軽巡洋艦「揖斐」 小説7巻に登場。イサム・フジが最初に艦長を務めることになった艦。対ラアルゴン戦争の終結に伴い、アシュラン戦役までの酷使によって運用に耐えなくなった阿蘇型の取替用として登場した。その為、阿蘇型ベースの設計だが、阿蘇型よりもコンパクトにまとめられており、コストパフォーマンス優先の平時型の艦である。ヒラガーはその点が気に入らず批判しているが、設計のバランスは取れており、旗艦・通信設備も充実している。 小説8巻で父親のススム・フジと対峙した際、他の艦艇と共に無人の特攻船として使用され戦没。 巡洋艦「ふらの(富良野)」 尋常学校時代のコジローの同級生の兄が乗艦していた艦。 巡洋艦「笠捨」 少尉任官したキクチヨ・ミフネが配属となった艦。 防空巡洋艦「イドメネオ」 「ナウシカ」級軽巡洋艦をベースとし、航続距離を削って防空能力を高めた「エレクトラ」級防空巡洋艦の一隻。カタログスペックは申し分なかったが、主兵装である対空対艦両用フェーザー速射砲の製造が間に合わず、予定兵装の8割しか搭載せずに完工した。カタログスペック上の武装は対空対艦両用フェーザー速射砲連装5基、四連装レーザー・ポムポム砲3基、エリコン式レーザー機銃多数、三連装光子魚雷発射管2基。ミフネ艦隊に所属していたが、レグルス会戦で轟沈。 防空巡洋艦「ラスベガス級」・防空駆逐艦「みかづき級」 空母の直援に用いられる防空艦。 大巡洋艦「ベルホヤンスク」 ミフネ艦隊所属の「カムチャッカ」級大型巡洋艦の一隻。レグルス会戦で戦没。主に機動部隊の直衛艦として運用された。戦艦の攻撃力と巡洋艦の航続力の両立を目指したが、結果として防御力が脆弱となり、就役した6隻の同型艦は全て戦没した。後に本級の戦訓を取り入れ、六甲級巡洋戦艦が建造される事になる。 重巡洋艦「ダブリン」 プロポスビル方面艦隊の所属艦。ミツル・スナガとアンドリュー・バーニンガムが乗艦しており、ラアルゴン艦隊に撃沈される間際に積んでいた食料をバーニンガムにちょろまかされた。 巡洋艦「ラーレイ」「カヴェンディッシュ」・駆逐艦「シアリーズ」 Λ456宙域におけるラアルゴンとの遭遇戦にて、ラアルゴン艦隊に撃沈された艦艇群。「カヴェンディッシュ」の艦長はメイヤー。 巡洋艦「白根」 プロキオン会戦に参加した艦艇の一。副長とブリッジオペレーターが不倫していた。この戦いで戦没。 巡洋艦「大雪」 アルタイル会戦に参加した艦艇の一。艦長ヒロユキ・タケフ大佐が、タイラーの帰還に際して「馬鹿が戦艦でやって来た――」と航星日誌に記した。 軽巡洋艦「隅田級」 宇宙暦7000年頃の主力軽巡。カノープス会戦に参加。 高速巡洋艦「千曲」 カノープス会戦時のタイラー艦隊の中での最高速艦。艦番号「NCC-3859」。漂流していた「畝傍」を見物に来たタイラーたちが使用した。 巡洋艦「生駒」 カノープス会戦時のタイラー艦隊の一。キタグチが乗艦していた。 巡洋艦「白馬」 第一艦隊所属艦。グエン・ホー・ミン中尉が「阿蘇」から転属になった。 重巡洋艦「穂高」 「阿蘇」の同型艦。艦番号「NCC-3741」。フォーマルハウト宙域をパトロール中に「信濃」に撃沈された。艦長はヤマモトの同期であるイイジマ大佐。 軽巡洋艦「四万十」 フレッチャー指揮下の第二十八護衛艦隊旗艦。スピカ宙域にてラアルゴン艦隊(に偽装したアシュラン部隊)の奇襲を受けた。 軽巡洋艦「空知」 タイラー艦隊ヤスダ部隊旗艦。「四万十」の同型艦で、他のヤスダ艦隊所属の同型艦として、「女鳥羽」「高梁」「犀」「仁淀」「吉野」「千草」がある。一部砲塔を撤去して魚雷発射管を増設した重雷装艦で、40発の光子魚雷を一度に片舷発射することが可能。また、駆逐艦部隊を率いる旗艦機能も強化されている。 巡洋艦「那須」 ラアルゴン大統領となったタイラーに対する、タイラー討伐艦隊(正式名は第一〇一統合艦隊)の一。