能力の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:30 UTC 版)
サヴァン症候群の能力として、主に記憶能力、カレンダ一計算、数学・数字能力、音楽、美術、機械的能力又は空間的能力がある。サヴァン症候群の児童で最も多い能力は「記憶」に関する能力で、次に多い能力が「カレンダー計算」であった。 より具体的な例としては、以下のような例がある。 ランダムな年月日の曜日を言える(カレンダー計算)。ただし通常の計算は、1桁の掛け算でも出来ない場合がある。(ただし簡単なカレンダー計算は軽度知的障害がある自閉症の10人に1くらいはできるとされているのでほとんどの場合はサヴァンではない) 素数と約数を瞬時に判断できる。 航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができる(映像記憶)。 書籍や電話帳、円周率、周期表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。 並外れた暗算をすることができる。 音楽を一度聴いただけで再現できる。 語学の天才で数カ国語を自由に操る。 この他にも様々な能力(特に記憶に関するもの)がみられるが、対象物が変わると全く出来なくなってしまうケースがある(航空写真なら描き起こすことができるが、風景だとできない、など)。 以下の能力については信憑性への疑問が提示されている。[要出典]文献ではESPなどが挙がっていることさえある。[疑問点 – ノート] 100個以上の物の数を瞬間的に把握する能力(以下で述べる映画『レインマン』でも取り上げられた) 10桁もの巨大な素数を言う能力
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