海戦前の動きとは? わかりやすく解説

海戦前の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:16 UTC 版)

黄海海戦 (日清戦争)」の記事における「海戦前の動き」の解説

大本営の「作戦大方針」では、海軍が清の北洋艦隊掃討制海権掌握を担うとされていた。しかし、持久戦西洋列強介入講和持ち込みたい李鴻章は、北洋艦隊丁汝昌提督対し近海防御戦力温存指示していた。そのため、海軍軍令部長樺山資紀中将仮装巡洋艦西京丸」で最前線黄海まで偵察にでるなどしたが艦隊決戦機会中々めぐまれなかった。 1894(明治27)年9月16日仮根拠地(朝鮮半島西端チョッペク岬の北東)に停泊していた連合艦隊本隊第一遊撃隊北洋艦隊出撃情報得て艦隊決戦目指し17時出港し海洋島針路をとる。これに砲艦赤城」および「西京丸」が随伴する赤城は浅吃水利して沿岸島嶼捜索するため、また西京丸軍令部部長樺山資紀、同参謀長伊集院五郎中佐らを乗せて諸般状況観察のためだった一方北洋艦隊9月16日1時近く陸兵4,000人が分乗する輸送船5隻を護衛するため大連湾出港した。大狐山での陸兵上陸支援した北洋艦隊は、翌17日午前から大狐山沖合訓練をしていた。 午前10時すぎ、北洋艦隊索敵中の連合艦隊遭遇した(両艦隊とも煙で発見)。連合艦隊は、第一遊撃隊司令官坪井航三少将率いる4隻が前に旗艦吉野」「高千穂」「秋津洲」「浪速」の順)、連合艦隊司令長官伊東祐亨中将ひきいる本隊6隻(旗艦松島「千代田」厳島」「橋立」「比叡」「扶桑」の順)が後ろになる単縦陣とっていた。(ほかの2隻、樺山軍令部長乗せた西京丸」と「赤城」は本隊後方の西寄り追従予定異なり戦闘巻き込まれた)。一方北洋艦隊丁汝昌提督リッサ海戦においてヴィルヘルム・フォン・テゲトフ提督用いた横列陣にして日本艦隊迎え撃った。(艦隊右翼より「楊威」「超勇」「靖遠」「来遠」「鎮遠旗艦定遠」「経遠」「致遠」「広甲」「済遠」。この他北東遠方遊弋していた別働隊平遠」「広丙」「福龍」「水雷艇第一号」がいた)

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海戦前の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 17:06 UTC 版)

スパルティヴェント岬沖海戦」の記事における「海戦前の動き」の解説

MB9作戦」も参照 11月24日から25日の夜、サマヴィル中将指揮するB部隊巡洋戦艦レナウン空母アーク・ロイヤル巡洋艦2隻、駆逐艦9隻)、F部隊巡洋艦2隻、駆逐艦1隻、コルベット4隻、輸送船3隻)がジブラルタル海峡通過した26日マルタからD部隊戦艦ラミリーズ巡洋艦3隻、駆逐艦5隻)が出航しジブラルタル向かった11月26日ジブラルタルからの船団攻撃のためイタリア艦隊ナポリから出撃した。戦艦ヴィットリオ・ヴェネト」、「ジュリオ・チェザーレ」と重巡洋艦ボルツァーノ」、「フィウメ」、「ゴリツィア」、「ポーラ」、「トリエステ」、「トレント」および駆逐艦多数擁する強力な艦隊であった11月27日から28日の夜、イタリア水雷艇シリオ (Clio) 」がD部隊発見した。「シリオ」は雷撃おこなった命中しなかった。

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