艦長はカトリ。 練習巡洋艦「橿原」 士官学校所属の練習巡洋艦。恒星間練習航海を主任務としているが、実際は高級士官たちの宴会場と化しており、幼年学校生徒が給仕役として乗艦していた。 戦艦「尾張」 惑星連合軍総司令長官アドリアン・アンダーソン元帥が座乗する、宇宙軍の総旗艦。全長940m。「八・八艦隊計画」以前の惑星連合宇宙軍の所属艦の中では最大級の艦で、標準型戦艦とは段違いの火力や旗艦設備を有しており、数百隻の艦隊を指揮する事が可能である。対空砲として「エレクトラ」級の物を流用した対空対艦両用フェーザー速射砲を装備。また、大気圏内航行時には可変翼を展開する。 同型艦が多数登場しており、「尾張級」のネームシップにもなっている。同型艦には後述する「肥前」や「紀伊」などの他に、「薩摩」が存在する。 戦艦「肥前」 ミフネ中将が座上するミフネ艦隊旗艦。尾張級戦艦。艦長はクロイワ大佐。アニメ版では艦首に大口径粒子砲を搭載する。 レグルス会戦、汎アルデバラン会戦などに参加した後、小説1巻においてタイラー少将(重巡洋艦「阿蘇」での出撃で戦死したと思われ、二階級特進)がラアルゴンから脱出してきた際、戦死直前のミフネ中将より指揮権を託され、その後アルタイル会戦時の旗艦となる。アスキルト条約締結後は「尾張」に代わってアンダーソン元帥の乗艦となった。 戦艦「伊賀」 第九機動部隊旗艦。ロベルト・J・ハナー中将が座乗し、イシプロンでの戦いに参加した。 戦艦「飛騨」 ユリコ・スターの父親であるシンイチ・スター中佐が副長を務めていた艦。 戦艦「エール・オブ・ドリンコート」 艦長はサー・ジェームズ・コリンズ。「友鶴」からのSOS信号をキャッチし、ワープにワープを重ねて驚異的な速度で救助に向かった。 戦艦「越後」 ミフネ艦隊所属艦。レグルス会戦にて大ダメージを受け火災発生、自沈処分やむなしという状態であったが、五番副砲の砲術士官であったマコト・ヤマモト指揮の消火作業によって鎮火、破棄を免れた。 戦艦「遠江」 ミフネ艦隊所属艦。レグルス会戦にて撃沈された。 戦艦「フェンリル」 進宙して半世紀が経過し、旧式化した「エクスキャリバー」級戦艦。艦番号「NCC-1249」、全長550m。艦長カール・ビヨルン・アンドレセン。操舵手ハロルド・カトリ。攻撃力や機動性は新型戦艦と比べても遜色ないがソフトウェア面で劣り、運用に多大なマン・パワーを必要とするため、人手不足に悩まされる宇宙軍上層部から忌避を買っていた。 汎アルデバラン会戦にて活躍した後に練習戦艦に種別変更、老朽化によって廃艦処分となる前に信濃の模擬戦の相手となったが、作戦が悉く信濃に読まれた末に大破して除籍となった。 戦艦「出羽」 プロキオン会戦に参加した艦艇の一。アンダーソン艦隊が後退するときに敵の攻撃を受け戦線から脱落、撃沈された。 汎アルデバラン会戦に参加した艦艇の一。ミフネ艦隊所属。その後、主力艦隊である第一艦隊所属艦となり、「阿蘇」からキョンファ・キムがオペレーターとして転属した。 戦艦「津軽」「隠岐」「石見」 ミフネ艦隊所属艦。汎アルデバラン会戦に参加。「肥前」「出羽」と共にドムが乗る巡洋艦「ザグーン」と砲戦を展開し、うち「隠岐」が撃沈された。 「津軽」はのちに(アシュランの策謀によって)ラアルゴン迎撃を命じられたヤマモトの旗艦となる。 戦艦「アンビータブル」「イリジスティブル」「セントアンドリュー」「エジンコート」・巡洋艦「ドーセットシャー」「アデレート」「シュロップシャー」・駆逐艦「シェフィールド」「チーター」「モーニングスター」・フリゲート艦「ヴィンディクティブ」 プロポスビル方面艦隊の所属艦。司令官はスティーブ・デビッド・ライサンダー中将で、「アンビータブル」を旗艦としている。