重度の精神障害を持つ人に見られる、ごく限られた特定の分野において突出した能力を発揮する人やその症状のことです。1887年に、J・ラングドン・ダウン博士により「イディオ・サヴァン(天才的白痴)」と名付けられ、のち「サヴァン症候群」と呼ばれるようになりました。
その能力については特に規則性や傾向はありませんが、○月×日の曜日をすぐ当てられる、膨大な書籍を1回読むだけですべて暗記できる、一度聞いただけの曲を最後まで間違えずに弾ける、航空写真を一瞬見ただけで描き起こせるなど、異常なほどの記憶力・再現力が特徴といえます。
一般的に男性に多く、また自閉症の人に多く見られます。サヴァン症候群についてはまだ解明すべき謎が多く残されていますが、現在では、左脳の損傷によるという説が有力視されています。
サバン‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【サバン症候群】
サヴァン症候群
別名:サヴァンシンドローム,イディオ・サヴァン
サヴァン症候群
サヴァン症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:17 UTC 版)
「レインマン (漫画)」の記事における「サヴァン症候群」の解説
脳に障害を持つ人々が、特定の分野に限って超人的な能力を発揮する症例。健常者のような日常生活ができない代わりに、常人ではとてもなし得ない驚異的な記憶力や計算能力を持つ。発症者の大半は男性。発症の原因には、脳機能の障害の他に遺伝的な要因もあるといわれる。
※この「サヴァン症候群」の解説は、「レインマン (漫画)」の解説の一部です。
「サヴァン症候群」を含む「レインマン (漫画)」の記事については、「レインマン (漫画)」の概要を参照ください。
サヴァン症候群と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- サヴァン症候群のページへのリンク