てい‐じょしょう〔‐ジヨシヤウ〕【丁汝昌】
丁汝昌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 08:32 UTC 版)
丁汝昌(てい じょしょう、テイ・ジョシャウ、1836年11月18日〈道光16年10月10日〉 - 1895年2月12日〈光緒21年1月18日〉、原名は先達)は、清朝末期の軍人である。字は禹廷、号は次章。初めは太平天国の乱に反乱側として参加したが清朝に帰順してからは李鴻章の下で働き、後に北洋艦隊の提督になった。日清戦争中に艦隊戦敗北の責任をとって自決。
- ^ 千総:緑営の下士官で正六品官
- ^ 提督総兵官:その省の緑営軍官を束ねる長官で従一品官。清代の「提督」は特に海軍に限定したものではない。
- ^ 「協勇巴図魯(協勇バトゥル)」:バトゥルとは満州語で「勇者」の意。その人にちなんだ称号(この場合は「協勇」)を添えて満州族では特に武功があった者に対して勇者称号として与えた。
- ^ 提督:正式名称は「水師提督」。前述の提督と同位官で、この場合の提督は「艦隊司令長官」の意味である。
- ^ 小島直記『小説三井物産』によれば瀬戸内海遊弋中、周囲に展開する段々畑を見て、丁汝昌は「丘の中腹を耕すがごとき貧窮の小国が、沃野無辺の大清帝国に戦を挑むがごときは笑止なり」と日本を嘲笑ったという。
- ^ 大橋須磨子長谷川時雨、青空文庫
- ^ これ以降北洋艦隊は軍艦の追加購入を行っていない。
- ^ 艦隊温存策:予算不足の北洋艦隊は既に広東艦隊から巡洋艦を借り受けて編入しており、北洋艦隊が万一壊滅した場合には清の制海権を守る艦が残っていなかったために温存したといわれる。
- ^ 栄成:現山東省威海地級市栄成市。山東半島の先端。
- ^ “韓国船沈没で見えた日中韓「水兵」の差”. 産経新聞. (2014年5月7日). オリジナルの2014年5月8日時点におけるアーカイブ。 2014年5月8日閲覧。
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