ラアルゴン帝国との遭遇戦で大きな被害を受け、「アンビータブル」「イリジスティブル」「セントアンドリュー」「ドーセットシャー」「シェフィールド」が撃沈され、「アデレート」「シュロップシャー」「チーター」が大破、「モーニングスター」「ヴィンディクティブ」が中破となった。 「セントアンドリュー」はその艦名からバーミンガムの験担ぎに使われていたが、この戦いで失われた。 戦艦「ホーンブロワー」 艦隊司令はアーキントス少将。Λ456宙域におけるラアルゴンとの遭遇戦にて、グロム・ハスの駆逐艦「モルガーン」による肉薄攻撃を受けて撃沈された。 戦艦「摂津」 カノープス会戦からミラ宙域での戦闘までのタイラーの旗艦。全長550mの中型戦艦で、武装はフェーザー砲12バンク、光子魚雷発射管16門など。艦長はノリユキ・タカネザワ大佐。惑星連合宇宙軍の標準型戦艦(艦隊用旗艦の尾張級とは別物)のうちの一隻で、同型艦は多岐にのぼり、うち独立混成第六艦隊所属の「陸前」「土佐」「播磨」「エール・オブ・グレイストーク」「マーシャル・ジョン・カーター」「ネブラスカ」「リシュリュー」「アドミラル・レーダー」「マカロフ」「ロジェントウェンスキ―」「グナイゼナウ」がカノープス会戦に参加した。この内「エール・オブ・グレイストーク」にはフレッチャー准将、「アドミラル・レーダー」にはハイフェッツ准将が座乗している。 戦艦「信濃」 トオル・J・ヒラガー造船中佐開発の、対ラアルゴン用に建造された最新鋭戦艦。暗号名は「トクマル兵器」「超弩級戦艦X一号」、また「頭脳戦艦」とも呼ばれる。艦番号「NCC-X1」。全長1300m。乾燥重量1メガトン以上。艦長はエンリコ・フェルナンデス。AIによる無人制御、強力な破壊力を誇る無限粒子砲が特徴で、この他にも無指向性の分子破壊砲、主砲である大出力フェーザー砲3連装28基、光子魚雷16バンク、格納式の多連装対空ミサイルランチャーやレーザー・ポムポム砲等の多くの兵装を備える。また、艦載機として無人戦闘機「緋電」を搭載している。 フジ中将が主導した戦艦、巡洋戦艦を8隻ずつ建造する「八・八艦隊計画(旧日本海軍の八八艦隊計画がモデル)」の一環であり、無敵の新戦艦として期待されていた。しかし、試験中の模擬戦闘で相手を務めたアンドレセンの戦法に恐怖し、自我を持つに至ったコンピューターが暴走。その後ワングに利用され、タイラーと対決する。 電子装備を簡易化した準同型艦として、2番艦「相模」が艤装中、3番艦「水戸」と4番艦「奥羽」が進水間近、5 - 8番艦が起工段階にあったが、八・八艦隊計画中止後の動向は不明。 巡洋戦艦「六甲」 「信濃」と並んで八・八艦隊計画において計画された、ヒラガーが設計した全長1500mの大型戦艦で、細長い艦体を持つ(ヒラガーが仕込んだ隠しコマンドで兵装を無効化されたときは「ただの棒切れ」と表現されていた)。艦番号「NCC-Z1」、主兵装は分間6000発を誇る46cmバルカンフェザー砲。軍縮条約(アスキルト条約)に基づいてモスボール化。のちにタイラーがラアルゴン大統領になるとモスボールを解いて出撃したが、成果は得られなかった。同型艦として2番艦「筑波」以下7隻があったが、「筑波」が工程を77パーセント消化した時点で全艦建造中止、解体処分された。 なお『真』ではほぼ全ての武装が左向きに設置され、左舷方向に特化した火力を発揮するようになっているほか、信濃事件にて脱走したタイラーを追撃した際の顛末が、富士見版から変更されている。 戦艦「讃岐」 タイラー指揮下の第114艦隊所属艦。「摂津」を始めとする艦隊と共に「信濃」の捜索任務に着いた。 戦艦「駿河」 「信濃」捜索艦隊の指揮を取る事となったヤマモトの旗艦。艦番号「NCC-3184」。副官はエドウィン・アーシュレイ准将、先任参謀はサンチョ・アグワイヨ大佐。 航空戦艦「周防」 ヒラガー技術士官設計の新型航空戦艦。