サヴァ編とは? わかりやすく解説

サヴァ編

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:04 UTC 版)

北斗の拳の登場人物一覧」の記事における「サヴァ編」の解説

アサム 辺境山岳部にあるサヴァ国王アサムの使う「大乗南拳」は、肉を切らせて骨を断つ一撃必砕の剛拳息子たち基本的に武器を使うが、アサム素手で戦う。国民の前で巨大な牛を真っ二つ切り裂いて国王の力が健在であることを誇示することを慣習としていたが、近年は病のために老い朽ちていく日々だった。 かつては神が捨てた地を平定し建国英雄であり、国民から深く慕われる名君でもある。ケンシロウアサム初め見た際「まだあんな英雄(おとこ)が」と感心していた。だが、愛ゆえに息子3人を素質性格に関係無く序列作らず同等同格兄弟として育てた結果息子たちは3人とも能力的には優秀でも、寛容の心を知らぬ傲慢な性格になってしまい、次期国王後継争い引き起こしてしまっていた。 病に侵される前に討伐出て、敵を一掃することができなかったのは先述後継争いのためである。サヴァの国は、アサムという一枚岩乗った国であり、未だ辺境徘徊する蛮族狙われているこの国の行く末案じアサムケンシロウ心ある人物とみて、親心知らず後継者争い続ける3人の副王を、国が割れることが無きように殺して欲しいと懇願する。そして自身は死を覚悟して蛮族ヒューモ一党討伐出た。 残る力を使い果たしてヒューモ倒した直後アサム想い引き継いだケンシロウ誘いによって和解果たした3人の息子の姿を目にする息子たちに連れられて国に帰還はしたものの、これで安心したのか急激に衰弱していく。カイ新国王の即位式を、前の「王」として壇上からではなくアサム愛したサヴァの民たちの中でサラたちと紛れて祝福しつつ、安らかに息を引き取った。 なお、和解果たした3人の息子の内、カイその場背後から攻撃を受け、致命傷負ったことはカイ自身意志によってアサムには伏せられ、その意を汲んだ弟たち死んだカイ玉座に座らせて新国王の即位宣言したため、最期までアサムが知ることはなかった。 カイ サヴァ王家長兄副王のひとり。長兄であるので王位を継ぐのは自分が当然ふさわしいと思っていた。 他の兄弟同じく大乗南拳」を継承しており、ゲリラ襲撃の際には長剣振るって闘っていたものの、実力国王である父には遠く及ばないケンシロウ相対し瞬時ケンシロウ叩き伏せられ、歴然とした力量の差を見せつけられる。そして、ブコウサトラが共に自らの命を引き換えにしてケンシロウ挑む中、自分の命と引替えに弟2人助命請う。こうして父の想い理解し兄弟の絆を取り戻してケンシロウ救われる弟たちから次期国王の座を譲られ辺境蛮族掃討出た父を迎えに行くが、親子の涙の再会果したのも束の間蛮族に不意をつかれて背後から投げられ命を落とすことになる。 死の間際まで、父を安心させるために平静装い続け、父の目が届かなくなったところで自分深手を負わせた引き抜くが、そのには隣国ブランカ紋章があり、不測の事態感じたカイは息を引き取る前にケンシロウサヴァの国と弟たち守ってくれるよう嘆願する弟たち命数尽きようとしている父のため、死したカイ玉座に座させ国民の前で新国王の即位宣するブコウ サヴァ王家次男副王のひとり。長兄さしおいて自分こそ国王にふさわしいと信じて疑わなかった。 「大乗南拳」の「秘拳銀流陣」「包破鎖万獄」「拷熊甲捨拳」を立てつづけに繰り出してケンシロウ挑むも、片腕一本倒され全く歯が立たなかった。自分たちが井の中の蛙であることを思い知り、自らの愚行を父に詫びるためにサトラ加勢して2人がかりでケンシロウ押さえ長兄カイ自分たちもろとも拳で貫くように訴える。闘いの後はすっかり改心して長兄カイ不時落命後は、旅に出てサトラ国王の座を譲ろうとするが、サトラ先を越され事実上サヴァ新国王となる。 去りゆくサトラの背に「生きて帰って来いそれまで命を賭けてこの国を預かる」と叫んでおり、本人はあくまでサトラ国王として考えているようである。 サトラ サヴァ王家末弟副王のひとり。隣国ブランカ王女ルセリ許嫁サトラ国王の座に固執して兄たち争ったのは、隣国王女を妻とするにはそれなりの地位が必要と考えてのことであった。しかし、ルセリからは涙ながらにそれが過ちであると説かれていた。 彼の大乗南拳双同異太刀」も椅子座したままのケンシロウ赤子扱いにされる。2人の兄と同様に改心至りルセリの涙の意味理解できた。 次兄ブコウサヴァ託した後、ルセリと会うため極北の聖国ブランカへ向かうが、信仰心厚きブランカ今や光帝バラン支配する狂信者の国となっていた。光帝バランルセリ狂愛しており、ルセリ一度は死も決意するが、サトラとの約束信じ拒み続ける。サトラ彼の命を狙うバランとの戦い巻き込まれて行くが、ケンシロウ大きな助力得てルセリ奪回し和解したバランにその愛で彼女を守り抜くことを誓う。 サラ サヴァ王家末子王女蛮族襲われリュウを救う。拳法習得してないようだがボウガン似た武器使いこなしており、ある程度闘い心得持っている。 病にかかった父のアサム気遣い副王である3人の兄が後継争い続けていることに憂えており、強い男を捜すため旅を続けていた。そんな中出会ったケンシロウ援助請いサヴァの国へと導いた優しく思いやりのある性格であり、アサム苦し胸の内察しているなど賢明であるが、国王継承はない模様で、自分サヴァ後継ぎとなることは露程も考慮していなかった。 コドウ アサム側近サヴァの国が建国される前から彼に仕えており、アサム本心知る人物。その活躍功績サヴァの国に生きる多くの者の知るところであり、アサムは3人の息子を殺すと決意した後でコドウに、次の王になれば民も従うだろう後継者の座を託したその後カイ新国王に即位する中でアサムサヴァの国を建国する決意固めたときのことを回想しアサムの死を見届けたダイナ カイの軍の副官次の王になろうと手柄求めカイから、サヴァの国に攻め入った辺境蛮族であるシュタール首領追撃するよう命じられるが、罠にはまり火攻めにされる。 ガイラス ブコウの軍の副官シュタールゲリラ追撃は危険とブコウ進言する聞き入れられず、火攻めにされた。 ヤン サトラの軍の副官功をあせるサトラからの命令で、シュタールゲリラ追撃し火攻め遭うダイナガイラスヤン顛末目撃したアサムは3兄弟対立悲しんだ黒影 アサム愛馬にして、名馬。かつてこの黒影の子馬が生まれたとき、カイ・ブコウ・サトラ3兄弟皆が子馬求めた。だが3兄弟に対して子馬は1頭のみであり、お互いに譲らず取り合いをした結果子馬死んでしまった。結果としてこれが、3兄弟対立の始まりとなった預言者 占い祈祷国王であるアサムに神の意思伝えていた男。神のお告げ結果が「3人の息子決し和解しない」ということだったので、後継者1人だけ選び残りは殺すようにアサム進言するが、不遜な態度災いしてアサム一刀両断された。 ヒューモ 長年渡りサヴァの国を狙っていた辺境蛮族の頭。病で余命幾ばくもないアサムが、死ぬ前に討伐ようとした宿敵アサムと息子たち侮辱したため、怒ったアサム一撃粉砕される。

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