能力の制限と決別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 22:42 UTC 版)
魔法の力には制限が課せられていることがある。使える期間は1年間だけ、秘密を知られてはならない、などの例がある。逆に『ミンキーモモ』(「空モモ」「海モモ」)のように、現世へ枯渇しつつある魔法の力を復興させようと働くこともあるが、健闘空しく、途中で魔法の力が失われてしまい、魔法能力を喪失する事例もある。 魔法少女が特別な力を捨てて普通の女の子に戻ることを望む場合がある。これは、「普通」で「平均的」であることは決して悪いものではなく、ただ「自分であること」が何よりすばらしいことなのだ、という理想を示している。そして『魔法のスターマジカルエミ』(1985年-1986年)の「香月 舞」のように、他者から授かった魔法の力に頼らず、「己の力で夢を叶えるため」に魔法少女を辞める例も多い。 また『奥さまは魔法少女』(2005年)や『美少女戦麗舞パンシャーヌ』(2007年)のように、魔法少女が引退後、成人になった後、何等かの原因で再び魔法少女となる作品もある(中には『魔法少女さんだいめっ』(2018年)の「ぷるりら☆遥奈」みたいに、成人後も引退せずに母親になっても魔法少女を続けている例も)。この場合、魔法少女へ変身する際に自分の正体を隠す必要から起こる夫婦生活や、自分の産んだ子供に対するジレンマなどが主なテーマになることが多い。
※この「能力の制限と決別」の解説は、「魔法少女」の解説の一部です。
「能力の制限と決別」を含む「魔法少女」の記事については、「魔法少女」の概要を参照ください。
- 能力の制限と決別のページへのリンク