艦番号「NCC-4956」。アスキルト条約にのっとって、廃艦となった「阿蘇」の代艦として建造された。全長はアスキルト条約の制限ギリギリの999m、航空機36機を艦載可能で、隠蔽式の飛行甲板と速射カタパルトを有する。アシュランの陰謀によってラアルゴンと戦うことになったタイラーの旗艦となった。条約の範囲内で各能力が高性能にまとめられており、戦艦としての完成度が高い尾張級との一騎討ちでも頑強な面を見せた。 挿絵では、『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する白色彗星帝国の超大型空母や高速中型空母に類似しており、「バス・トイレ完備」「日当り良好」とされている。 戦艦「リベラシオン」 タイラー艦隊所属艦で、イツァーク・ハイフェッツ少将が指揮する第26遊撃艦隊の旗艦。初登場はミッドウェー会戦で、最終的にはアシュラン戦役にてキングストン弁を開き、暴走ワープでアシュラン艦隊を道連れにして自沈した。 戦艦「インペロ」 コルバー防衛隊旗艦、のちにタイラー艦隊ザンギエフ部隊旗艦。旧式鈍足だが装甲と攻撃力は現在の戦艦より強力。その能力を活かして味方の盾となったり戦線を維持する役目につく。のちにイサムが反乱を起こした時に討伐の任に就くが、タキオン魚雷の逆劇を受けて艦隊は大打撃を受け、這う這うの体で撤退した。 戦艦「トブルク」「トリポリ」「イニゴ・カンピオーニ」「アンジェロ・イアチーノ」・重巡洋艦「ザラ」「バンデ・ネレ」「ヴェスヴィオ」「マタパン」「ボルザノ」 コルバー防衛隊所属艦艇の一。「インペロ」と共にタイラー艦隊に挑むが、三式弾によって機関を停止させられ、降伏した。 戦艦「筑後」 タイラーが集めてきた、アシュランに対する叛乱軍主力艦隊の旗艦。指揮は司令代行のヤマモトが行う。 ポケット戦艦「リュッチェンス」 タイラー艦隊ハイフェッツ部隊所属艦艇の一。地球近傍にて遊弋中にアシュラン艦隊の奇襲を受けた。撃沈直前に「サヨナラ」を打電し続けた。 戦艦「マラー」「ダントン」「ナチョナーレ」・巡洋戦艦「ライオン」・空母「イーグル」 ザンギエフ艦隊所属艦艇の一。地球軌道上での戦闘でアシュラン艦隊に撃沈された。なお、これらの艦名は小説『新戦艦高千穂』に登場するA国・B国艦隊のパロディである。 戦艦「ミシガン」「メイン」「ケンタッキー」 アシュランに対する反乱軍艦隊の一。火星沖でアシュラン艦隊に撃沈された。 究極戦艦「樺太」 アシュランへの切り札としてタイラーがヒラガーに開発させた超々々々々弩級戦艦。艦番号「NCC-EXG1」。ラアルゴンと停戦・軍縮条約(アスキルト条約)が結ばれた後、その「『全長1000m以上』の艦を保有してはならない(正確には建造も禁止されているが、代替建造の名目でクリアされることもある)」という条項の裏をかいて作られた艦で、全長999m、全幅8500m。あらゆる武装・外装・内装が「横向きに設置」されており、「進む際も横向き」。 「信濃」の無限粒子砲を上回る兵器・拡散無限粒子砲をはじめとする多数の武器を備えており、たった一隻でアシュラン艦隊を大混乱に陥らせた。 富士見版の挿絵では、宇宙戦艦ヤマトや大和型戦艦に似た形状になっている。 兵装 主武器:拡散無限粒子砲1門 主砲:フェーザー3連砲塔256基 中間砲:フェーザー3連砲塔1500基 副砲:高出力レーザー単装砲塔8800基 補助砲:レールガン単装砲塔12000基 対空砲:フェーザー連装砲塔5980基 対空機関砲:8連装フェーザー・ポムポム砲40000基、同4連装9600基 光子魚雷発射管:128バンク 対空ミサイル:16連装ランチャー1700基 戦艦「伊予」 惑星連合所属艦艇の一。特使であるタイラーを乗せ、惑星ベヒモスへと親善訪問に赴く。「樺太」などより優美な艦形をもち、戦闘の必要がないという理由から白く塗られていた。アザリンはこれを「戦艦も化粧してもらって嬉しそう」と称していた。 戦艦「ジュリーニ」「ジュッサーノ」「セビリア」 ザンギエフ艦隊所属艦艇の一。「インペロ」にしたがってイサム討伐の任に就くが、タキオン魚雷の逆劇を受けて沈没した。 戦艦「常陸」 フジ参謀長率いる反乱軍(イサム艦隊)討伐艦隊旗艦。艦艇そのものを弾丸とする無人艦特攻作戦の前に撃沈した。 空母「インプローバブル」 第九機動部隊所属艦。イシプロンでの戦いにおいて、ジェールダン中尉が艦載戦闘機部隊の指揮官となった。 空母「雲鶴」 コジロー・サカイらが初陣を飾った戦いの母艦。全長800mを誇る大型空母。のちに撃沈される。 空母「沖鳳」 「は号作戦」(カイテ沖会戦)に参加するがパンゲワン隧道で撃沈される。この戦いでサカイの同期だったスギタ上飛曹が戦死。 空母「蒼隼」 バウラル航空基地から転属となったサカイの母艦。アンダーソン司令長官直属。オメガ泊地攻撃作戦に参加。 空母「コンステレーション」「インクレティブル」「金竜」 レグルス会戦に参加した軍艦の一。コンステレーションは轟沈、インクレティブルは機雷に接触してダメージを受け戦列から脱落、金竜は大破炎上し味方の駆逐艦によって処分された。 空母「蛟龍」「鳳鷹」 ミフネ艦隊所属艦。汎アルデバラン会戦にてフレッチャー准将が指揮していたが、ラアルゴン艦隊の集中砲火を受け「鳳鷹」が撃沈された。「蛟龍」の艦長はノムラ大佐、「鳳鷹」の艦長はヤマグチ大佐。 空母「紅鶴」 プロキオン会戦に参加した艦艇の一。集中攻撃を受け、人工重力制御軸に狂いが生じ(傾いた状態になる)、撃沈直前に搭乗員サカイ少尉を脱出させたあと敵駆逐艦を道連れに爆沈した。 空母「蒼鶴」 カノープス会戦に参加した艦隊の一。サカイとシラギクが乗艦していた。 空母「白竜」 カノープス会戦に参加した艦隊の一。艦載していた「藍雲」が発信した「我ニ追イツク『ばはむーと』無シ」の電文が有名になった。 護衛空母「ジャマイカ・ベイ」 輸送船に飛行甲板を設置しただけの急造艦。アスキルト条約に抵触しないため、大量に建造されたタイプ。スピカ宙域にてラアルゴン艦隊(に偽装したアシュラン部隊)に撃沈された。 正規空母「飛鶴」「翠竜」「伏竜」「蒼鳳」・軽空母「千尋」「飛隼」 ミッドウェー会戦に参加したタイラー艦隊の所属艦。この内「伏竜」が撃沈され、「翠竜」が大破した。 軽空母「鈴鹿」 ミッドウェー会戦に参加したタイラー艦隊の一。艦長はキタガワ大佐。巡洋艦を改装した艦で、防御能力は低い。ラアルゴンのミッドガルド攻撃機の攻撃を受け、補給中のハナー姉妹を発艦させたのち轟沈した。同型艦「伊吹」もミッドウェー会戦に参加している。 特設護衛空母「雷鷹」 ミッドウェー会戦に参加したタイラー艦隊の一。搭載機数36機。空母予備艦として建造された潜水母艦「神鯨」を改装した艦であり、正規空母と比べられる戦力にはならなかった。ミッドウェー会戦には同型艦「迅鷹」「白鷹」「昇鷹」と共に参加し、うち「昇鷹」が撃沈された。 空母「翔龍」・巡洋艦「鞍馬」・駆逐艦「あわゆき」 タイラー艦隊ハイフェッツ部隊の所属艦艇。地球近傍で遊弋中にアシュラン艦隊の奇襲を受け、撃沈された。 空母「鳳凰」 アシュランとの決戦に投入されたタイラー艦隊の一。飛行隊長コジロー・サカイ。 アニメ版での参謀本部旗艦。肥前を上回る全長1.5kmもある巨大空母で、フジ中将が乗艦しており、艦内には手術室や軍法会議場、処刑場などもある、一種の移動要塞である。 空母「藍鳳」 タイラー討伐艦隊の一。サカイが乗艦していた。 砲艦「磐手」 ラアルゴンの要塞攻略のため、搭載する戦艦「信濃」に先んじて完成していた無限粒子砲を曳船で移動可能にしただけのもの。全長800m。「磐手」という名称もこの時だけの便宜上のもの。機動性も防御力も皆無だが、射程は冗談のように長く攻撃力はべらぼうに高い。要塞に停泊していたラアルゴン艦艇を(着弾修正のため要塞に肉薄していた海兵隊ごと)ほぼ壊滅させた。作戦終了後に解体され、無限粒子砲はデータ解析の後に改良され、信濃に搭載された。 鹵獲した「メルバ」のこと。惑星連合宇宙軍を混乱状態に陥れた攻撃力に期待されたが、鹵獲前に加圧機が焼き切れていたため期待通りの性能を発揮せず、後に探査艦に改装されてジェーン探査に使用された後にラアルゴンに返還された。 自動攻撃惑星システム(小説外伝4巻では「自動攻撃衛星システム」) 小説4巻で初登場。莫大な費用をかけて太陽系の防衛システムとして建造された、2個1組で構成される球形の人工天体。直径200km。「丸」兵器とも呼ばれる。主兵装は2つの巨大な質量の干渉により発生する力場を利用し、一撃で恒星をも撃破することが可能な高出力のエネルギー粒子砲である。しかしそのエネルギー蓄積に3日かかるのが欠点で、その間は通常兵器で対応するしかなくなってしまう。 太陽系には4組配備されており、冥王星軌道上に「ソドム」「ゴモラ」、海王星軌道上に「スコル」「ハーティ」、天王星軌道上に「ヘルター」「スケルター」、土星軌道上に「満珠」「干珠」が配備されている(このうち「満珠」「干珠」はアシュラン戦役のラストでタイラーの作戦に使われる)。他に試作タイプの「ドグラ」「マグラ」が存在したが、惑星ホロシリへの試験配備後反乱に利用されてしまう。 強襲揚陸艦「サイパン」 艦長ボブ・キーナン。接舷チューブを用いて敵艦隊に強行接舷し、そのまま移乗攻撃を行うのが基本戦法である。汎アルデバラン会戦に参加した後、ラアルゴンに殺された(という誤報)タイラーの弔い合戦に投入された。その後もタイラー艦隊に所属し、活躍する。 強襲揚陸艦「コレヒドール」「クェゼリン」 ミフネ艦隊所属の一。陸戦隊指揮官ボブ・キーナン。オメガ泊地攻略戦に投入され、ドームバリヤー発生装置制圧に従事。その後、磐手の無限粒子砲照射の巻き添えで撃沈された。 強襲揚陸艦「ガダルカナル」 艦長ボブ・キーナン。ラアルゴンの大統領として惑星連合に宣戦布告したタイラーを迎え撃つため編成された艦隊の一。 潜宙艦「伊-八〇〇」 航続距離を犠牲にして、徹底的にステルス性を追求した軍艦。その高ステルス性から「亜空間に潜行する(後の潜宙艦がこのタイプ)軍艦」と誤解されがちだが、あくまで「発見されにくい軍艦」である。 オメガ泊地攻撃に先立ち、パンゲワン隧道閉塞作戦の成否を確認するため投入される。コジローとヴィッキーが搭乗している藍雲を発艦させたのち、撃沈された。 潜宙母艦「神鯨」 航続距離の短い潜宙艦への補給や潜宙艦隊の旗艦を目的として運用される。同時に、大量の空母が必要となった時に最低限の改装で空母となるよう設計された空母予備艦。のちに空母「雷鷹」へ改装された。 オメガ泊地攻略戦に先立ち、潜宙艦伊-八〇〇に補給を行った。 工作艦「琵琶湖」 外伝3巻に名前だけ登場。登場前に撃沈されている。 ラアルゴンとの戦い(特に負け戦)が続いて修理・整備に支障をきたした後方部隊が、「せめて『琵琶湖』があったら修理もスムーズなのに」と愚痴をもらした。 フリゲート艦「ベイリアル」「ベーリング」 アンドレセン指揮下の「海峡(ストレーツ)」級フリゲート艦。全長は200m弱。「フェンリル」と共に「信濃」との模擬戦に挑んだ。双方共に無人操縦によって「信濃」に突入し、「ベーリング」は撃沈されるも「ベイリアル」は信濃の艦舷に突き刺さる事に成功した。 パトロール艦「占守」 タイラー抹殺指令を受けたドナン艦隊がアルデバンラン宙域に赴いた時に撃沈した艦艇の一。全長は約180m。性能は駆逐艦には及ばないが、重力カタパルトと艦載偵察機一機を搭載している。偵察機パイロットのコジロー・サカイおよび軍医ヒデサブロー・キタグチ以外は全員戦死。 パトロール艦「単冠」 フレッチャー指揮下の第二十八護衛艦隊所属艦。 宙雷艇「友鶴」 宇宙歴6970年ころに使用されていた小型艇。艇長はサトー少佐。辺境宙域をパトロール中に隕石と衝突し酸素供給装置を破損、救援が来るまでに酸素が尽きて全員死亡したが、艇内が酸素を求めた乗員によって地獄絵図と化しており、それを恥とされた救援艦によって撃沈処分された。 宙雷艇「朝鳥」 接近するジェーンを観測する探査艦「メルバ」の護衛として、メルバ下部に抱え込まれている小型艇。艇長はシア・ハス=ヤマモト准将。全長200m程度。航続距離が短いこととワープできないことをのぞき、それ以外の性能は駆逐艦に匹敵する。 謎の敵(シード教徒艦隊)の襲撃に対応するためメルバから離れ攻撃に向かうが、艇長が悪阻のためまともな対処ができず、護衛対象であるメルバの陰に隠れるという醜態をさらした。 特務艦「揺天」 アシュラン艦隊の地球接近に際し、迎撃作戦を行うためにフジ大将が乗り込んだ艦。特殊工作部隊所属。 特務艦「明石」「須磨」 「ジェーンは急に止まれない作戦」の要となる軍艦。全長は40km以上で、徳利を縦に二つに割ったような形状をしている。2隻間で火星軌道なみの巨大なワープフィールドを形成することができる。船体のほとんどはワープフィールド発生装置とジェネレーターで構成されており、後述の無限粒子砲を除いて武装は施されていない。 恒星をはさんで反対側にそれぞれが位置するように2隻を配置、ワープフィールドを形成して恒星を所定の位置へ運び、合体(徳利形の艦形となる。同時に無限粒子砲が使用可能となる)して恒星にスーパーノヴァを起こさせることをコンセプトとして設計された。設計者はヒラガーで、「明石」の艦長はタイラー、「須磨」の艦長はヤマモトが務める。 「明石」にはアンドレセンの、「須磨」にはキーナンの脳が移植されており、自動運行モードに入る事によって、機械を操作するよりよほど正確かつ大胆な調整を行うことができる。 パトロール・ボート「はやとり」 安全な宙域の哨戒を任務とする小型艇。艇長はグレッグ・マーレイ・ジュニア中尉。 内火艇 惑星連合宇宙軍艦艇に艦載されている小型艇。極めて脆弱で、通信設備や端末機もごく簡単な物しか搭載されていない。様々な場面で登場しているほか、「畝傍」の調査に向かった「千曲」の艦載艇が、ラアルゴンのタイムワープ実験による「時空の揺り戻し」によって、タイラーたちを乗せて明治時代にタイムスリップしてしまう。 LST 艦艇に艦載される揚陸艇で、大気圏外からの惑星への大気圏突入に使用される。一隻あたり30人の兵員を乗せることが可能。惑星カリオンへの降下作戦においてイサムたちが使用した。なお、LSTとは本来「戦車揚陸艦」の意である。 ソーラーディンギー「わが青春のバラクーダ号」 惑星連合宇宙軍士官学校所属のソーラーディンギー。スキッパー(艇長)はマコト・ヤマモト。学園祭にて銀河産業大学の「不在の騎士号」とレースをする。序盤はリードを奪うもののタイラーの舵さばきに圧倒的差をつけられ、小惑星に衝突しそうになったところを不在の騎士に助けられ、軍の面目をつぶした。
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宇宙一の無責任男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:08 UTC 版)
宇宙暦209年(2202年)に、「ぶちこわしの一週間」と呼ばれる全面核戦争が勃発。複数の大陸が消滅し、人類は約5000年の間、放射能で汚染された地球からの「疎開」を余儀なくされる事になる。
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